*** june typhoon tokyo ***

CDゲッター2009(4/24編)

■ 本日ゲットしたブツ

 (情報)アンテナよし! セレクトよし! オレ、うれし! ってことで、公園を素通りして、CD店でプライス・ダウンものを買い漁ってきました。「CDばっかり買って何が悪い!」と裸になって叫びはしませんでしたが、CD購入で散財してるんじゃないのというご指摘に否定することはありません。(汗;)

 ちなみに、このネタの出典(笑)である、SMAP草彅クン逮捕事件ですが、まぁ、騒ぎ過ぎでしょう。って、ネタにしてる時点でなんなんですけれども。鳩山クルックー邦夫が「最低の人間だ」とか言ってましたが(後日発言訂正)、その怒りようから、おそらく、地上波デジタル効果がテレビにとって本質的に成果が上がるとはいえない、見切り発車的に行なわれている地デジ利権プロジェクトで、総務省としては相当の金が動いていることもあって、ただでさえ失敗や悪評は避けたいのに、もー!なんだよ!ってことなんでしょうね。現在だって、TVコンテンツは低質でスカスカなのに、これで地デジになったら、もっとスッカスカですよ。あれですよ、たとえば、プレステが機能が充実した上位機を販売するって息巻いても、結局ゲーム・ソフト会社側がコストを割けずにチープなソフトしか作れず、その性能をもてあますという、あのジレンマですよ。

 ま、そんなことより、ゲットしたブツを書いておきます。
 
ブラックストリート 『LEVEL II』 (BLACKSTREET / LEVEL II)
DAVINA 『BEST OF BOTH WORLDS』
HER SANITY 『XCLUSIVE』
LISALA 『GET IT』
MICHEL'LE 『MICHEL'LE』
NATALI LORIO 『NOIRE』
ジーナ 『オール・オブ・ミー』 (ZENA / ALL OF ME)

◇◇◇

 ブラックストリート『LEVEL II』は、テディ・ライリー率いるR&Bグループの再始動となるドリームワークス移籍第1弾。最近、再々々々くらいにUSJ、いや違ったTDR、違う違う、NWE全然違う……もとい、NJSブームが自分の中にやってきてまして。それで、テディ・ライリーです。黒いです。トーキング・モジュレーター使いのスロー・ジャム「ディープ」やらマイケル・ジャクソン「ヒューマン・ネイチャー」を拝借した「ホワイ、ホワイ」やらとミッド・スロー~スロー系が充実しておりますが、コモドアーズ「ブリック・ハウス」をアレンジし、ミスター・チークスを迎えた「ドント・タッチ」のような活力あるファンクから、それに続く「シーズ・ホット」の流れなどは、テディ印満開という感じです。
 ちなみに、USJ=ユニヴァーサル・スタジオ・ジャパン、TDR=鼠リゾート、NWE=ナムコ・ワンダー・エッグです。(爆)

 2つめは、ダヴィーナ『BEST OF BOTH WORLDS』。デトロイトのハウス・シンガーからメジャーR&Bシーンへと転身した、デビュー・アルバム(1998年)です。しっとりとした質感のメロウなナンバーが、新宿、新大久保、高田馬場、目白押し。ジャズの名曲「Django」をサンプリングした「SO GOOD」やスティーヴィー・ワンダー制作のマイケル・ジャクソン「アイ・キャント・ヘルプ・イット」などが入っております。

 3つめは、モータウンからのフィメール・グループ、サニー、リンズ、クッキーの3人によるハー・サニティのデビュー作。それほど話題にはならなかった……というのが正直なところですが、デスチャ仕事でも知られるロブ・フサリ(Rob Fusari)が「HOW DID SHE KNOW」、最近ではJ・ホリデイ「Ghetto」でも知られるドニー・スキャンツ(Donnie Scantz)が「CAN'T NOBODY」、カイル・ウェスト(Kyle West)が「DON'T BOTHER ME」を手掛けていたりと話題性も豊富。オープナーの「SUGA RAIN」はポップ寄りのガールズ・グループ然としたR&Bですが、それ以降はコンテンポラリーなヒップホップ・テイストのナンバーが揃っています。ロックス(LOX)をフィーチャーしたタイトル曲などはクールですな。

 続いて、リサラのデビュー・アルバム『GET IT』。リサラはニューヨークのソウル・バンド、Burnt Sugarのヴォーカリストで、芳醇なアーバン・ソウルと相性がよいヴォーカルが魅力。クーリーズ・ホット・ボックス(Cooly's Hot Box)のアンジェラ・ジョンソン(Angela Johnson)と親交が深く(自分はアンジェラと近しいというだけで“買い”と思ってしまいますが…笑)、スクラッチをさりげなく導入した「Independence」など(チラッとマリオブラザーズの効果音に聴こえる音も入るんだけど…笑)、都会的な洗練されたナンバーが多数。スティーヴィー・ワンダー「Tell Me Something Good」のカヴァーも収録されています。アンジェラ・ジョンソン『Woman’s Touch』では、「Walkin'」と「Cryin' Over U」ではトリシア・アンガス(Tricia Angus)とともに客演してますな。

 MICHEL'LEのセルフ・タイトル・アルバムは、アトランタ・レーベルからのドクター・ドレ制作モノ(1989年)。オープナーの「NO MORE LIES」からブラコン色満載で、アップとミッド・スロー~スローがバランスよく配置されております。ポーラ・アブドゥルほどエロくファットではないですが、艶やかなファンキー・グルーヴが聴ける良作デス。

 NATALI LORIO 『NOIRE』(ナタリー・ロリオ『ノワール』)ですが、これはフレンチR&Bとでもいいましょうか。ワーナー・フランスのUS盤です。ブックレットがフランス語なので、何が書いてあるかサッパリですが。(苦笑)
 ナタリー・ロリオは、カリブ海にあるウィンドワード諸島に属するマルティニーク島出身。マルティニーク島は、北でドミニカ国、南でセントルシアに接した、フランス海外県のうちの1つ。ナポレオンの妻、ジョセフィーヌが生まれたところで知られてますな。フランスの侵攻により地元民は絶滅したので、クレオール(黒人×白人の混血や植民地人を表わす)が多く、ジャケットを見る限り、彼女もクレオールっぽいかな。全体的には、ジャジィでソウルフルなオーガニック調ということで、エリカ・バドゥあたりといえばいいんでしょうか。ただ、ヒップホップ、ドラムンベース、ファンクなど要素は多彩で、アップからミッド・スローあたりまで幅広く構成されており、なかなか良質のアルバムです。幼少期にJBとか聴いていたらしく、押し出しすぎないファンキーさがいいです。ただ、歌詞は悲しい感じがしますが(読めないので、なんとなくですが)。
 
 最後は、ジーナ『オール・オブ・ミー』。ZENA(ゼナじゃないですよ)は、ミスティーク(MIS-TEEQ)の元メンバーで、ちょっと一色紗英(携帯電話しながら運転してつかまった時、自分からかけてないから悪くないと反論した、5代目リハウスガールね…笑)っぽいルックスの、あのジーナです。元来ソロ志向が強い彼女でしたから、1stアルバム『LICKIN' ON BOTH SIDES』の制作に関わることなく脱退してしまいましたが。デスチャでいえば、ラトーヤみたいなもんですかね。
 ダンサーという面も持ち合わせている彼女だけに、ダンサブルなアッパーが多いですな。とはいえ、中盤はやはりミッド・スロー~スローという流れもありますが。このアルバムのハイライトとなる「ビーン・アラウンド・ザ・ワールド」は、ヴァイブス・カーテル(Vybz Kartel)をフィーチャーしたオリジナル・ミックス(オリジナルを“オリジナル・ミックス”というのはエイベックスだからですかね……)と、ビーニー・マンを迎えた“アンユージュアル・サスペクツ・ミックス”、さらにボビー・ブラウン客演の“オリジナル・レッドゾーン・ミックス”の3曲を収録。異色といえるのは、ビーニー・マンのリミックスですかね。

◇◇◇
 
 ということで、グルーヴィーな音楽生活を送りたいと思います。
が、その前に仕事がたまりまくりー…。


 




 

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