Joy Yoga

中東イスラエルでの暮らしの中で、ヨガを通して出会う出来事あるいは想いなど。

息子の弟子入り

2012-09-04 13:45:35 | 育児
先週のこと。
長男が突然、ヨガをやりたいと言い出した。「娘の嫁入り」ならぬ「息子の弟子入り」である。

私が主人や友達とヨガ談義に花を咲かせていると決まって舌打ちをするような長男がヨガに興味を持つとは一体どんな風の吹き回しなのか。
話を聞くところによると、夏休みの空中ブランコでの体験が発端らしい。柔軟性が足りず、空中ブランコで挑戦した技を満足にこなせなかったことを引きずっているとのこと。
そして、私がヨガを始めて以来、以前より体が柔らかくなったのを間近に見て、「これかな」と漠然と思いついたのだそう。

私はヨガを始めるきっかけはなんだっていいと考えているタイプなので長男のリクエストにも「いいよ」と二つ返事。
それでなくとも彼は普段の姿勢があまりよろしくないので、なんとかしなくてはと思っていたところだった。(ちなみに私はヨガに出会ってから姿勢が格段に良くなった。背骨がまっすぐになったのだろう、嘘みたいだがこの歳で背も伸びた。笑)


『鉄は熱いうちに打て』というわけで、早速始めることに。

まずは、太陽礼拝のAとBを5回ずつ。
反抗期に突入している長男がマットの上では妙に素直で、なんだか微笑ましくなってくる。
「なんか可笑しい?」と言われたけれど、さすがに「可愛いね」とは答えられず「嬉しくてなっちゃってね」とだけ。

「いつか興味を持ってくれたら」という願望はうっすら抱いていたけれど、実際、わが子に大好きなヨガを教えるのがこんなに嬉しいことだとは思ってもみなかった。

まぁ、それにしてもカタイこと。かつての私自身を見ているような気持ちになる。
とは言え、30歳を過ぎてヨガを始めた母よりも、はるかに伸びしろがあるという点では羨ましい限りだ。
その事実を伝え、共有しまた共感しつつしっかりと励ましておく。モチベーションを上げるのも指導者の大事な役目なのである。

初回はすぐにシャバアーサナへ。すると「あ、これ、好き~」ととろけそうな長男。そんな彼を見て、なんとなくこれは脈がありそうだと感じるが、飽きっぽい性格なので本人から働きかけてくる時にしか教えないことにする。今のところ、これまで4回実践。
このままコンスタントに継続することを期待したいのは山々だが、たまに思い出して「やってみよう」という気持ちになってくれるだけでもしめたもの。
・・・なんてことを書いていたら、数年後に長男がアシュタンガのシークエンスで汗を流している姿が想像されて思わずときめいてしまった。

母のモチベーションはバッチリだ。


ナマステ&シャローム
Nozomi



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2 コメント

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Unknown (あきのさくら)
2012-09-07 08:47:18
内容もさることながら、最後の一文、ビシッとキマッてる~。
うまい!さすがじゃ♪座布団一枚!
(ナニサマじゃ自分!!)
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☆ あきのさくらさん ☆ (Nozomi)
2012-09-07 20:58:55
実はこれ以上続けると私のやや変態じみた想像力を露呈してしまいそうでしたので、ここらで切り上げたわけですよ(笑)
夜中にしたためる文章はアブナイですな。
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