そのなかでも、やはり牝馬とはいえ、今年にヴィクトリアマイル2着、安田記念を優勝したウオッカは無視することは出来ないでしょう。馬券圏外へ飛ぶことも考えられなくもない脆さは孕んでいますが、東京のマイルを確実に走る足は魅力です。そのウオッカに対戦成績で勝っているダイワスカーレット。距離適性や実績ではウオッカを上回りますが、7ヵ月以上の休み明けぶっつけ本番というのが引っかかります。東京コースも苦にはしないとは思いますがなにせ未経験。不安要素が多い今回はちょっと狙いを下げたいところです。3歳ダービー馬ディープスカイはNHKマイルとダービーという変則二冠を成し遂げ、古馬に挑戦です。神戸新聞杯も鮮やかな勝利でしたが、世代的にはそれほど強いと思えないのも事実。ただ、結果として、この馬だけはずば抜けていたということになるかもしれませんが。内枠というのもいいでしょう。
それ以外では、菊花賞馬アサクサキングス、東京巧者のエアシェイディ、古参実力馬ポップロック、アドマイヤフジ、カンパニー、ドリームジャーニーなどなど、食指が動く馬が多くいます。そういう時は案外実力騎手、岩田、安藤勝、内田の地方出身勢と武豊かに外国人騎手ペリエ、ルメールのBOXでも買っておけば当たるんじゃないかって気もしますね。(苦笑) 今回、岩田はアドマイヤモナーク、安藤勝はダイワスカーレット、内田がポップロック、武豊はウオッカ、ペリエがトーセンキャプテン、ルメールがタスカータソルテ。外国人騎手の2頭がややどうかという気もしますが、この2頭はどちらも東京に強いジャングルポケット産駒、このレースに強い4歳馬、社台RHだったりします。タスカータソルテは札幌記念でマツリダゴッホを破ってますし、侮れない1頭なのかもしれませんね。
≪予想≫
◎ ウオッカ
○ ディープスカイ
△ アサクサキングス
△ エアシェイディ
△ アドマイヤモナーク
△ サクラメガワンダー
△ ポップロック
△ アドマイヤフジ
△ キングストレイル
△ ドリームジャーニー
ウオッカ、ディープスカイから下記へ流し。
下記8頭はBOXで。ウオッカ、ディープスカイが飛んだときを考えての対応策穴馬券。
◇◇◇

≪結果≫
1着 14 ウオッカ(武豊)
2着 07 ダイワスカーレット
3着 02 ディープスカイ
4着 16 カンパニー
5着 03 エアシェイディ
ダイワスカーレットは逃げたまま最後の直線、坂を越えてから二枚腰で盛り返し、ウオッカとの叩き合いでゴールに雪崩れ込む。ダイワスカーレットは7ヵ月の休み明けでこれだけのレースをするとなると、現状では現役最強馬に最も近い馬だといえるか。ただ、そのダイワスカーレットにハナ差でウオッカが勝利したということは、この2頭の牝馬が今後の競馬界を引っ張っていくということになるか。史上初の牝馬ワン・ツー。3着は3歳馬ディープスカイ。この世代は今回ワン・ツーの牝馬を除いた4歳世代と同様にレヴェルが高いとは思わないが、この馬だけは次元の高いところを証明したといえよう。
今回出走したウオッカ、ダイワスカーレットの4歳牝馬、ダービー馬ディープスカイに、メイショウサムソン、マツリダゴッホ、菊花賞馬のオウケンブルースリを加えた6頭あたりがJC、有馬への有力馬ということになるかな。
それにしても、スプリンターズS、菊花賞、そして天皇賞(秋)と今秋GIレース4戦中3戦で優勝ゼッケンが14番ですよ。唯一違ったのは秋華賞ですが、1着4番、2着1番で、考えようによっては1と4で14になります。今秋は14番に注目しなければいけないようですね…(と気づいたときにはこの流れが終わったりするんだよなぁ)。
馬券は、ダイワスカーレットを外していたのでハズレ。久しぶりに普段買わない1番人気から買ったのになぁ。(苦笑)