和巧絶佳展
令和時代の超工芸
2020年7月18日〜9月22日
パナソニック汐留美術館

タイトルの「和巧絶佳」。
「和」は日本の伝統文化の美、「巧」は手わざの極致の美、「絶佳」は工芸素材の美を意味するらしい。
1970年以降に生まれた作家12人による「日本の美意識に根ざした工芸的な作品」110点強が、「和」「巧」「絶佳」の3章立てで展示される。
作品は全て写真撮影可。
以下、特に楽しんだ5人の作家の作品の画像を掲示する。
桑田卓郎(1981年)
ポップな色彩の茶碗。


深堀隆介(1973年)
アクリル絵具と透明樹脂を用いて描いた立体的な金魚。


髙橋賢悟(1982年生)
アルミニウムの現物鋳造による、メメントモリ。



山本茜(1977年生)
ガラスで截金を挟み溶着させる截金ガラスによる、繊細な模様の世界。



佐合道子(1984年生)
陶器による、海の中の生物のようなもの。


2017年の三井記念美術館「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」展で見た現代の超絶技巧作品は、「技巧」を主に楽しんだが、本展では、技巧が基盤にありつつも「美」を主に楽しむ。