ジョニーの勝手にブログ訪問日記

人様のブログを勝手に訪問し、簡単な感想を書きます。

ビュッフォンの針

2007年12月20日 | Weblog
 2007年12月20日のお題は、「ビュッフォンの針」です。
 ビュッフォンの針とは、確率論における著名な問題のひとつでして、フランス人のビュッフォンが案出しました。
 
 間隔が1の平行線を多数書いた紙の上に、長さ1/2の針を落としたとき、針が線と交わる確率を求めよ。

 この問題がビュッフォンの針です。答えは1/πになります。一見、円とは無関係に思えるのに、答えに円周率πが出てくるところが面白い訳です。でも、針と線が交わるかどうかは、針の向きに関係しています。向き→角度→回転→円というように連想していけば、円周率が答えに含まれるのは当然ということになります。
 なおこの問題は、高校程度の知識で解を導くことができます。私は学習参考書で見たのが最初です。
 さて、検索したところ15件かかりました。そのなかで「紺碧の空に夜露死苦」を訪問しました。以下、引用です。

……
ビュッフォンの針」についても解説していましたね。
複雑なのでカット(早送り)されてましたが・・・。
私は内容を知らなかったのですが、でもね、三角関数が出てきてたのでちょっと理解できましたよ。早送り映像でも・・・。
サインとかコサインで落ちる角度の可能性を考えれば、円周率が関係してきますからね。
んん、ビュッフォンさん面白いこと考える人です。
……

 ブログ名に夜露死苦などというちょっとお茶目な表記がありますが、ブログの他の部分を読むと、この方は会社でISO14000(環境対策の国際規格)に取り組んでいるとのことなので、技術畑の会社員さんなのかも。


明日から年末年始の旅行です。更新が止まります。

マタンプシ

2007年12月19日 | Weblog
 2007年12月19日のお題は、「マタンプシ」です。
 マタンプシはアイヌの鉢巻です。通常のものより幅広で、独特のアイヌ紋様が刺繍で施されます。昔は男性の衣装でしたが、今はアイヌの扮装をするときなど女性も使用します。
 写真はマタンプシの一例です。アイヌ紋様の特徴を残しつつ、モダンなデザインになっています。
 さて、ブログ検索をして34件がかかり、その中から「のらろぐ」を訪問することにしました。以下、引用です。

……
アイヌ刺繍のマタンプシ(はちまき)も随分作ったな。着物は手が込んだものだと7~50万・・・・・。コレクターはいるようだけど、最近旅行で気に入って買っていかれる方は、ほとんどいまない。
「旅費は使わずに、ネットで・・・」という方がいるんじゃないかと・・・。
出品状況や売れ行きについては、随時記録しよう。(--)ウンウン
……

この方は、趣味と実益を兼ねて、自作の手芸品をヤフオクに出品なさっています。ブログ内の作品の写真をいろいろ見て、私の感性にかなり合致しているようで、好感の持てるものばかりでした。特にフクロウの木彫りがお気に入り。


不動明王の種字

2007年12月18日 | Weblog
 2007年12月18日のお題は、「不動明王の種字(しゅじ)」です。
 不動明王は仏教の守護神で、邪悪な存在から如来方をお守りしています。転じて強力な攘災(じょうさい、災いを払いのけること)の神様として、庶民の尊崇を集めるようになりました。しかし、近くに尊像が無い場合はどうしたらよいでしょう。造像には金がかかります。こういうとき、尊像のかわりに仏神を象徴する梵字を書いて、それに願掛けをします。これを種字と言います。
 上図は不動明王の種字で、カンマーンと発音します。よく時代劇で祈祷師が呪文の最後にウンタラターカンマーンと言っているあれです。
なお、種字は真言系では種子(しゅじ)と書くようですが、私は種字と書くことにしています。
 さて検索したみたら、字で3件、子で2件かかりました。その中で「偏平足」を訪問することにします。

……
 三峰山の山頂に真新しい木札があった。中央上部に不動明王の種字(しゅじ)「カーンマーン」、その下に「奉修行相模国大山三峰山入峯天下泰 平如意祈攸」とある。これは修験者が大山三峰山で天下泰平を祈願したことを示す碑伝である。
……

 この筆者は偏平足を患っていて、なおかつ山歩きと山頂の石仏巡りに熱心なようです。ブログ全体を斜め読みして、山歩きの案内書としてかなり使えるのではと思わされました。

没薬

2007年12月17日 | Weblog
 2007年12月17日のお題は、「没薬(もつやく)」です。
 没薬は、中東のあたりで頻用されている香料です。みかん科のミルラノキの樹液を固めたもので、小片を香炉で燻べて使用します。旧約聖書のちょっとエッチな場面に登場しますし、イチモツと語感が似ていますので、私は幼児のとき、聖書を読んでこの語にかなりどきどきしたものです。事実、アラビアンナイトなどで閨房の催淫薬として頻用されています。英語ではミルラと言い、これならわかる人が多いことでしょう。エッシャンオイルとして有名ですから。甘くてわずかにこげくさいような香りがします。
 さて、検索したところ1000件がヒットしました。そのなかで記事の題名から、閨房術について言及していそうな「金欠ハイテクベンチャー社長の直言」を訪問しました。
 以下、引用です。

……
 ソロモンの雅歌第1章12節から2章1節(15節を除く)
 わたしの甘松は香りを放ちました。13 わたしの愛する方はわたしにとって没薬の袋のようです。あの方はわたしの乳房の間で夜を過ごすでしょう。
……

 上記は旧約聖書の文言です。このブログの社長氏は、キリスト者なのかも知れません。ブログの他の部分も斜め読みしたところ、随所に聖書の文言が書き込まれていました。
 ま、それはそれとして、この社長氏は工学博士の肩書きを持ち、またかなりの博識振りが伺えて、もしかして傑物なのではないかという気がします。

資治通鑑

2007年12月16日 | Weblog
 2007年12月16日のお題は、「資治通鑑(しじつがん)」です。
 資治通鑑とは、シナ北宋の司馬光が著した歴史書で、紀元前400年から950年までを扱っています。司馬遷の史記と並び称される史書の最高峰とされています。漢検一級程度の故事成語は、この資治通鑑が典拠になっているものがあります。もっとも私が知っているものは、臥薪嘗胆、釜中の魚、晨夜兼道(しんやけんどう)ぐらいですが。
 さて、資治通鑑を検索したら約150件に当たり、記事名の「とうとう資治通鑑」に引かれて「光をみつけに」を選びました。
 以下、引用です。

…… 
とうとう、

本当に、とうとう, なのですが
『資治通鑑』を読み始めました。そして、『史記』の列伝も借りました。

これだけそろえているコロンビアの図書館には、恐れ入ります。

それ以上に恐れ入ったのが、同じ研究室の中国人の女の子 Yue 。冷やかしのつもりで同書を読んだか聞いてみると、なんと、“暗唱” してきました。ホントに恐るべし、Yue。
……

 確かにコロンビア大学の図書館には恐れ入りますし、Yueさんにも恐れ入りますが、私などは、この筆者の方にも恐れ入ってしまいます。ブログの他の部分をざっと読んだところ、この方は物性物理の研究者で、コロンビア大学に留学中のようなのです。いやー、恐れ入谷の鬼子母神。

プリブノーボックス

2007年12月15日 | Weblog
 2007年12月15日のお題は、「プリブノーボックス」です。
 プリブノーボックスは、本来は遺伝子工学の用語です。細菌類の遺伝子配列において、多くの種に共通しているある一区画のことを言います。しかし、この言葉は新世紀エヴァンゲリオンの中で使用されたことがありますので、ヲタの皆様にとっては、ネルフ本部内のある一区画のことになります。
 さて、検索でかかるブログは、主としてどちらの意味で使っているでしょうか。圧倒的にヲタだと思うのですが。

 検索結果は、ウェブ全体で50件、ブログ限定で5件でした。予想より少なくてちょっとがっかりです。そのなかで「如月一の気になったこと。」を訪問しました。

> 杜撰ですよ~・・・
> B棟の工事は・・・
> って・・・
> 誰もわからないか・・・
> このネタw
> 「プリブノーボックス」のところねw

 さりげなくこんなことを書いてくるあたり、かなりのヲタ実力者なのでしょう。この方の他の記事を見ても、ニコ動にはまっているとか、ヲタ全開です。でも全体的には文章がとても綺麗という印象を受けました。

堀越二郎

2007年12月14日 | Weblog
 2007年12月14日のお題は、「堀越二郎」です。
 堀越二郎とは、あのゼロ戦の設計者のことです。着手から一応の完成まで極めて短時間であり、またゼロ戦の大戦初期の戦果が目覚しいものであったため、天才技術者として長らく喧伝されてきました。
 しかし、後継機の開発に手間取っていること、度重なる改良にもかかわらず、ゼロ戦の性能が向上していないこと、なにより艦上機でありながら主翼が折りたためないことなどで、私としては天才とまでは言えないと思っています。
 
 さて、堀越二郎をgooでブログ検索したところ90件あまりのブログがかかり、そのなかから「毎日のできごとの反省」を選びました。何かの話題のついでに堀越二郎に触れているのではなく、堀越二郎をテーマにして長文の記事をお書きになっているからです。
 一言でこの記事の内容を紹介しますと、堀越二郎の軍用機設計思想を批判しておられます。ところどころ人格攻撃にもなっているような気もします。多くの事実を具体例として挙げてありますので、極めて説得力があります。私は簡単に感化されてしまいました。
 ゼロ戦が欧米機の模倣品であるとの批判はつとに有名で、堀越を批判する方たちはたいていがこのことに言及します。しかし、この筆者はまったくこのことに触れずに批判を展開しておられて、私にはとても新鮮に感じられました。