goo blog サービス終了のお知らせ 

ホリスティックな学びとケアへの誘い

あらゆるひと・もの・こととのつながりとつりあい、つつみこみ、つぎ/つづけられるでしょうか❤️

東芝、脳の「海馬」を模倣するハードウェア開発 一部神経細胞機能の再現成功

2019年05月27日 04時58分32秒 | 科学コミュニケーション

東芝、脳の「海馬」を模倣するハードウェア開発一部神経細胞機能の再現成功

2019年05月27日 00時00分 公開

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/27/news042.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook

東芝は、脳の「海馬」の中でも空間認知をつかさどる一部の神経を模倣するハードウェアを米ジョンズ・ホプキンス大学と共同で開発し、脳での神経細胞とほぼ同じ反応を電子回路上で再現したと5月27日に発表した。東芝は「同種の実験結果は過去に例がない」としている。

 米大学の研究チームが開発した、脳の神経細胞を忠実に再現する神経細胞回路設計技術や神経細胞の制御技術を基に、東芝がハードウェア上に回路を実装した。

 模倣したのは、海馬の中でも空間認知をつかさどる「場所細胞」と「格子細胞」。ネズミの海馬研究の中でもさかんに研究が行われている分野で、既存の論文から模倣に必要なハードウェア構成などを組み立てた。

 東芝は、神経細胞を表すハードウェアをアナログ回路で構成。制御回路はデジタルであるFPGAだが、アナログ回路で神経細胞を模したのは「脳内の情報伝達は神経細胞のアナログ処理が発する電気的信号でやり取りされているため、忠実な模倣にはアナログ処理により神経細胞を再現することが必須」(同社)だからだという。ハードウェアの大きさはA6サイズに収めた。

 このハードウェアで実験したところ、場所細胞が脳内で起こす現象を電子回路上で再現できたという。

 同社は脳機能を再現するための研究を進め、自律移動型ロボットの小型化などへの活用に役立てたいとしている。

 研究成果は、IEEEの国際学会(札幌市、5月26日~29日)で29日に発表する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

 


科学コミュニケーションの場となった特別講義

2012年12月01日 08時07分01秒 | 科学コミュニケーション

【越境する教育学の創成】

2012/12/01 11月29日(木)1限、「教育ネットワークの構築方法」朝一特別講義、第2弾を行いました。

過日、ご案内したように、福島学院大学の酒井創氏にお越しいただき、講演「情報教育のノットワーカーから学ぶ~大人のための情報教育?~」をして頂きました。

この特別講義は、講師の方にすべてお任せする講義ではなく、事前に受講生の中からコーディネーターを決め、講義内容を講師の方と何度も打ち合わせを行い、当日を迎えるという試みです。

まさに、ノットワーキングknot working体験を通して教育ネットワークの構築方法を学んでゆく授業です。

今回は、酒井先生は、コーディネーターのK.Mさん(現職教員学生)がこれまでの実践知の中から抱いてきた情報教育に関する疑問や質問を受け止められ、それを11の問いに整理され、それへのレスポンスというかたちの講義をしてくださいました。

この特別講義は、高度化するICT活用と学校現場との落差をつなぐ、まさに、科学コミュニケーション*の授業になったようです。

酒井先生とK.Mさんにこころより感謝いたします。

*科学コミュニケーションとは、科学者が専門とする科学を子どもや学生・市民(異なる専門性を有する研究者を含む)の抱く素朴な疑問分からないという思い(違和感・反感・嫌悪感を含む)を踏まえて分かりやすく伝えること。

また、専門性を持たない子どもや学生・市民(異なる専門性を有する研究者を含む)が科学者に素朴な疑問や分からないという思い(違和感・反感・嫌悪感を含む)を科学者に伝えてゆくこと。

すなわち、科学コミュニケーションとは、科学をめぐる基礎的基本的な知識・概念・スキル・リテラシー・コンピテンシーの共有化をめざす双方向性のあるプロセスのことを言う。

(成田による生成途上にある暫定的定義2012.12.1)

なお、科学コミュニケーション(科学技術コミュニケーション)については、北海道大学の科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)の活動を参照されたい。

http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/costep/