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くりこま高原自然学校被災状況09

2008-06-20 23:30:59 | 震災 くりこま高原自然学校・耕英地区
執筆者: 広瀬敏通

市、社協、住民、自然学校の4者で運営するボラセンは、事実上、佐々木さんを
中心とする自然学校チームの責任運営となります。これによって、避難所および、
閉鎖状態の耕英地区の再建に向けたボランティアアクションが実行できるようになりました。
今日現在はまだ、ボラセン専用電話など通信手段が無いため、この日報アドレス
hirose@wens.gr.jp が連絡先をかねます。
現地ボランティアを志望する方は、こちらまでお問い合わせください。
また、状況がきわめて流動的なため、ボランティアの活動内容については
特定できないことをご了承ください。

ふたつめの出来事は、耕英地区「全住民会議」が開かれて、被災した耕英地区
全住民が「山に帰る」という強い意志を確認したことです。
これまで、甚大な被害を蒙った耕英地区は陸の孤島となり、復興には膨大な時間と
コストが予想されるため、「廃村」路線が水面下で流されて、避難住民にニ重の絶望感を
もたらしてきました。しかし復興は住民の強い意思があれば「中越・山古志村」の
事例にもあるとおり、地区再建が可能です。
それを信じようという気持ちがひとつになりました。
これには途切れることの無い、わたしたち外部からの支援と連帯感が欠かせません。

この一体感の象徴的な活動として、佐々木さんたちは
『イワナイチゴプロジェクト』というフレーズを使っています。
耕英は日本で始めて野生岩魚の養殖に成功し、現在も養殖場産業が盛んです。
また、高品質イチゴの産地として知られており、いまが収穫最盛期です。
これを諦めるのではなく、ボランティアの力を借りて、収穫、疎開させようという計画です。
この作業には耕英地区に入る必要があるため、すぐに実行するにはまだハードルがありますが、
必ず実現できる手法が見つかるでしょう。
皆さんにはこれらへのボランティア参加もお願いするようになると思いますので、
この日報にご注目をお願いします。

今日行われた(社)日本環境教育フォーラムの総会にはくりこま高原自然学校の
中心スタッフである馬渡氏が出席して、被災状況の報告をしてくれました。
それに応える形で、総会後の交流会費用の全額を寄付することになりました。
こうしたカンパの方法もあるという見本になるでしょう。

昨日開設した『くりこま高原支援基金』は、同校自身への直接支援と
耕英地区再建に向けた活動向けに対象を絞った支援カンパです。
これに寄せられたいくつかのコメントで、『支援金は一口●●円』としたほうが
取り組みやすい、という声がありました。
そこであくまで目安ですが、一口1000円でお願いできればと思います。
会計報告は今後、月単位でご報告します。

取り扱い金融機関⇒「ゆうちょ銀行」
●口座名「くりこま高原自然学校支援基金」
●口座番号  00870-0-134900

NPO法人日本エコツーリズムセンター


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