炭・畑・鶏・田 -七輪生活-

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くりこま高原自然学校被災状況10

2008-06-21 23:37:21 | 震災 くりこま高原自然学校・耕英地区
執筆者: 広瀬敏通

耕英地区の方々が集団で避難している岩ヶ崎伝創館の避難所では情報や支援の声や
見える支援の形から隔絶して孤立している方たちが『ボラセンっていったい何をするところなんだ』
という素朴な疑問を抱えながら、佐々木さんの声に励まされて、全国の人達の支援を信じ始めています。

さらに、被災し疎開している人はすべて避難所に居るわけではなく、雪深い耕英地区では
冬を越すのが困難なために、山麓の町に自宅を構えている人も半分以上居ます。
それらの方々もヘリで急遽、避難させられたために、車も無く、お年寄りは診察も
受けられずに各家で孤独な状態に置かれています。
こうした皆さんの巡回と、話し相手、病院などの送迎もボランティアの大事な活動ですが、
現状は人出が無く手がつけられていません。
つまり、ボランティアのニーズすらまだ掴みきれていないし、被災した皆さんに
存在も知られていません。
早急に人海戦術で基礎的な調査をおこない、震災1週間になる避難生活での心身の傷病を
広げない取り組みが必要です。

今回の震災ではこれまでの阪神、中越、能登など、各地で発生した震災で、全国からの支援の
人手であるボランティアや支援物資という災害現場では当たり前になっていた風景が見られません。
これは地震発生早々に行政による『今回はボラセン設置はしない』と決定された影響がとても響いています。
佐々木さんらの努力でようやく開設されたボラセンにぜひ、皆さんのご協力をお願いします。
ボラセンの申し込みは、まだ、現地でインターネット状況やFAXの状況も無いため、
hirose@wens.gr.jpで申し込みを受け付けます。学生、主婦、自営の方々、
日帰りでも構いません。その場合は出来るだけ午前中に現地においでください。
数日滞在できる方は寝袋など準備しておいでください。

なお、震災数日後までは自衛隊のヘリに乗せてもらって陸の孤島となった耕英地区に
家畜や畑の世話にいけましたが、今はそれも出来ず、鶏、ウサギ、ヤギなどは「自力で生きよ」と
小屋を開け放してきたままです。
とくに岩魚とイチゴというこの地区最大の特産は時間を追って壊滅的な打撃を蒙る心配が出ており、
これを救出する計画を住民たちが独力で検討中です。実行にはボランティアの手も必要です。
この話題については追ってご報告します。

支援カンパをぜひお願いします。一口1000円とさせてもらいました。

取り扱い金融機関⇒「ゆうちょ銀行」
●口座名「くりこま高原自然学校支援基金」
●口座番号  00870-0-134900

NPO法人日本エコツーリズムセンター


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