両軍合わせて26安打の乱打戦は、九州共立大に軍配。
明治神宮野球大会の第2日、大学の部1回戦第2試合は九州三連盟（九州六大学、福岡六大学、九州地区大学）代表の九州共立大が、北陸・東海三連盟（愛知大学、東海地区大学、北陸大学）代表の名城大を接戦の末、サヨナラ勝ちで降して準々決勝に進出。
九州共立大はパナソニック入りが決定している110kgの巨漢、4番・片山（4・門司学園）が初回3ラン、5回2ランの2本に加え、1点ビハインドで迎えた終盤8回裏に平良（1・前原）の値千金のソロ弾と3本の本塁打攻勢を繰り出す一方、名城大はスクイズや長打を効率的に重ねて応戦。6回には高木（4・東邦）、山口（4・寒川）のタイムリー、堀井（3・近江）のスクイズで同点に追いつくと、工藤（3・東邦）の3塁打で逆転した。流れが名城大に傾きかけたが、8回裏に九州共立大・平良のソロで同点に。
勝負の分かれ目は9回の攻防。名城大は先頭打者が出塁。スコアリングポジションへ送って、二死2塁から1番・吉浦（4・名古屋国際）が鋭いライナーを放つも、九共大の投手・久保（3・自由ヶ丘）が好捕し得点ならず。一方、その裏の九共大は一死1塁からエンドランを仕掛けると3番・早野（3・自由ヶ丘）がこれに応えて詰まりながらも3塁頭上を越すヒットを放ち、一死1・3塁にチャンスを拡大。名城大バッテリーはこの日2本塁打を放っている片山を敬遠気味に歩かせて満塁策を選択し、一死満塁から望月（4・東大阪大柏原）と勝負。その初球、望月が叩いた打球が坂倉（2・津商）を襲い、投手と捕手間に転がる間に三塁走者が生還して九州共立大がサヨナラ勝ちを収めた。
名城大は先発の栗林（3・愛知黎明）が8回を被12安打（うち被本塁打3）、自責点7と本塁打攻勢を止められなかった。ただ、奪三振も8あっただけに、やや引っ張り過ぎたきらいも。九州共立大は先発の竹本（4・浜松商）が3回持たずに被安打7で降板。岩崎（4・鳥栖工）、久保がなんとか凌いで継投した形。2回戦は日本体育大と対戦するが、竹本が同じような出来だと厳しいか。
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□2017/11/11(土) 第48回明治神宮野球大会 1回戦
名城大 - 九州共立大
神宮球場 試合開始16:41 終了19:09 試合時間2時間28分
球審：元雄／塁審：青木、宮田、萩原／外審：
観衆：8000人
名城大 １０２ ００４ ０００ ７
九共大 ３００ １２０ ０１１x ８
【バッテリー】
（名）栗林、坂倉－山口
（九）竹本、岩崎、久保－緒方
【勝】（九）久保
【Ｓ】
【敗】（名）坂倉
【本塁打】
（九）片山1号3ラン(1回)、片山2号2ラン(5回)、平良1号ソロ(8回)
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■ 第48回 明治神宮野球大会
【高校】
≪1回戦≫
11/10
おかやま山陽高 1-5 創成館高
日本航空石川高 7-6 日大三高
11/11
≪2回戦≫
大阪桐蔭高 4-2 駒大苫小牧高
明徳義塾高 5-3 中央学院高
11/12
聖光学院高 - 創成館高（Ａ）
日本航空石川高 - 静岡高（Ｂ）
11/13
≪準決勝≫
大阪桐蔭高 - Ａ （Ｃ）
Ｂ - 明徳義塾高（Ｄ）
11/14
≪決 勝≫
Ｃ - Ｄ
【大学】
11/10
≪1回戦≫
関西大 1-2 創価大
富士大 4-1 大阪商業大
11/11
九州共立大 8-7 名城大
≪2回戦≫
環太平洋大 5-1 慶應義塾大
11/12
富士大 - 東洋大（ア）
星槎道都大 - 創価大（イ）
11/13
日本体育大 - 九州共立大（ウ）
11/14
≪準決勝≫
環太平洋大 - イ（エ）
ア - ウ（オ）
11/15
≪決 勝≫
エ - オ
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