Josephcunlife107の日記

ロンドン(カナダ)生活、IVEY BUSINESS SCHOOLの日常。

賑わう洗車場?

2007年02月09日 | Ivey
 今日の午後、TOYOTATOWNでエンジンオイルを交換した際に、洗車のチケットを貰った。目の前にあるガソリンスタンドで使えるとのことなので、久しぶりに洗車をすることにした。前にも書いたが、ロンドンでは冬になると、融雪剤として町中に塩が撒かれているので、車が直ぐに真っ白になってしまう。道路を走る車は大抵白く覆われていて、とにかく汚いの一言に尽きる。周りの車も同じように汚れているので、車が汚いと認識しつつもそれ程気にかけていなかった。多分、カナダに住んでいるせいだと思うのだが、車に対して無頓着になっているのだと思う。ここでは、車は完全に足となっている。

 日本の大学時代には、皆で何処かへ出掛けるたり、女性と遊びに行く機会があると結構こまめに洗車をしていたことを覚えている。当時、僕の車が汚れていた訳ではないのだが、洗車をすることが何らかの効力を発揮すると単純に考えたのだと思う。そして何よりも、車に対して単純な足という概念以上に、愛着を感じていたからなのではないかと思う。だから、洗車に行くことも苦ではなかった。

 木曜日の午後にも関わらず、洗車場には長い列が出来ていた。僕が思うに、原因は非効率なオペレーション。3分足らずの自動洗車に10人近い従業員が携わっていた。僕達ドライバーは、入り口手前で降車を指示される。従業員がチケットを切り、車を運転する。機械洗車の後は、従業員が車の雑巾かけまでしてくれるではないか。これで、占めて9ドル(900円)。コストの安い労働力を使ったとしても、儲けがでるのか少々疑問だった。洗車場の隣には、セルフサービスのガソリンスタンドが静かに並んでいる。日本では、洗車は全て機械任せで、一方で従業員がガソリンを入れてくれる。文化や常識が異なると、ここまで違うものかと感じてしまう。

 洗車を済ませた後の車は、格段に綺麗だった。定期的に洗車をしたくなってしまった。今日は、日本の洗車とは車を綺麗に見せることというものに感じられてしまった。カナダでは、本質的に車が汚い。それ故、潜在的にビジネスとして成り立つ要素はあるのだと思う。その為には、顧客が車を綺麗にしたいと思えるような感覚を持たせる必要があると思う。そしてそれは洗車人口の裾野を増やすことであり、結果として車への愛着が増すことへと繋がる。こうした環境を整えることで、ビジネスとして成り立つようになるのだと思う。