2022年秋公開
新海誠監督の言葉を聴き拾う
8:24あたり〜
今、つくるべきは
今、もしかしてお客さんが観みたいのは
いろいろな可能性をどんどん開いてゆく物語ではなくて、
ひとつひとつの散らかってしまった可能性を
もう一度きちんと見つめて
あるべき手段で
きちんと閉じてゆく
そのことによって次にすすむ進むべき新しい場所を、
ほんとうの新しい場所を見つける
(It's not a story that opens up many possibilities.
See all the possibilities that have been ruined and close it properly by the means you should.
By doing so, you will find a new place to move on, a really new place.:Tentative/Provisional translation by Mr. Narick )
そういういう物語を今つくるべきなんじゃないか
今、お客さまはみた観たいと思っているんじゃないか、
そんなことを考えて
開いてゆくよりは閉じてゆく物語にしたい
というふうに考えました
〜8:57あたり
新海誠さんのこの言葉は、映画づくりのプロセスにおけるPoetic Ethnography に記し残されるべきかも知れない。
やがて、上映されたあと、観客の想い願いが綴られるとすれば、とても意味あるPoetic Coproductive Ethnography となる可能性があるかも知れない。
わたくし/ボク個人としては、「閉じてゆくことで、進むべき新しい場所を見つける」という文脈に並進(Mutual translation)していきたいと思った。(3/1/2022)
成田喜一郎/寺澤満春
Mutual translator/Poetic Ethnographer