ちゃくら お空へ・・・

昨夜から一夜明け…
いよいよお別れの日が来ました。

昨夜は段々冷たくなるちゃくらをずっと撫でていました。
中々寝付けず、ちゃくらを見てると
いつものように寝てる姿…
今にも起きだしそうな、そんな安らかな眠りです。

『ちゃっくん、起きて…起きて…起き…って…』

どうしようもなく涙が溢れてきます。
一晩中ちゃくらに話しかけていました。


そして朝、目覚め、ちゃくらに…
『ちゃっくんおはよう。今日は雨だったのにお天気だね。
　暑いね。涼しくしてあげるからね。』

部屋を涼しくし、旅立ちなのでちゃくらをくるんであげました。


そして嫌だけど、火葬の手配が待ってました。
『個人火葬で10時半にお願いします。』

そして出掛ける支度をし、まだらに話しかけます。

私『まだら～、ちゃくんお別れだよ。』

するとまだらは…

　　↑ちゃくらが眠るゲージを見つめていました。

そしてちゃっくんを抱き、車に乗せ
母を迎えに行きました。

『ちゃっくん、車が嫌いだったね。
　でも、もう嫌だって鳴かないんだね…』

車中、話しかけながら母の元へ。

母も
母『中々寝付けなかった…ちゃくが可愛そうで…』
私『可哀想だけど、仕方ないんだよ。私達よりは長生き出来ないんだから…。』
母『でも、ちゃくは親孝行だね。みんなお休みの日に亡くなるんだから…
　　親孝行な子だよ…ちゃくらは…』

本当そうなんです。
死に目には会えなかったけど、みんなに見守られてる。
最後までいい子でした。

車中、ちゃくらの思い出を語りながら、
車は火葬場へ到着しました。



火葬場まで最後に抱っこです。
痩せてしまったので軽く、そして硬くなっている…
もうこの腕に抱くことは無いんだと、噛み締めながら
火葬場まで一歩一歩歩いて行きます。

『では、この棺の中へ入れてあげて下さい。』

お焼香場には小さな棺が置いてあり、その中へ入れてあげます。

『では、お焼香してあげて下さい。』

私と母で手を合わせます。

『では、最後のお別れをしてあげて下さい。』

もう、私も母も涙…涙です。

私『ちゃっくん…頑張ったね。ごめんね。治してあげられなくて…
　　ちゃっくん…バイバイね。ゆっくり休んでね…』

これが精一杯でした。

そしてちゃくらは荼毘に付されました…



焼けるまで40分間。
去年無くなったあきちゃんにお線香を上げ、


ただただ煙突から出る煙を見つめていました。
ちゃくが空へ上ってく…

敷地内にある納骨堂を見学。
皆さん愛情たっぷりな品が沢山ありました。

2Fへ上がると供養品がありました。
そこでかわいい骨壷カバーを見つけました。
ただの白では何だか寂しいので、お願いしてご購入。

そして40分後、ちゃくらはすっかり骨になって返ってきました。
骨には染みが付いていました。

私『これは薬のせいでこうなるんですか？』
担『いや、薬だとピンクっぽくなります。
　　恐らくこれは血液でしょう。
　　必ずしも真っ白では出てきません。』

そしてちゃくらの骨はとても小さかった…

私『こんなに小さいんですか？』
担『わりかし小さいんですけど、この子は華奢だったんですね。』

足の骨はしっかりしてて、その他はもうポロポロです。
頭の骨も小さく今にも崩れてしまいそうでした。

足の骨を母と一緒に拾い、
後は担当の方に入れて頂きました。

そして骨壷にすっぽり入ってしまったちゃくら…
カバーはかわいいのに入れてもらったので
ちょっとは喜んでくれてるといいな。



そしてちゃくらの為に花を買い、
大好きなお家の中でちゃくらのスペースを作りました。
祭壇ってやつ？
お花にお水にご飯。

ちゃっくんは入院中、殆ど食べれなかったので
沢山食べて・お水も飲んで欲しいな。

今日まで、ちゃくらには沢山の幸せを頂きました。
ちゃくらに感謝です。

ちゃくら…ありがとう。

今日は火葬場に向かう間、
ヨンハの『片思い』韓国語Verをずっと聴いていました。
心に染みて…染みて…

そして、悲しみを分かち合ってくれたチングさん
本当にありがとう。
そして心配かけてごめんなさい。

今夜は空に登ったちゃくらを思いながら…
ヨンハの「片思い」を聴きながら…
手を合わせてあげたいと思います。

そして明日からはまた元気に頑張りたいと思います。