府中市美術館で、「与謝蕪村」展の鑑賞時、会場の最後のところに置かれている黄色いチラシを見てびっくり。
今夏、「へそまがり日本美術」展が札幌で開催される。
へそまがり日本美術
禅画からヘタウマまで
2021年7月17日〜9月1日
北海道立近代美術館

府中市美術館の毎年恒例の「春の江戸絵画まつり」第15弾(まだ春の江戸絵画まつりと冠する前の展覧会を含む)として、一昨年(2019年)開催された展覧会。
当時たいへん評判となり、入館者数も同美術館として開館以来の最高数を記録したという。私自身も3回ほど訪問している。
それから2年数ヶ月経って、「春の江戸絵画まつり」史上初めてとなるらしい他館巡回。
あの「へそまがりな感性が生んだ絵画」「破壊力のある作品」「奇想の画家」「上様の絵画」などが再集結。
100%同じ作品を集めるのは厳しいと思うが、チラシを比較すると、府中市美版の掲載図版21点のうち17点が北海道立近代美版にも掲載されている。
(なお、「新発見」表示は府中の時からの継続表示。)
また、札幌展特別仕様として、「蠣崎波響や片岡球子など北海道ゆかりの作品」が加わるという。
面白そう。
会期は、(先行き不透明だが)東京オリンピック・パラリンピックと被るなあ。マラソン・競歩は札幌でやることになっているのだよなあ。
観覧料は・・・、なるほど、標準的な水準だ。府中の観覧料が特別に抑えられていることを認識する。
図録は、講談社から一般書籍として刊行されていたが、札幌展用にはどうするのだろうか。
さて、府中市美術館の今年の「春の江戸絵画まつり」、現在開催中の「与謝蕪村」展も、非常に見応えのある展覧会である。
与謝蕪村
「ぎこちない」を芸術にした画家
2021年3月13日〜5月9日
府中市美術館
また、今秋開催予定の「動物の絵 日本とヨーロッパ」展も、春の江戸絵画まつりの総集編・特別編という感じで、昨年開催予定が1年延期になっていることもあって、楽しみである。
開館20周年記念
動物の絵 日本とヨーロッパ
ふしぎ・かわいい・へそまがり
2021年9月18日〜11月28日
府中市美術館