海外出張生活録 ~足りない脳で小難しい事を考えたり考えなかったり~

仕事柄数ヶ月単位で出張に行くので、旅行でその国を訪れたて感じた事ではなく、生活してみて感じた事を書く、ぞ。

先週の土、日曜日の話。

2006年12月01日 | Weblog

ブラジルは結構寒いよ。

長袖が必要なくらい。

それは毎日雨が降ってるから。

しかもね。

思わず「おお!」て言いそうなくらいの土砂降りの大雨。

だから週末の土曜日はサンパウロ市内で土砂崩れで女性が1人死んだらしい。

そんな日に僕はナイトクラブで暴れてました。

 

 

 

 

ニライドって言うティアーゴに言わせれば、テリブルな名前のブラジル人から夜の9時くらいに電話があって、飯食ってナイトクラブ行こうと誘われた。

彼はチビ。

たぶん150センチも無いんじゃないかな。

現在37歳で結婚していて、子供も3人いるらしい。

バイクが好きで、昔は大型バイクに乗っていたらしいけど、今は125CCのバイクで通勤、通学(英語学校)しているらしい。

確かにサンパウロを走るなら、125CCはベストな乗り物だと思うけど、「なんでバイクが好きなのに大型に乗らないんだ?」って聞いたら、7年前に銃で脅されて取られたらしい。

あらま。

ここでは目立っちゃいけないんだね。きっと。

 

 

 

彼と行った店はサンパウロ郊外のオープンカフェバーみたいなところ。

席が9割以上埋まっていたので、味は期待できるかも。

僕は飯は食っていたので、おなかは減ってなかったけど、彼が運動の前の食事は重要ってウルサイので、3種類のチーズが入っているブラジルのピザを注文してみた。

味は僕にとってはちょっとコッテリしているけど、空腹じゃない割にはイケタ。

ビールには最高かもしれない。

それとここでシーシャ(水タバコ)を見つけたので、それも注文してみた。

シーシャと言うのは、アラブ圏でよく見かけるもので、大きな瓶の上に墨みたいなものを乗せて、その煙を一度水に通して長いホースのようなもので煙を吸い込む。

普通のタバコとは全然違うくて、甘い香りがしてリラックス効果もありそう。

それを2人で回しながら、ビールとピザで2時間ほど話し込んだ。

いつも思うんだけど、酒を飲むとなぜか英語が流暢になってくる。

本当に不思議な効果。

明日から酒飲んで出社した方がいいのかどうか悩むくらい。

その後はメインのナイトクラブに行ってきた。

 

 

 

そこのナイトクラブはサンパウロじゃなくて隣の市にあって、30マイル(50キロ)ほど離れているから結構遠い。

ニライドは酔っているから何度も道を間違えて、高速道路をバックで戻ったりしてやりたい放題。

しかも途中信じられないくらいの大雨になって、ニライドのテンションはドンドン上がっていくし。

ハラハラしながらも何とか無事に着いた。

ナイトクラブはサンパウロ市内にも数多くあるのに、ニライドがここは良いからって言うから来たわけだけど、確かにそうかもしれない。

と言うのは、このクソ大雨の中100人以上が並んでいるし。

もちろん店はとっくに開いている。

入場にはIDカードが必要で、僕はそんなものは持っていないので、日本の免許書を出して名前を英語で書いたらすんなり入場できた。

店内はいくつかのスペースに仕切られていて、全部見たわけじゃないけどかなり広い。

その中で僕は普通に、本当に普通に踊っていたのにニライドはやばい。

普段はおとなしくてマジメな150センチが、くわえタバコでビーバス&バッドヘッドのビーバスみたいに、変な踊りをして腰を振りまくっている。

面白すぎる。

おまけに「ヘイ。じゅん。女の子がお前を待っているぜ」なんていいながら、自分はところかまわず女の子の髪の毛を触りまくっている。

僕に女の子を紹介したいのは分かるけど、あまりにもひどいので僕は「ニライド。本当に僕は踊りたいだけなんだ。女の子はいらないんだ」って言っても、まだせっせと髪を触りまくっている。

最後にはこんなに込んでいるのに僕らの周りにはブレイクダンスが出来るくらいのスペースが出来てしまった。

俺らは魚群を追っかけるマグロか?

そんな感じで踊っていると3時くらいに大雨のため停電してしまい、30分くらい待ったけど、直りそうにもないので帰宅することに。

 

 

 

次の日もニライドと昼飯を食って、アジア人街に行ってきたけど、いつものニライドに戻っていて一安心した。

マジでキモかった。

あのときの彼は。