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Cyber Physical Systems(CPS)

2015-06-08 19:57:53 | 最新技術動向展開
今回はCyber Physical Systems(CPS)を紹介致します。

実世界(Physical空間)にある多様なデータをセンサーネットワーク等で収集し、
IT(サイバー空間)で大規模データ処理技術等を駆使して分析/知識化を行い、
そこで創出した情報/価値によって、産業の活性化や社会問題の解決を図り、
実世界とITが緊密に結合された相互関係を作りだすシステムがCPSです。
とても難しいですね。何の事やら、、、

CPSについて、ゆっくり理解していきたいと思います。

近年のIT技術の発展はめざましく、これにともないIoTの取り組みが進んでいます。
IoTの進化により、いままでデジタル化されることの無かったデータが、
大量にインターネットに流通されるようになってきました。

例えばバイタルデータ。血圧計でシュポ、シュポ。とても古い話ですね。
最近は、手首に巻くスマートなバンドとスマートフォンですかね。
計測したバイタルデータはデジタル化され、スマートフォンやクラウドへ。
これは「すごい最新技術!」ではなく、今や当たり前ですね。
このようにIT技術の発展により、データはデジタル化されています。

このデジタル化されたデータも当初は各々のデータとして扱われていました。
最近では(最近といっても少し昔のことですが)
デジタル化されたデータはビッグデータとして集積された状態になっています。
これらデータを解析、分析することで得られる情報は多く、
これら情報を実世界で利活用する事は、高度で快適な実世界を創ることに役立ちます。
ビッグデータ等を活用して得られた情報を実世界に利活用する事で、
実世界は高度で快適になると考えられます。
これを実現するために必要なシステムがCPSです。

CPSを活用することで実世界には今までにない付加価値が生まれ、
いまは当たり前の事がCPSを活用した世界では変わってくると考えられます。

どのように変わるのでしょうか。
健康や医療というキーワードで少しイメージしてみましょう。

いまは、
体調の不調を感じると病院へ行き治すといった『治療』という考えが当たり前ですが、
CPSを活用すると『治療』という意識が『予防』にシフトすると考えられます。

日々のバイタルデータ等は集積されるでしょう。
老若男女あらゆるタイプのデータがビッグデータとして。
ある特定の人のデータを時系列に見るだけでも得られる情報はあるでしょうが、
さまざまなデータを組み合わせて分析する事で、予測が可能となります。
「喉が痛い。風邪の兆候」というレベルのものではなく、
「何十年後にかかる風邪」というレベルでの予測が可能になるのかもしれません。
このような世界では、病気になる前に対策ができるため、
『治療』という意識よりは『予防』へと意識が変わるのです。

健康や医療というキーワードを用いて、想像しやすい例で考えてみました。


そもそもCPSという言葉が注目され出したのは、2009年のことです。
米国の科学財団がCPSに関するワークショップを開催し、CPSの可能性や課題などを議論しています。

日本のWEBサイトを検索してみると、あるWEBサイトでは2010年11月ごろから2011年2月にかけて、
CPSに関する連載が行われているものもありました。

IoTの発展とともに再度CPSが注目されています。

国を挙げての取り組みはIoTの発展と共に加速し、
今後私たちの暮らしに改革をもたらすことでしょう。


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