Nanの備忘録

大学時代の先輩のBLOGを見て始めました。内容は備忘録と日記ですな。

勝間和代さんの「起きていることはすべて正しい」を読みました

2009年08月03日 23時20分25秒 | 読書
メンタルトレーニングの本と言うことで色々な事が書いてありますがイマイチでした。どこかで読んだ・聞いた・習ったことがある内容が多かったです。ビジネス書をある程度読んだことがある人は同じような感想を持つのではないでしょうか。勝間和代さんの本は、勝間本と呼ばれ人気があるので、期待が大きかったのかも知れません。

ですが、その中でも気になったことが3つほどあったので備忘録として残しておきます。

■1:三毒追放
もともとは仏教の教えで「妬む、怒る、愚痴る」をやめようという考えです。
生活していれば怒ることはあると思いますが、怒っても仕方が無いことも多いです。そんな時には「子供に怒っても仕方が無い」ぐらいの寛容さが必要。あと愚痴を言うと周りが愚痴仲間ばかりになるので、愚痴もやめた方がいいです。また愚痴の多い人とは距離を置きましょう。

■2:良心を持たない人たちが居る
アメリカの統計では、25人に1人の確率で良心が遺伝的に欠落しているらしいです。
これはメンタルトレーニングとは関係ないですが、そんな人たちも居るのだと初めて知りました。知っておいて損はないかと。

■3:本を読むことは先人の経験を疑似体験すること
本を読むメリットは「知らないことを知る」ですが、その他に「ぼんやり分かっていることを言葉や手法の形でまとめてもらう」が上げられていました。まとめてもらうことで、より深く理解できるようになります。


■参考リンク:
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術(Amazon)

「頭のいい説明『すぐできる』コツ 」のまとめ

2009年07月18日 23時30分44秒 | 読書
頭のいい説明『すぐできる』コツ 」を読みました。
個人的に気になったポイントをまとめて備忘録とします。

次の3つが大事なポイントでした。

  1:「大きな情報→小さな情報」の順で説明する。
  2:相手に心の準備をしてもらうために「話の種類を伝える」
  3:人は「正論」では動かない。「お願い」で動く。

2番は、意外と身近なところで体験していることでした。例として
  「それでは社長から一言、乾杯の音頭をお願いします」
が上げられてました。

1~3を念頭に置きつつ、次の3つも絡めるとさらに上手く説明できそうです。

  4:「結論で始まり、結論で終わる」と分かりやすい
  5:「相手に考えさせない。選択肢から選ばせる」
  6:背景情報など重要度の低い情報は、後回しかカットする

5番は「クローズド・クエスチョン」と言い、回答までの時間を短縮できるのがポイントです。

他にも色々なコツが紹介されていますが、まずはこの6つをマスターしたいですね。


■参考リンク
頭のいい説明「すぐできる」コツ 今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)




Google -既存のビジネスを破壊する-

2008年06月07日 23時14分03秒 | 読書
Google -既存のビジネスを破壊する- 」を読みました。OGA先輩に送ってもらった本です。

Googleと言うとPageRank等の技術面に注目しがちですが、この本ではビジネス面に注目しアドセンスなどの広告モデルについて書かれています。

Googleの売り上げの98.8%が広告(アドセンスやアドワーズ)で、検索エンジンの提供などはわずか1%程度しかない点など、目からウロコでした。

技術を上手くビジネスに繋げることに成功したってことなんでしょうね。自分はいまだにプログラムを作ってそれに対する対価をもらう考えから脱却できていないので、まだまだ修行が必要です┐(´ー`)┌

脳はなにかと言い訳する

2007年10月23日 18時19分03秒 | 読書
面白かった本の紹介です。

  脳はなにかと言い訳する 池谷裕二

最新の脳科学を分かりやすく解説した本です。衝撃的な実験が書かれていたので2つ紹介します。


■実験No.1
意志が生まれて実際に行動を起こすまでを調べた実験です。実験は簡単で、好きなときにボタンを押すだけです。このときの脳波をモニターして脳の活動を調べる実験になります。

事前の予想では次のような順番になるだろうと考えられていました。
  (1)ボタンを押す意志が生まれる
  (2)手を動かす脳部位(運動前野)が活動する
  (3)ボタンを押す

ところが実験の結果は違いました。
  (1)手を動かす脳部位(運動前野)が活動する
  (2)ボタンを押す意志が生まれる
  (3)ボタンを押す

なんとボタンを押すと思うよりも前に運動前野が活動を始めているのです!
早いときは1秒も前に運動前野が準備を始めているそうです。

自分の意志でボタンを押したつもりになっているだけで実は違うようです。科学的な見地として、人間に自由意思はおそらくないだろうと書かれてました。


■実験No.2
ヒルを使って意志決定のメカニズムを調べた実験です。

シャーレの底にいるヒルの体を棒でつつくと、つつき方が同じなのに逃げ方が「泳いで逃げる」と「シャーレの底を這って逃げる」の2通りあるそうです。で、その逃げ方の意思決定をどうやっているのか神経細胞をしらみつぶしに調べたそうです。

結果、208番という神経細胞が決定していました。そして分かった事は、その神経細胞の細胞膜に電気がたくさん溜まっている時につつかれると「泳いで逃げる」。逆に電気があまり溜まっていない時につつかれると「シャーレの底を這って逃げた」のです。

つまり刺激がきた時に、たまたま神経細胞がどんな状態だったかによって行動が決まっていたのです!


■自由否定
我々には自由意志がなく、色々な意志や感情が自然に沸いてきます。それだと色々と困ったことが起きるのですが、そうならない仕組みもあります。それが自由否定です。

例えば彼女や奥さんの手料理がマズイと思ったとします。それは自然に脳が発してくるので止めようがありません。それをそのまま口に出せば、相手を傷つけてしまったり、もう手料理を作ってくれなくなったり、相手によってはグーで殴られることもあります。

ですので我々は常識や社会通念などに照らし合わせて、それをすぐに口には出しません。自然に生まれた意志を行動に移さないのです。つまり、自由意志はないけれど、自由否定はできるわけです。

我々は自由否定ができるのでグーで殴られることがないのです。安心してくださいw


■あわせて読みたい(Amazon風にw
  ・進化しすぎた脳 池谷裕二
  ・記憶力を強くする 池谷裕二

私の文章は端折って書いているので読みにくいですが、池谷さんの本は読みやすいです。予備知識なしでも読めるので、上記の話に興味がある方は読んでみてください。

今回紹介した本は3冊全てOGA先輩から贈ってもらったものです。OGA先輩に感謝!



■参考リンク:
  ・池谷裕二のホームページ

99.9%は仮説

2006年06月15日 11時59分55秒 | 読書
竹内薫さんが書かれた「99.9%は仮説」を読みました。

普段の生活で思い込み、常識、前例、先入観、固定観念などに、とらわれていませんか。当たり前と思っていることに、ちょっと疑問をもってみると、物事が違って見えてくる。そんなことを科学を例に挙げて紹介している本です。

3時間ほどで読める、読みやすい本でした。

出版:光文社
ISBN:4-334-03341-5
定価:735円

目からウロコの脳科学

2006年05月19日 16時58分48秒 | 読書
『目からウロコの脳科学』を読みました。

脳科学の本と言うと専門的で素人には難しいイメージがありますが、この本は違います。素人向けに書かれているので、予備知識など無くても読める入門書です。

面白かった内容を1つ紹介します。それは「エイリアンハンド」です。どんなことが起こるかというと、右手と左手がケンカをするのです。具体的には次のようになります。

外出前に服を選び右手で取ると、左手は別の服を掴んで離さない。選んだ服を着ようと右手でボタンを留めると、左手が外してしまう。端から見ていると、あたかも左手に他人の意識が乗り移っているように見えるのです。

この症状は、右脳と左脳を繋ぐ脳梁(のうりょう)に損傷を受けた場合や、病気(てんかん等)の治療で右脳と左脳の分割手術(脳梁切断)を受けた場合に発生します。普段の生活では特に問題ないそうですが、まれに右脳と左脳が違うことを考えて、ちぐはぐな行動を起こすそうです。

ここで考えさせられるのが「意識は1つなの?」です。

意識は複数あり、上位の意識、下位の意識と役目が分かれているのではないか。我々が普段、意識だと思っているのは上位の意識ではないのか。右脳と左脳、各々に下位の意識が存在し、下位の意識からの情報を上位の意識が受け取り最終的な判断を下しているのではないか。上位の意識から切り離された下位の意識がエイリアンハンドを起こしているのではないか?などと勝手に考えてみました。

うーん、読み返してみると、エイリアンハンドの事例を説明するために無理やりな感じが否めないですね(汗)


こんな内容から最新のトピックスまで、まとめてあるオススメの一冊です。

たった7日で株とチャートの達人になる

2006年02月12日 12時00分33秒 | 読書
カブロボを作るために株の本を買いました。
楽天証券で紹介されいた『たった7日で株とチャートの達人になる!』です。

初心者向けの本ということですが、もともと株の右も左も分からないのでなかなか難しいです。
言葉も独特のものがあって慣れるまで時間がかかりそうです。

まずは基本をマスターしてからプログラミングですな。


考える脳 考えるコンピューター

2006年01月24日 15時07分11秒 | 読書

 

ジェフ・ホーキンスの「考える脳 考えるコンピューター」を読み終えました。
今まで忙しくてなかなか読めなかった本です。

知能とは何なのかを真剣に考え直したことが分かりやすく書いてあります。
この本で一番大事だと感じたのは「知能とは記憶による予測の枠組み」だってことでしょうか。

あとは新皮質のアルゴリズム(感覚器から入ってくる色々なパターンを普遍的なパターンとして記憶する方法等)が解明できれば「考える機械」が作れそうだと感じました。
このアルゴリズムの解明にチャレンジしてみます。