今年の4月頭、ちょっくら青梅(おうめ)に桜でも見てくるかと散策した時の写真の一部を挙げておきます。
新宿から中央線の青梅線直通電車「青梅特快」を使えば1時間ちょっとで行けてしまう青梅。新宿周辺住まいの自分にとっては同じ東京都でも頻繁に行くこともなく、あまりその街並みを見たことがなかったのですが、昭和の映画看板や昔ながらの店も多く“昭和にタイムスリップしたような感覚”をコンセプトにしているようです。青梅駅の通路には映画の看板があったり、“町はシュールな映画館”と称して旧青梅街道の一部は“シネマチックロード”と名付けられ、同様に懐かしい映画の看板があちらこちらに。
それと“猫の街”という面もあるようで、猫をテーマにしたパロディの映画看板(『ゴジラ』が『ニャジラ』だったり、『風の谷のナウシカ』が『風邪の姉のニャウシカ』、『第三の男』が『第三の猫』だったり)や猫を模したオブジェが至る所に。猫嫌いな自分はそそられないけれど。
また、何故か『天才バカボン』はじめ『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』などを生み出した“ギャグ漫画の王様”として知られる赤塚不二夫の博物館「青梅赤塚不二夫会館」があり(青梅と赤塚不二夫に主だった因果関係はないはず)、赤塚漫画ファンにも楽しめる街並みとなってますの反対の反対なのだ。シェー!
青梅駅からは10~15分ほど歩くと、「Tea Room」という多摩川とガーデニングを眺めながらホームメイドケーキを味わえるティールームがあります。土・日・祝日のみの営業なので、季節や時間帯によってはなかなか混んでいますが、晴れやかな日に行くと優雅な時間が過ごせた気分になります。自分も僅かではありますが、優雅になった気がしました
今回のメインは梅岩寺という寺にある枝垂れ桜。梅岩寺なのに桜なのか、というツッコミはやめていただいて(枝垂れ“梅”もあります)ですね……。梅岩寺は“関東屈指の枝垂れ桜”スポットとして有名らしく、なかなか大きな2本の桜があります。ライトアップもしていて、入口付近の木は市の天然記念物にも指定されているようです。青梅駅の裏手にあって、5分も歩けば行ける近さも嬉しいところ。
梅岩寺は、10世紀(995~998)に宇多天皇の皇子・敦実親王の子である真言宗の僧、寛朝が開山したといわれていて、境内には弘法大師像(空海像)がありました。寛朝は成田山新勝寺を開山する縁となった僧ですね。
ところで、これは“あるある”ネタなのですが、新宿からは同じくらいの時間で行ける青海(あおみ)という場所がありますが、青梅とは反対のベイエリアの台場にある地名・駅名(Zepp TOKYOやパレットタウンの大観覧車がある方)なので、本当に気を付けてください。厄介なのが、検索すると青梅に行く途中の立川には「青海」という居酒屋があったりするのも厄介度を高めているような、いないような。青梅は青海の反対の反対の反対なのだ、シェー!(何ですかその雑なまとめは)
では、その散策時の拙いばかりの写真の一部でも。
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以上です、キャップ。