白々しいホワイト

ほっとけない胡散臭さ

いろいろ言われたのが堪えたのか、ホワイトバンドの売り上げから約2900万円を世界基金に拠出するって、やっと言い出した模様。ホワイトバンド事務局が都内で記者会見し、ホワイトバンドの売り上げから25万ドル（約2900万円）を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に拠出すると発表。9月末の売上金は約9億6600万円。製作費や流通経費を引いた約3億8300万円が「貧困を生み出す構造を変えるため、各国の政策を変えさせる活動」に充てられる、と。

ホワイトバンドの売り上げは9億円超で、その３分の1強だけかいな。しかも、各国の政策を変えさせる活動っていう胡散臭い活動費に充てられるのか。
各国の政策を変えさせる活動って、何よ、と。その活動に投資してもだ、政策が変えられなくても、活動費はなくなってしまうんだよね？
貧困を生み出す構造を変えるって簡単に言うけど…。実際募金として金を送ったとしても、そのように使われるどころか、届いてもないのが今のアフリカなどの現実ってのを、どれくらい把握してんのかなぁ。
もし本当に貧困をなくそうと思うなら、資金援助以上に人的援助、そして貧困地域の意識改革（革命といってもいい）をしなきゃ、ムリ。いつまでも「貧しいから援助されて当たり前」みたいな思考回路にさせてたんじゃ、ムリ。ただ物乞いするだけのルンペンと変わりませんから。
そういう発想というか理念が見えないところを見ると、やはり日本のこの活動は、ビジネスのひとつで、それに陰に隠れて便乗してるのが、自分たちの主張が通らないとキーキー言うNPOの胡散臭い団体なんではないかと思うねぇ。

で、いつも思うんだけど、それほど世界の貧困に目が向くのに、なんで身近にある国内の問題には目を向けないんだろうねぇ。やっぱり、流行？ブランド？オレあたしいいことしちゃってるだろ的なナルシシズムな感情人間が増えたんでしょうか、ね。街中のゴミの汚さをみて、そう思いますよ。マジで。