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フランス(17)

2005-08-29 08:22:11 | france
さて、美術館巡りですっかり時間を取ってしまいました。

そこから、明日の午前中に計画しているモンマルトル周辺の下調べに行こうと、メトロでブランシュ駅へ。
モンマルトルといえば、映画「アメリ」の舞台になったあたりです。アメリの働いていたカフェやあの八百屋さん、いろいろあります。

ちらっとみるつもりでそのカフェの前まで行き、夕ご飯はメトロで一駅のピガール駅から近くのところを考えていたので、メトロへ。
駅から出てくると、いきなり現地の人に絡まれました。ちょっとこっちへおいでよという感じで。
しかし、そこはなんとか、メトロに乗らなきゃ、とか、お金がないから、とか、いろいろ言ってついて行かないようにしました。
もちろん、逃げ出してもよかったのですが、人通りもあったので、相手も無茶はできないだろうし、いきなり逃げ出すというやりかたより、やりとりの中で相手にあきらめてもらえたら一番すっきりするかな、と思ってちょっと粘りました。

粘ったものですから、向こうも時間の無駄とわかってきたのか、「だめだこりゃ」っという風に両手を広げて去っていきました。
助かったぁ。ほっと一息。そこでちょっと時間使ってしまったので早く晩ご飯にしなければ、とチェックしていたお店はわりと近くにあるのでそこまで。

あたりはまだ明るいですが、高緯度のパリ(北海道より北なんです)なので、実はもうすっかり夜です。8時ごろだったかと思います。

晩ご飯はCHAOBA Cafe。ヴェトナム料理のカフェだそうです。
店内は1階が酒場?、2階カフェ、という感じでしょうか。(フランス的には2階が1階、なんですが。英国もそうだったかな?ヨーロッパは最初の階、が1なんですね。地上は階、じゃないんですね)

ここでもおすすめを聞きました。するとダックがいいという感じだったので、ダックを。
飲み物はお茶で。(カフェではお茶はあまりおいしくないと聞いていましたが、ヴェトナムと聞くとアジア的な連想からお茶がいいかな、と判断)

ところが、そのあと何か店員さんが聞いてくるのですが、よくわからず、何回も聞き返したりしている内に向こうもイライラしてきたのか、「もうええわ!(なぜ関西弁?)」みたいな感じで、たぶん焼き加減の話だったようですが...紅茶のポットを置くのもガチャン!と、カップは投げるようにテーブルに置き、ボナペティ、も投げやりで、やはり料理のお皿はガチャン!という感じで。

おおコワイ;

言葉が通じないというのもちょっと困るときありますね。
しかしまあ、がんばったつもりなんですが、がんばる姿勢よりも実際問題というか、通じるかどうか、コミュニケーションできてるかどうか、という点がここでは大きかったようです。ちょっと勉強になったかな。

せっかくの夕食、気持ちよく食べたいので、そんなことは忘れて、ガランとした店内(中途半端な時間だったのでしょうか。夕食時間には遅すぎ、飲む時間には早すぎ?とか?)で、ベトナムっぽい雰囲気を楽しみながら食べました(写真)。

帰り際にはデリシウー、おいしかったよと言うと、ラディシヨン(会計)の時はブスッとしていた顔も「ああ、デリシウーね」とちょっとフッと笑ったような感じでした。(どういうフッだったのかわかりませんが、ちょっと気が和んだと思いたいところです)

さて、夜も遅くなりそうだしそろそろ帰って明日に備えるとします。

明日は最終日。モンマルトルと蚤の市ですね。
それから少し見逃していたところにも寄りたいし、レボショワールで昼食を食べられるように時間にも気をつけたいところです。

フランス(16)

2005-08-27 20:31:42 | france
さて、ルーブルですが、イスラム文化の展示(カーペットとかもありました)のところを見ていて、そろそろ戻ろうか、と思ったのですが、歩いている内にどこがどこかわからなくなってしまいました。

そこで、美術館の人に(館内のあちこちにいます)
「エクスキュゼ・モワ、マダム。ウエラ・ソルティ?」とたずねると、仏語であっちと指さしながら、あれこれと説明してくれました。
だいたい身振りでわかったような気がしたので、「メルシー・マダム」と出口へと。


しかし...

どこをどう間違ったのか、なんとぐるっと回ったのでしょう、さっき道を聞いた美術館の人の前に出てきました。

目があってお互いに笑ってしまい、「Once more、please.」と今度は英語で質問すると、付いてきて、と途中の階段のところまで連れて行ってくれて、
「Go Straight, Turn Left」とかなんとか、説明してくれたので今度こそとメルシーとお礼を言って階段を上り言われたとおりに進んでいくと簡単に出口を見つけることができました。

根気強く教えてくれてほんとうにメルシー・マダム、です。

本当に困っているとき、フランスで出会った人たちは言葉がよくわからない日本人観光客にも親切に根気強く教えてくれました。それに例の「役立ててうれしいよスマイル」がみんな素敵でした。

無事、ルーブルを後にし、近くのポンヌフ(Pont Neuf=新橋とはいえパリでも古くからある橋)の丸い出っ張りを見に行こうと歩いていきます。
ポンヌフは部分的に工事中でしたが、例の丸い出っ張りは健在で、観光客らしい人たちもそこで足を止め、セーヌ川の景色を楽しんでいるようでした。

フランス(15)

2005-08-27 15:17:16 | france

ルーブル美術館では、その広さから、とにかく有名な作品(有名ぞろいかもしれませんが)を一目見ようと、オルセーの時同様、もったいないですが、急ぎ足に館内を巡ります。彫刻関係ではミロのビーナスやサモトラのニケ。ギリシャ気分を堪能します。

絵画では人気のモナリザ。人が多すぎて間近でなかなか見ることができません。
気をつけないとスリに遭う、というのも頷ける混雑ぶりでした。

ルーベンスのホールでは、ルーベンスの大きな作品をホール一面に展示してあり、しばらくホール中央のいすに腰掛けて眺めていました。

美術探偵シリーズの小説を読んでいたこともあり、ルーベンスとかフェルメールの作品を見つつ、こういう絵画にまつわるミステリを思いつくというのも、目の付け所がいいのかな、と改めて思いました。もう一度読み返すともっと楽しめるかも知れません。たしか人類学者探偵のシリーズと同じ作者だったと思うのですが。

そんなこんなでこの巨大美術館をうろうろして、エジプト関係のところにいたときのことです。
突然、「Are you Chinese?」と女性二人に声をかけられました。
いや、日本人です、と答えたところ、どうやら、デジカメのバッテリが切れて写真の撮影ができないので、デジカメを手にした同じアジア系の人間が目の前にいたので声をかけてみた、という具合でした。

いくつか撮影してe-mailで送って欲しい、ということです。
いいですよ、と了解したものの、これも、あれも、という感じで次々撮影を頼まれます。
この巨大美術館、撮り出したら果てしないかも?と焦ったのですが、「Last one」とのことで、エジプトコーナーの見所みたいなのを撮っておきたかったようです。
学生さんでしょうか。行動的だなあ、と少し感心しました。いろいろ注文はつけられましたが(もうすこし大きく撮って、とか)嫌な感じではなく、さわやかな人たちでした。

この中国の女性二人は、オランダにいる、とのことで、留学か、仕事なのか、勝手にメールアドレスから類推すると(生年西暦と考えると)大学生か、大学卒業したてか、院生か、というぐらいの年齢だと思うので、世界を舞台に(大げさですか;)積極的に自分の思いをもとに行動できる、というのは見習うべき点だな、と思いました。(日本は遠慮の文化というところもあり、なかなか...そこに美学もあったりするのですが、それだけでもだめなような気もしますし、難しいところです。)

さて、草の根で日中友好を深めたところで(深めるというほどでもないでしょうけれど;)、ルーブルを後にします。

...と行きたいところでしたが....


フランス(14)

2005-08-27 12:37:10 | france
オルセー美術館で予定以上に時間を使ってしまったため、昼食の時間が...

テイクアウトできるパン屋さん、ジュリアンにてサンドイッチ系のテイクアウト。パン屋さん、と一言で言いましたが、「パリでお昼ご飯」でチェックしていたところです。ベストバゲット受賞(というのかな?)らしい人気のパン屋さんだそうです。

なかなかすごいボリュームでチーズもたくさん挟んでいて(さすが本場、おいしいチーズ、と思うのは本場効果の気のせい?)満腹です。

ルーブルですが、とにかく広く、建物が見えてから入り口までかなり歩きました。

やはりあのガラスのピラミッドを撮影しておかなければ、と撮影(写真)。

いよいよ大きな大きなルーブル美術館での芸術作品の数々を鑑賞です。

急ぎ足で回るしかなく、たいへんもったいないのですが、もし次回訪れることがあれば、もっと予習してじっくり回りたいものです。

このルーブルではちょっとした出来事がありました。
いろんなことが起こったパリ滞在でした。

フランス(13)

2005-08-26 06:13:22 | france
サン・ジェルマン・デ・プレ教会を訪れました。
ロマネスク様式だそうです。

教会内部はやはり厳かな雰囲気で、しばらく椅子に座ってその空間に浸っていました。

さて、まだまだパリめぐりし続けないと。

ということでオルセーです。オルセー美術館。
駅舎を改築したあの大きな時計が印象的な美術館です。

しかしながら、じっくり作品を見る時間はないとの判断から、もったいないですが、かなり急ぎ足に回り、とくに見たかった印象派あたりのところをじっくり見る、ぐらいしかできませんでした。

ゴッホの展示とかはやっぱり人気があるようで、その部屋は他のところより人がいっぱいでなかなか見ることができないぐらいでした。

写真は、外から見える時計のうちの一つを美術館内から撮影したもの。

フランス(12)

2005-08-26 06:00:29 | france

次はノートルダム寺院。

Notre Dame=聖母マリアをあらわす固有名詞となっていますが、英語で置き換えると
Our Lady、というところでしょうか。
ということなのでノートルダムという名の寺院は各地にあるんです。パリのはパリのノートルダム寺院、ということになるのかな。

150年以上の時間をかけて建造されたといわれています(最後の完成がいつなのかややこしいですが)。いまいちその長さがピンと来ないかも知れませんが、1163年ごろから建立開始され、1225年に完成したということですが、ファサードを構成する双塔は1250年までかかったそうで、最終的には14世紀半ばぐらいまでかかったそうです。

日本で言うと、保元の乱、平治の乱あたり(1156年、1159年)、鎌倉以前スタートで、最終的には室町時代ぐらいまで作ってたということになるのでしょうか。
スケールの大きな話です。

寺院の中は薄暗く、しかし、ステンドグラスから差し込む光によって幻想的な、厳かな雰囲気につつまれ、その厳粛な空間でしばし時を忘れてたたずんでいました。


写真はメトロからノートルダム寺院に向かう途中に出会ったねこさんです。
道行く人々に「よしよし」とかわいがられていました。


フランス(11)

2005-08-25 18:24:43 | france

次はポンピドゥーセンター。Centre Georges Pompidou。
パイプとガラスで構成された前衛的な建物だそうで、地下2階、地上5階からなり、レストランにショップに映画館に図書館、4~5階には国立近代美術館と、盛りだくさんの内容。
しかし、時間との戦いである今回のパリ滞在。
外から建物を眺めるだけで足早に次の目的地へ。


フランス(10)

2005-08-25 12:42:16 | france
さて、サン・マルタン運河を後にして、次はバスチーユ。

フランス革命の発端になったバスチーユ要塞の襲撃事件の舞台ですね。

駅にはそれ関係の展示があったり、バスチーユ要塞の一部が残されていたりしています。
メトロから地上に出ると、そこは広々とした広場になっていました。

しばらくぐるっと回ってなるほどなぁ、となんとなく納得して(何を?)再びメトロに戻りました。

フランス(9)

2005-08-25 07:09:23 | france
2日目ですが、1日目にあっちこっちと歩き過ぎたせいか、昨日の夕方頃からずっと左足が痛んでいます。1日休めば治るかな、と軽く見ていたのですが、全然治ってないです。
筋肉痛とかの痛みではなく、筋関係の痛み。

帰国して接骨院に行って見てもらうと、炎症を起こしたのでは、ということでした。炎症を起こし始めたときに無理をして歩き続けるとどんどん悪化するので、という話だったのですが、2日目から痛くて左足をかばいながらの探索になってしまいました。

とにかくじっとしているのはもったいなかったので。


この2日目は雨でした。美術館に行く予定だったので、まあ、いいか、と思いましたが、結局、午後から晴れてくれました。

その第2日目のスタートはサン・マルタン運河です。
絵画の題材によくされる、と言われるだけあってきれいなところでした。

しかし撮影のために渡してある橋の階段(歩道橋みたいな感じで架けてある)を上るときはかなり足が痛みました。
階段はきついですね。
メトロの上り下りもきつかったです。

左足さえ使わなければでも、なんとかなるので右足中心で左足をかばいながら、なるべく曲げないような状態でぎこちなく階段は移動しました。

写真はそのサン・マルタン運河の写真。