徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

「焼き餅」と「阿闍梨餅」

2012-01-28 12:38:26 | 京都散歩
続いては
上賀茂神社名物、門前菓子の焼き餅。

京都では、焼餅とは、大福を焼いたものをさします。
上賀茂神社の焼餅は、江戸時代から販売されていました。あんこが入っていない、ただの焼いた餅だったものに、小豆餡が入るようになったのは、江戸時代の中ごろです。「茶葉二葉餅」とい名の餅が登場し、これが、葵祭(あおいまつり)にちなんだもので、次第に上賀茂神社の門前菓子として、評判があがっていったのでした。
良質な滋賀県江州米から作った餅で、北海道産小豆で作る自家製つぶ餡を包んだものを鉄板でこんがり焼きます

店舗は2つあり、一つは「神馬堂」で創業130年という老舗。
もう一つは「葵家」で上賀茂神社バス停前にお店を構えています。

神馬堂が有名ですが、本日は残念ながら閉まっていたので、葵家で白餅とよもぎの二種類を2つずつ購入。1セットは持ち帰りで1セット焼きたてのものをお茶と一緒に店の茶席で頂きました。
できれば焼きたてがやはり香ばしくてうまい。


薄く仕上げてある割には、軟らかくもっちりして、あんこもしっかり入っている 120円。


生八ツ橋に少し似た感じかな


バス停でバスに乗り、出町柳駅前に戻ります。
次に向かったのは
ここから東に5分ほど歩いて鞠小路通りにある、京菓子 『満月』 本店。


銘菓「阿闍梨餅」GETが目的です
町屋風の店構えがいい。 京都駅、地下街でも売っているが、以前帰省の時、時間が遅く売切れだった.


京都名産の菓子「阿闍梨餅」は、比叡山の千日回峰行の阿闍梨がかぶる網代笠を模したことからこの名がついたとされる。厳しい修業の際、餅で飢えを凌いだ事に由来するという。


皮は、餅米をベースに氷砂糖や卵などを加えたもので、しっとりとし、
もちもちとした弾力がある。
中には溢れんばかりの丹波大納言の粒あんが入っており、皮との食感が非常に良い。
4日ほど日持ちする1個(105円)

ミニ月餅といった感じ

さて、ここで阿闍梨とは何ぞや?をwikiで調べると
・阿闍梨(あじゃり、あざり、サンスクリット:アーチャーリャ、阿闍梨耶とも音写)とはサンスクリットで「軌範」を意味し、弟子たちの規範となり法を教授する師匠のことである。
・密教で、修行を完了し、伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を受けた。また、伝法灌頂の職位を受けた、天台宗・真言宗の僧。
・ 勅旨によって修せられる法会を執行する僧。


一日往復48キロを千日間歩く「大峰千日回峰行」
大峰千日回峰行のあと9日間の四無行(食べず、飲まず、寝ず、横にならず)

現代でも比叡山延暦寺や奈良の吉野 などで修行して何人かの高僧が生まれているらしいです。
S君が思うところがあり、阿闍梨の心境いかなるものやという事で自宅から日光まで35Km程歩きとおした話がありました。へろへろになり帰りは電車で帰って来たということで・・ 千日続けるのですから並みの精神力と体力ではない事は明白です

千日回峰行を2度実行した方もいるそうです(引用)
>比叡山には、山中や京都市内を、7年がかりで千日間、計約4万キロ歩く千日回峰行という荒行がある。
千年を超す比叡山の歴史で、2度の千日回峰行をやり遂げた人は3人目しかいない。
そして現在、生きているのは酒井雄哉大阿闍梨(だいアジャリ)だけである
・・・修行の700日が終わると、修行のクライマックス「堂入り」に入る
9日間、断食、断水、不眠、不臥
つまり、食べ物も水も断ち、眠らず、横にもならずお経を唱え続ける
医者に言わせれば「間違いなく死ぬ」というもの

また、この行は途中でやめると自害するという決まりがあり
始めたら必ずやり遂げる、という覚悟を持って始められる
やりきるか、やめるなら死ぬ、ということ
そのため自害用の短刀をいつも持って回峰が行われる
千日回峰行を2回満業した世界でただ1人の現存する行者が
酒井雄哉大阿闍梨なのです

http://www.sakai-yusai.net/



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