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A Running Stone Gather no moss

タイトル変えました。iSaonのブログです。

イヤなヤツ

2007-08-20 16:08:59 | 日々雑感
最近、しみじみ思うけど、僕の周りには、良い人が多い。自慢じゃないけど(自慢だよ)。

出世欲にかられて、人の足をひっぱったり、つまらない悪口や、聞いてて疲れるような愚痴ばかりを言う人もいない。

親身に相談にのってくれる上司と、素直で頑張りやの部下達、優秀でモチベーションの高い外部スタッフのみなさん。

親切で愉快なご近所さん。明るく素敵な音楽仲間の人たち。JS-Tのメンバー。自分の家族。

うそだろって言われるかも知れないけれど、本当です。誰に感謝したらいいのかわからないけど、幸せなことです。

たぶん、世の中には、悪い人も、つまらない人も、相当数いるんだろうけど、もうこれだけ長く大人をやっていると、そういう人とは自然に離れていくんだろうね。

若いときみたいに、一人でいることに、それほど恐怖感をおぼえなくなったから、無理して人と付き合ったりしないし、出会いの数は少なくなったけど、別れも減っているから、微増ながら、友人は増える傾向にある。

そう考えると、歳をとるのも、案外悪くない。

それよりも、僕みたいな性格の人間とは、よほど性格の良い人じゃないと、付き合いきれない、というのが、ほんとのところかもしれない。うん、説得力のある説だ。
良い人とのお付き合いは、人生を豊かにします。間違いない。

でも、自分を成長させたり、大きく変革してくれたりするのは、案外、ヤな奴だったりする。

思い返してみれば、僕をG県から引っ張り出したのは、以前勤めていた業界紙の社長で、この人は、ワンマンで、ケチで、気まぐれで、あきらかに人格の一部が壊れているような人だった(まあ、日本の中小企業の社長には、こういう人が多いけど)。

でも、この人の気まぐれで、東京に引っ張り出されなければ、僕は、ずっとG県にいただろうし、その場合、かなりジリ貧の人生を送っていたと思う。

G県は好きだけど、地方で豊かに暮らしていくには、僕の能力は、いかんせん実用性と汎用性に欠けている。

また、やはり昔の会社の上司だった人で、どうしてもソリが合わなかった人がいた。

たぶんあの人は、基本的に人と付き合うのが苦手なタイプだったのかもしれない。こっちが真剣に相談しているのに、揚げ足取りに終始して、あーいえば、こういう的な、受け答えしかできない人だった。

当時の僕は、仕事に関して、効率よりも品質重視的な考えを持っていて、今よりも多分に職人志向が強かった。
だから、効率重視的なことを強く言われると反発したし、自分自身を否定されるような気がして、ハラがたった。

でも今では、効率も品質の一部だと思うし、押し付けがましい職人気質が有害であることも理解している。

今では、当時、あの上司が言っていたことを率先して実施しているし、それが自分の強みになっていたりする。面白いもんだ。

だからと言って、あの社長が僕の将来だけを考えて、いろいろなところを転々とさせたとも思っていないし、あの上司の考えていることが正しかったとも思えない。そういう議論は、あまり意味がない。

その人の意思や思いとは関係なく、人は気づいたり、勇気付けられたりする。要するに、受け手の問題だ。

とにかく、ヤなヤツとの出会いは(時々)人生を深くしてくれる。

やっぱ、無駄な人間とか、無駄な出会いなんてもんはないんだろうね。

だから無理に良い人ぶる必要もないし、嫌われたっていいじゃん、あいつの人生に、彫りをいれてやったんだとうそぶこう、と開き直るのです。

と、ここまで書いて、ふと気になって、昔の記事を調べてみたら、ありました。ほぼ同じ趣旨の記事が。

あはは、歳はとりたくないもんです。さっき『歳をとるのも、案外悪くない』って書いたばっかりだけど。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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オチがあったのね(笑) (Zoo)
2007-08-20 20:00:14
読みながら「どこかで同じような話を読んだなぁ」って真剣に考えちゃったわよ(^^;

内容に関するコメントを投稿しようかと思ったんだけど、同じことをコメントしてたかもしれないのでやめときます(爆)
ホント、歳はとりたくないわね(笑)

でもまぁ、歳を重ねたからこそ、同級生との会話が楽しかったりもするんだけどね♪
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オチたでしょ (isaon)
2007-08-20 22:47:13
あくびのように、もの忘れを伝染させているようだね。
これでも自分の中では、新鮮な発見だと思っていたんだから、おめでたい。自分じゃなかったら愛おしいと思うよ。自分のことだから、怖いけど。
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