そこから、明日の午前中に計画しているモンマルトル周辺の下調べに行こうと、メトロでブランシュ駅へ。
モンマルトルといえば、映画「アメリ」の舞台になったあたりです。アメリの働いていたカフェやあの八百屋さん、いろいろあります。
ちらっとみるつもりでそのカフェの前まで行き、夕ご飯はメトロで一駅のピガール駅から近くのところを考えていたので、メトロへ。
駅から出てくると、いきなり現地の人に絡まれました。ちょっとこっちへおいでよという感じで。
しかし、そこはなんとか、メトロに乗らなきゃ、とか、お金がないから、とか、いろいろ言ってついて行かないようにしました。
もちろん、逃げ出してもよかったのですが、人通りもあったので、相手も無茶はできないだろうし、いきなり逃げ出すというやりかたより、やりとりの中で相手にあきらめてもらえたら一番すっきりするかな、と思ってちょっと粘りました。
粘ったものですから、向こうも時間の無駄とわかってきたのか、「だめだこりゃ」っという風に両手を広げて去っていきました。
助かったぁ。ほっと一息。そこでちょっと時間使ってしまったので早く晩ご飯にしなければ、とチェックしていたお店はわりと近くにあるのでそこまで。
あたりはまだ明るいですが、高緯度のパリ(北海道より北なんです)なので、実はもうすっかり夜です。8時ごろだったかと思います。
晩ご飯はCHAOBA Cafe。ヴェトナム料理のカフェだそうです。
店内は1階が酒場?、2階カフェ、という感じでしょうか。(フランス的には2階が1階、なんですが。英国もそうだったかな?ヨーロッパは最初の階、が1なんですね。地上は階、じゃないんですね)
ここでもおすすめを聞きました。するとダックがいいという感じだったので、ダックを。
飲み物はお茶で。(カフェではお茶はあまりおいしくないと聞いていましたが、ヴェトナムと聞くとアジア的な連想からお茶がいいかな、と判断)
ところが、そのあと何か店員さんが聞いてくるのですが、よくわからず、何回も聞き返したりしている内に向こうもイライラしてきたのか、「もうええわ!(なぜ関西弁?)」みたいな感じで、たぶん焼き加減の話だったようですが...紅茶のポットを置くのもガチャン!と、カップは投げるようにテーブルに置き、ボナペティ、も投げやりで、やはり料理のお皿はガチャン!という感じで。
おおコワイ;
言葉が通じないというのもちょっと困るときありますね。
しかしまあ、がんばったつもりなんですが、がんばる姿勢よりも実際問題というか、通じるかどうか、コミュニケーションできてるかどうか、という点がここでは大きかったようです。ちょっと勉強になったかな。
せっかくの夕食、気持ちよく食べたいので、そんなことは忘れて、ガランとした店内(中途半端な時間だったのでしょうか。夕食時間には遅すぎ、飲む時間には早すぎ?とか?)で、ベトナムっぽい雰囲気を楽しみながら食べました(写真)。
帰り際にはデリシウー、おいしかったよと言うと、ラディシヨン(会計)の時はブスッとしていた顔も「ああ、デリシウーね」とちょっとフッと笑ったような感じでした。(どういうフッだったのかわかりませんが、ちょっと気が和んだと思いたいところです)
さて、夜も遅くなりそうだしそろそろ帰って明日に備えるとします。
明日は最終日。モンマルトルと蚤の市ですね。
それから少し見逃していたところにも寄りたいし、レボショワールで昼食を食べられるように時間にも気をつけたいところです。