東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

モネ「睡蓮」をアサヒグループ大山崎山荘美術館で見る。

2024年02月04日 | 展覧会(西洋美術)
 アサヒグループ大山崎山荘美術館を初訪問する。
 
 
 JR京都線の山崎駅から徒歩約10分。
 徒歩約10分だから、距離的には近い部類だけれど、行きの上り坂、帰りの下り坂がきつい。
 このため、阪急大山崎駅・JR山崎駅・美術館間を20分間隔で無料送迎バスが運行されている。しかし、①昼休み時間の4回分は運行がない、②バスを使っても、停留所から美術館までは「ゆるい」とはいえ300mの上り坂がある、と容易ではない。
 私は、往復徒歩とするが、かなりこたえる。特に帰りは、落ちていくような感じで歩かされる。
 
 
 大阪中之島美術館「決定版!女性画家の大阪」鑑賞のあと、もう一つどこか寄ろうと考える。
 2つの展覧会が開催できる大阪中之島美術館のもう1つの会場は「テート美術館展」が終了したばかり(次の「モネ 連作の情景」展はまだ上野で開催中)。国立国際美術館も展覧会の狭間の休館中。中之島香雪美術館やあべのハルカス美術館は刀剣やファッションの展覧会と興味薄。京都や奈良の美術館・博物館に行くには時間的余裕なし。
 結果、常設展示でモネ作品を見ることができるはず、新大阪駅と京都駅の間にあるので時間的に好都合、と以前から気になっていた大山崎を選んだもの。
 
 
 開催中の企画展「藤田嗣治 心の旅路をたどる - 手紙と手しごとを手がかりに」(12/16〜2/25)については、形だけ一回りする。そこそこ来館者がいる。
 
 そして、モネ作品が常設展示されている、安藤忠雄設計の「地中の宝石箱(地中館)」に向かう。
 
✴︎美術館HPより借用
 
 
 地中館の展示室には、6点の作品。
 
モネ《睡蓮》1914-17年、200×200cm
モネ《睡蓮》1914-17年、150.5×200cm
モネ《アイリス》1914-17年
ルノワール《ココの肖像》1905年
モディリアーニ《少女の肖像(ジャンヌ・ユゲット)》、1918年、91.5×60.5cm
ピカソ《肘をつく女》、1902年
 
 もっぱらモネの大装飾画の習作である《睡蓮》《睡蓮》《アイリス》を観る。
 
 人は来ても長居することなく去っていく状況下、のんびりと観る。色の塗り重ねに注目して観る。画家の眼は不思議だ。
 
 
 モネは今回3点の展示だが、美術館は、何点所蔵しているのだろうか。
 
 美術館HPで紹介されているモネは5点。
《睡蓮》1907年、90×93cm
《睡蓮》1914-17年、200×200cm★
《睡蓮》1914-17年、150.5×200cm★
《エトルタの朝》1883年、65×81cm
《日本風太鼓橋》1924年、89×93cm
 
 私の訪問時は、★印の2点が展示、他3点は非展示。逆にHPにない作品1点が展示。
 
 ある方のブログによると、8点あるという。
 また、モネ以外にも、シニャック、クレー、ルオー、ミロなどを所蔵しているようだ。
 それらが一堂に展示される機会を捉えて訪問する必要があるなあ。
 
 
 こうして滞在予定時間が過ぎ、退館する。
 
 
 美術館の建物、庭園、高台からの景色はほぼスルーし、ましてや美術館周りの観光スポットには寄らず、JR山崎駅へ。そして京都駅から新幹線で東京に戻る。


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