モリオーネ熱帯魚ブログ

盛岡市のペットショップ・モリオーネ美術水族館ブログ~アフリカンシクリッド、国産グッピー、古代魚、エビ話

魅惑のアフリカンシクリッド

2012-11-15 02:00:05 | 熱帯魚店
アフリカンシクリッドは東南アジア便もドイツ便もかなり質が良くなってきてて面白い

まずオフタルモテラピア・ベントラリスが東南アジアでブリードされ
物凄く安く入荷できるようになりびっくりした
昔はヨーロッパ便やらワイルドアフリカ便やらで高嶺の花的魚だった
あまりにも安いんで問屋でも売り切れたようだ
この魚はけっこう大きくなるがとにかくシルエットが美しい
海水魚で言えば天使のプテラポゴン・カウデルニィ(テンジクダイ)みたいな存在
宙を舞う妖精のようだ
色も淡いスカイブルーで美しい
夢はブリードに成功することだ

写真はかつて津軽で飼っていたフスコタエニアータスのオス
フスコタエニアータスもドイツ便より格段に安くなった
この魚がマラウイ湖最高の王様魚だと思う
オスはフライエリより2倍でかくなり迫力のブルー魚に変身する

フロントーサの地域変種は相変わらず人気があるので高い高い高すぎる
普通に出回ってるブルンディは安くなった
もう一度繁殖を成功させたい~まあ、大きくなるまで3~5年はかかるだろう
長生きするデコピィだ

めったに日本に入ってこないドイツ便のスキアエノクロミス・フライエリ(昔の通称Hアーリー)が昨日、早くも手に入った
アイスバーグと言っておでこが白くなるタイプだ
シルエットも東南アジア産のずんぐり顔アーリーと違って
流線型でシャープでかっこいい
さすが名戦闘機メッサーシュミットの国だ
何としてもこれは繁殖成功させたい
15年前、青森津軽の東日流(つがる)美術水族館時代は
オスだけドイツ産でメスが手に入らないのでアジア産を使って
ハーレム水槽でけっこう殖やした
アイスバーグと名前が付く前にけっこうそんなアーリーはどっさり殖やして飼っていた
今現在は珍しいアルビノ(赤目)フライエリと一緒の120水槽で大切に飼っている

やはり熱帯魚は大きな水槽で飼いたい
アフリカンはテリトリーを主張するけんか好きな魚だから
弱い負け組みのオスはぼろぼろにされる
90や120センチ水槽だと逃げ道はたくさんできるし
魚も悠々と泳ぎ見栄えもするし、でかく成長できる

テトラ系の魚も60センチ水槽では見られなかった
あのスイミーの壮大な海中群泳光景が見れる
ぜひ90か120の水槽を1本追加して熱帯魚を飼ってほしい

今回のドイツ便入荷で驚いたのは
タンガニイカ湖原産のジュリドクロミス・レガニとマルリエリの美しさだ
ちょっと高めだったが仕入れて正解だった
特にマルリエリは迫力の成魚の大きさで
その格子模様がはっきりくっきりで、こんなに美しいマルリエリは初めて見た
いつもは模様が薄れてぼやけた魚ばかりだった
何度も言うが、さすがは熱帯魚先進国のドイツだ
日本もこうでなければいけない
アフリカンシクリッドは大型水槽が必要なのでせまい住宅事情の日本ではあまり人気がない
アメリカやヨーロッパではとても人気が高い
海水魚みたいに美しいし簡単に繁殖させられるからだ

日本でも海水魚は人気があるが
私に言わせれば、海水魚は自然に優しくない
長期飼育は難しいし、ワイルド個体をどんどん死なせる結果になる
熱帯魚飼育より一桁も二桁も金がかかる贅沢な趣味だ
高いワイルドサンゴをどんどん死なせる行為は悪徳商売、自然破壊と同じだ
そんなのは公共の大水族館に任せて見学した方が全てによい
魚飼育は繁殖させるところに意義があり面白いところだ
海水魚飼いたいならぜひアフリカン・シクリッドをおススメしたい

もちろん、アメリカン・シクリッドの誰もが知ってるエンゼルフィッシュもおススメですよ
早くエンゼルを入荷させたいが、なかなかお目当てが問屋に入ってこない状況
最高峰のアルタムエンゼルは繁殖が成功したもののまだまだ難しく、ワイルド個体に頼っている
各国のブリーダーさんの努力を期待したい
私はやはりゼブラレースエンゼルが一番好きだ
ギラギラ肌のダイヤモンドより最近のプラチナエンゼルは品がある方だと思う

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