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A Running Stone Gather no moss

タイトル変えました。iSaonのブログです。

映画『カポーティ』を観た

2006-10-17 11:57:10 | ごあいさつ
本当は、仕事が忙しくて、映画なんか観ていられる状態じゃないんだろうけど、昨日、無理矢理6:00に仕事を切り上げて、映画『カポーティ』を観てきました。

脳みそに栄養をあげないといけないからね。二時間で得られる情報量と刺激量という意味では、映画ってとても効率がいい。もちろん、観る映画にもよるけど。
だから、ちょっと無理してでも、映画は観ておくべきだと思う。それもできれば、映画館で。

というわけで『カポーティ』。ホントは、『UDON』が観たかったんだけど、上映時間が折り合わずに断念。でも、結果的にはよかった。
良い歌というのは、聴き手に「あ、これは自分のことを唄っている」と錯覚させられる歌だと思うけど、良い映画は、観た人に、どれだけいろいろなことを考えさせられるかが、決め手のような気がする。そういう意味では、『カポーティ』、なかなかよござんした。

どんな映画か、はこちらあたりをご覧にいただくとして、でも、一言で
説明すると、凶悪犯罪をノンフィクション小説の題材として、追いかけていく有名小説家(実在)のお話。

まず、最初に考えさせられるのは、人を殺した人間と、その人間を題材にして、本を書き、名声を得る人間と、どっちが「冷血」か、ということ。これがこの映画のテーマなのかな。

主人公のカポーティは、刑務所の面会中、犯人にこう言う。

「君は、全然特別じゃない。たとえば、僕達は、同じ家に住んでいて、君は裏口から、僕は表玄関から出て行った、それだけの違いだ」

カポーティは、犯人の中に、自分がこれまで抱えてきた寂しさや、怒りと同じものを見出してしまう。死刑が近づく(もしくは、遠のく)につれて、カポーティの苦悩は、増していくのに、逆に犯人の心は、透き通っていく。

結局、カポーティは、これがきっかけで、その後、一冊の本を完成させることもなく、アルコールと薬物におぼれて死んでいく。

それに、彼は、取材中、犯人に対して、いろいろと小さな嘘をつくんだけど、これが少しずつ、カポーティの気持ちを追い込んでいってしまう。

そうそう、嘘ってさ、嘘をつかれる人よりも、嘘をつく人のほうを確実に、どうしようもなく、スポイルしていくんだよね。

言葉で書くと、平板な感じがするかもね。実際、僕も見終わった直後の感想としては、物足りなかった。でも、映画館からの帰り道、いろいろと思い返しているうちに、あれも、これもと考えが沸いてきて、うーん、なかんなか、良い映画だったんだな、と気づいたわけ。

ちょっとわかりにくい映画だから、全ての人にお奨めはできない。僕は、『冷血』を読んでから、もう一度、みたい。

しかし、時代背景が1960年ごろだから、みんなものすごく、タバコを吸う。酒も飲む。アメリカも、ちょっと前まではこうだったんだね。今じゃ考えられないけど。




ありがとう、のない国

2006-09-07 11:38:35 | ごあいさつ
先日、インド人の人と打ち合わせをしていたら、話が華僑に入ると、その人は、しきりに首を横に振る。
「ん、おかしいな。彼にとっても、良い話なのに」
 と思って、確認すると、
「非常に良い話だ、ぜひとも進めたい」
との返事、じゃあ、ということでさらに話を進めると、またまた、激しく首を横に振る。 しかたがないので、途中からは気にしないようにしていたが、後日、衝撃的な事実を発見しました。

 『インド人は、うなずくときに、首を横に振る

ぎょえーーーー!彼は、拒否していたのではなく、激しく同意してたわけね。紛らわしすぎるぞ!

それと、インドでは、「ありがとう」を言わない。ヒンズー語には、「ダンニャワード」という、感謝を表す言葉があるけど、これは、カースト制で、上位の人間が下位の人間に対して言う言葉らしく、同僚や、目上の人にたいしては「ありがとう」という習慣はないらしい。
これもまた、異様に紛らわしい。会話の中に「ありがとう」が使えないと、つらい。

インド、一筋縄ではいかない国らしい。




銀座ライブを終えて

2006-07-12 19:30:41 | ごあいさつ
去る、7月8日(土)、JS-Tは都内初のライブを銀座、Miiya Cafeで行いました。
Miiya Cafeは、こじんまりとした素晴らしい雰囲気のライブハウスで、とてもソフトで感じの良いマスターのご厚意で、リハーサルもたっぷりやらせていただきました。

店の雰囲気もさることながら、なんと言っても、ロケーションが最高。コリドー街の近くで、みゆき通りから少し入ったところ。
銀座は、僕が都内で初めて働いた場所(正確には新橋なんだけど)だし、若い時分のいろいろな思い出がじゅわーっと沁みこんでいる街です。まさか、ここで自分がライブを行うとは、夢にも思わなかった。

で、演奏のほうなんですが、いやー、これがレベルの高い人たちばかりで、正直言って、うちらのような、おじさん、へたっぴバンドがのこのこ出て行けるようなところではありませんでした。

実は、相当にレベルが高いというのは、前に一人で聴きに行ったときからわかっていたのですが、ま、キャラクタが違うから大丈夫だろ、と安易に考えて、出ちゃいました。
しかし、この技術とセンスの格差は、キャラクタの違いで埋め合わせるような生易しいものではなく、終始、場違い感と、申し訳ない感に苛まれてました。

とくに、『山田あんみつ』さんは凄かった。この才能でなんでメジャーデビューしてないんだろ?シビレました。

この人より、遥かに歳いってる俺らが、なんでこんな幼稚な歌、歌ってんだろって悲しくなりました。

とにかく、演奏技術はもとより、楽曲の質も大幅に高めないと、こういうところではやれないな、と痛感した次第。良い経験をしたね。

再結成以来、3年が経ち、そろそろJS-Tもこれからの方向性みたいなものを考えてみる時期に来ているのでしょうね。
ちょうど、9月までライブはないし、その後も半年間は、お休みする予定なので、ちょっと落ち着いて、考えられると思います。

しかし、それにしても、群馬・埼玉から、たくさんの方々が駆けつけてくれたのには驚いたし、感激しました。幸せモノです、僕ら。


これでいいのか美容院

2006-07-05 13:26:39 | ごあいさつ
先日、久しぶりに美容院に行ってきました。髪を染めて、ソフトモヒカンにしてもらって、本人は、結構気に入っていたのですが、家族には物凄く不評で、そういわれてみれば、やっぱ、これはやりすぎだよなぁ、とすっかり落ち込んでいる今日このごろです。

実は前日に、近所の別の美容院に予約を入れていたのですが、当日、行ってみると、席はいっぱいで、20分以上も待たされたので、腹を立てて、出てきてしまったのです。待たされたのにも、腹がたったのですが、その間、まったくの放置プレイ。「すみません」でもなければ、「あと××分くらいです」とかの一言もなし。しかも、待合席の脇に置かれた雑誌には、大量に髪が挟まれているし、エアコンは効きすぎで、頭が痛くなる始末。どのみち、初めての店だったので、いいやってことで出てきてしまいました。

その後、少しだけ離れた場所にある、これも初めての美容室に飛び込み、なんとか刈ってもらったのですが、ここは感じがよかった。美容師さんは男だし、サッカーとレッズの話題で、盛り上がりました。美容師さんってサッカーファンが多い。

その店で、前の店の件を話すと、
「そうですか、でも、僕が前に働いていた店では、平気で二時間くらい待たせていましたよ」
と言われました。そういえば、近所の奥さんから聞いた話では、予約を入れていたのに、1時間以上も待たされ、文句を言ったら、
「待ってるのは、あなただけじゃないんだから、我慢してください」
と逆ギレされた、とか。

うーん、これは結構、普通におきていることらしい。もしかしたら、美容室の予約って、客の都合ではなく、店の都合を第一に考えてるのかもしれない。
つまり、客の待ち時間を減らすためではなく、店の空き時間を減らすのが第一目的。余裕をもって予約いれて、空き時間が発生するくらいなら、客なんか、待たせてもいいから、ガチガチに入れてしまえ、ということなんでしょう。

おかしいよ、それ。絶対。

そういえば、「行列のできるラーメン店」とかも、おかしいよな。行列はなくさないと。経営努力しろよ。「いつ行っても、長い行列で」なんて、褒め言葉じゃねーぞ。近所迷惑だし。勘違いするな、といいたい。

クロアチア戦

2006-06-20 10:49:12 | ごあいさつ
そこらじゅうであーでもない、こーでもない、と言われていることだから、私ごときがいまさら、ぎゃーぎゃー言っても仕方ないのですが、クロアチア戦。残念な結果でしたね。

ジーコの采配がどうの、相手がどーの言っても、結果は正直。日本の実力はまだ、この程度なのでしょう。いや、決してさげすんだり、いじけたりしてるのではなくて、冷静に見て、この程度。つまり、W杯には出場できるけど、一次リーグを勝ち抜く実力はない、というあたりですね。欧州だったら、最終予選で落ちているレベルかもしれない。

それでも、ドーハとかそれ以前を知っている人間にしてみれば、夢のような話のわけで、ジーコや選手を一方的に非難はできないやね。
なんだかんだ言っても、欧州リーグでスタメン取れているのは俊輔一人だし。この点では、クロアチアはおろか、オーストラリアにだってかなわない。
ブラジル戦で奇跡を、と言うけど、もしかしたら、クロアチアと引き分けたことが、プチ奇跡だったのかもしれない。
W杯に出るのも大変だけど、コンスタントに一次リーグを勝ち抜くのは、もっと、もっと大変だということでしょう。ながーい目でみないとね。

でも、諦めても、得することなんて一つもないから、ブラジル戦はがんばって、応援しましょう。
日本は、アベレージのコンディションでは、世界に勝てない。これは、いままでの二戦でよくわかった。非常に調子の高いときは、相当のことができるけど(ドイツ戦はしびれた)、W杯で、非常に高い調子を出すのは、非常に難しい。

せめて、最後の試合くらい、選手全員が最高の状態で試合に臨めるようにしてほしいな。そんでもって、最高の状態でW杯の試合に臨むには、どうすればよいか、という点について、ちゃんと収穫をあげてほしい。

イチローが、WBCの時と比較して

「今回は、まだ試合ができるんだからいい(WBCのときは、米国に負けて、自力でのリーグ突破が消えていた)。しかも、ブラジルとやれるなんて最高」

って言っていたらしいけど、いいな、このコメント。ちゃんと、選手に伝わってるかな。