徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

城南宮の枝垂れ梅

2012-03-17 08:39:30 | 京都散歩
3/10 自転車で京都の観梅めぐり。
梅の開花が寒さで1週間ほど遅れているということだが見頃を迎えている城南宮へ・・




神苑へ入ってすぐの「春の山」


しだれ梅が約150本が植えられ、淡いピンクや白の梅をめでる人でにぎわう。


8分咲きというところ




























1面ピンク


しだれ梅とともにツバキも


蝦夷錦


平安の庭へ

平安の庭
平安時代、貴族の寝殿造りの邸宅は池を備え、遣水という小川が流れていました。
これに倣い、社殿を背景に広がる池に、清冽な水が、段落ちの滝と遣水から注いでいます。
池の周囲には、秋の七草のオミナエシや萩、またリンドウが咲き、野趣に富んでいます。城南離宮はその大半を池が占め、舟を浮かべることができるように深く掘り下げ、またその土で中ノ島を築き、各地から名石を集めて景色を整えたといいます。そして管絃の遊び、花見の宴、和歌の会と四季折々に風流を楽しんだのです。ここ平安の庭の遣水で、4月29日と11月3日、王朝の雅を今に伝える「曲水の宴」が行われ、とりわけ多くの人で賑わいます。




道路を隔てた室町の庭へ。庭も広くて見ごたえあり。


茶室(楽水軒)




紅梅

室町の庭
茶道、生花、能楽と日本文化が大成された室町時代。作庭技術 も画期を迎えます。
池泉廻遊式の静寂な庭で、歩くたびに景色が変わります。茶室(楽水軒)の前には礼拝石、池中央の蓬莱島の奥には三尊石と、峻厳で風格のあ る石組みが配されています。
入口に雌滝、奥まったところに雄滝があります。池には鯉が泳ぐ




茶室前の庭 こもをかぶったソテツ
桃山の庭
枯山水様式で、大きな刈り込みの前に緑の芝生が広がる明るい庭園で、桃山時代の豪壮な気風を反映しています。
城南宮から見晴るかす洛南の景色を表しているとも


離宮の庭
城南の地が最も華やかであった離宮時代の様子を表す枯山水庭園。
玉砂利が離宮の池を、緑濃い龍の鬚 が覆う部分が陸地を、そして岩組みが殿舎を象徴しています




神苑の梅、庭の入園料コミで500円


城南宮は、平安遷都の際に、国土の安泰と都の守護を願って、王城(都)の南に祀られたお宮であることから、城南宮と称えられます。
城南宮が鎮まる鳥羽の地は、平安京の表玄関に当たる交通の要衝であり、また鴨川と桂川に臨む景勝地でもありました。
やがて貴族の別荘が建てられるようになり、平安時代の末には白河上皇が壮大な離宮(城南離宮、鳥羽離宮)を造営して院政を開始されたのです。上皇の御所や御堂、また貴族の御殿などの建物が建ち並び、人々が行き交う様子は「都遷りのようである」とその賑わいがたとえられています。
 こうして白河・鳥羽・後白河・後鳥羽上皇と4代150年にわたり政治・文化の中心となり副都心の賑わいを見せたのでした。


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