山田 悠介:スイッチを押すとき

2009-02-28 | 小説・漫画:レビュー
増加する自殺防止対策のために政府が作った制度、それは無作為に選ばれた子供の心臓に機械を埋め込み、その機械に心臓を止めさせるスイッチを持たせ、自ら押させるというものだった。選ばれし子供達は親兄弟から引き離され、夢も希望も失い、自らスイッチを押すしかない環境に追いやられ、その様子を観察することにより、自殺のメカニズムを研究し、防止に役立てるのが目的だった。しかし、7年もその環境に置かれ、スイッチを押さない4人の男女がいた、、、、、 . . . 本文を読む
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