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くりこま高原自然学校被災状況20

2008-06-30 22:24:41 | 震災 くりこま高原自然学校・耕英地区
執筆者: 広瀬敏通

今年の収穫が出来なくなった場合には、耕英地区の主要産業へのダメージはとても
大きなものがあります。ただでさえ、震災で開拓の集落を維持することが困難な状況を
突きつけられているときに、今年の主要な産品すら駄目にしてしまうことは、経済的な
マイナス以上に、立ち直りへの希望すら断ち切りかねません。
にもかかわらず、イチゴ収穫を「万が一の際には市長の責任になる」(市収入役)とする市の対応は
すでに「人災」の領域といわざるを得ないでしょう。

佐々木さんらが今日、市役所に訪れ、道路工事の進捗や余震が収まってきた経緯
(強制退去措置の根拠は被災翌日の気象庁発表による「今後1週間は震度6弱の余震の惧れがある」
によるもの。すでに被災後2週間たっている)などを含めて、7月5日にイチゴ収穫作戦を行う旨を
伝えましたが、市からは「認可できない」ことを示唆されて帰ってきました。

市による強制避難措置はすでに根拠を失っています。耕英地区では食糧、水、電気、ガスなど
自給体制を持つ開拓の暮らしなため、ライフライン(水、電気、ガス、通信)
の断絶のうち、
通信だけが現在途切れているだけです。これでは生活面にはなんら支障ではありません。
栗原市内との道が途切れていることも、すでに復旧工事が進み、崩壊箇所は一ヶ所を残すのみです。
ここは歩きの迂回ルートがあり、特に危険はありません。しかし、市は、歩いて耕英地区に入ることは
何が起きるか分からないので認められないという姿勢です。
かつて、道路が開通するまでの長いあいだ、開拓の暮らしは徒歩と車の
つぎはぎでした。
これもなんら支障ではないし、危険は車道より少ないはずです。

2日は災害救援のさまざまな民間機関が耕英地区の避難所伝創館に訪れ、効果的な救援の方法について
論議します。これらの流れも踏まえて耕英地区の正念場とも言えるこのイチゴ収穫(救出)作戦の成否も
見えてくるでしょう。

5日当日は東京発7時4分のやまびこ43号で、くりこま高原駅に9時26分着です。
ボラセンから車両を出しますので、作業しやすい服装(スニーカーか長靴、帽子、雨具、タオル、水筒)で
おいでください。
前日の4日から来られる方は寝袋持参で18時までに「みちのく伝創館」
においでください。くりこま高原自然学校の仮事務所で泊まれます。
夕食(夜食)は持参してください。周辺にはコンビニなどもあります。
6日もジャムつくりで多くの人手が必要です。ぜひ皆さんの手をお貸しください。

申し込みは耕英避難所「みちのく伝創館」
「地域たすけあいセンター(ボランティアセンター)」内、
くりこま高原自然学校宛て、お願いします。

【地域たすけあいセンター】(避難所にあるボランティアセンター)
Tel:0228-45-6092
Fax:0228-45-2116 
E-mail:ganbarekurikomakouei@yahoo.co.jp(半角英字で)
励ましメール・FAXをお寄せ下さい。避難所に掲示します。

◆支援カンパをぜひお願いします。
 取り扱い金融機関⇒「ゆうちょ銀行」
●口座名「くりこま高原自然学校支援基金」
●口座番号  00870-0-134900

がんばろう耕英!
がんばろうくりこま!

NPO法人日本エコツーリズムセンター


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