徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

祇園祭 後祭 山鉾巡行(1)

2014-08-08 11:54:36 | 京都散歩
7/24 祇園祭 後祭 山鉾巡行
河原町御池交差点


前日に河原町御池交差点を下見に行った。運行上からいうと新町/室町-御池が最初に方向転換の辻回しをやるのだろうけど、
広い場所だとここと四条河原町の交差点。先祭の山鉾巡航とは逆で河原町御池のほうが先に通過するのでここに決めた。
交差点の位置だが、東南の方角がもっとも撮影には適していると思える。植え込みは確か4方向にあったが邪魔にはならない。
ということで、24日荷物をリュックに入れて朝7時に河原町御池交差点に着くとすでに東南の位置は撮影の人の場所取りがなされていて、最前列では見られない。2列目でもよかったかもしれないが万が一のこと(立ち上がる?)考慮して北東に折りたたみいすで陣取った。前列はすぐに埋まった。前に低い植え込みがある。三脚にビデオカメラ、短脚に1眼レフ、今回はビデオメイン。暑いので2Lペットボトルと、冷たく維持できるSUSのボトルを持ってきた。9時半の運行開始までこの場所でMP3プレーヤーを聞きながら時間をすごす。隣はどうやら台湾か中国の観光客4人。蝉の鳴き声が暑さを増すように・・以前、四条高島屋百貨店の南側で見たとき日射しが暑かった。これも考慮しなければならない。熱中症になってしまう。当然頭にはつば広の帽子をかぶっている。もらった団扇で風をあてる。


河原町御池の交差点東南方向を見る。中央分離帯?のスペースにもTVクルーのビデオカメラやカメラマンがいた。ここだと運行の山鉾が縦方向につながって映せるかも


京都府警のお巡りさんが交差点の四方ごとに3人配置されていて交通/人員整理に当たっているのだが山鉾運行時にはしゃがんで見学者の
邪魔にならないよう配慮していた。やがて通りの交通規制が始まり祇園囃子が聞こえてきた。
運行開始は御池新町が9時半で市役所前の河原町御池野有料観覧席前の通過が10:15分。
今回の後祭は先祭より運行台数は少ない。しかしトリは150年ぶりに復活した大船鉾である。京都にいたころヨドバシカメラのビル1Fで修復展示していた。

山鉾が街を巡行するのは、八坂神社の神輿を街に迎えるため、邪気を払うことが目的で、祇園祭の神輿渡御は17日と24日の夜。
よって山鉾巡行も2度行う、しかしなぜ前祭と後祭は数十年、一緒に山鉾巡航を行ってきただろうか?
その理由はいろいろあるようだが一番の理由としては交通面だったと言われてる。
巡行が2回ある事によって2回交通規制をしなければならない事やそれにかかる費用もかさむという事で・・巡行を1回に統一したというわけらしい。今年、山鉾巡行・後祭の開催は49年ぶりとなる。

前祭に登場する山鉾(全23基)
長刀鉾/函谷鉾/菊水鉾/月鉾/鶏鉾/放下鉾/岩戸山/船鉾/山伏山/孟宗山/太子山
郭居山/保昌山/油天神山/四条傘鉾/蟷螂山/伯牙山/木賊山/霰天神山/白楽天山
芦刈山/占出山/綾傘鉾


後祭に登場する山鉾(全10基)
北観音山/南観音山/橋弁慶山/役行者山/鯉山
八幡山/鈴鹿山/黒主山/浄妙山/大船鉾



1番:橋弁慶山 山は運行時には台車で移動し、交差点などで神輿のように担いで廻す運行形態がほとんどのようだ


2番:北観音山
「山」といいながら、概観、規模ともに立派な「鉾」である。一般の『山』のように方向転換時担ぐのではなく車輪がついた曳山(ひきやま)で重さは12トン、屋根までの高さ8メートル。 車輪も直径2メートル前後。
 囃子方(はやしがた)は交替員を含めて約40人、これを30人以上で曳く。
なぜ「山」なのだろう。調べてみると、屋根の上の天に向かって伸びるのは真木ではなくて真松、その先には両刀の槍みたいな『鉾』はなく、
松の木が飾ってあるのみ。また稚児人形もない。ただし、祇園囃子を演じるし、真木と稚児人形がないだけで巡行形態は鉾車とほぼ同じ。
ということらしい。この後巡航してくる南観音山もしかり。

ご神体として楊柳観音と韋駄天を乗せる。真松の枝に木彫の青い尾長鳥を取り付ける


交差点で辻回し。車輪の下に竹を並べ、すべり易くするために水を撒き、山鉾を横向きに引っ張り車輪を滑らせるようにして方向転換する


北観音山辻回し動画


3番:八幡山 町内に古くからある八幡宮に総金箔を施して乗せている。交差点で山を担いで回転させるパフォーマンスも


4番:浄妙山 宇治川の合戦において筒井浄妙の頭上を一来法師が飛び越した一瞬を再現している


5番:鈴鹿山 鈴鹿山で悪鬼を退治した瀬織津姫がご神体。真松に絵馬が吊り下げられている



6番:南観音山 ご神体として楊柳観音と善財童子を乗せる。真松の枝に木彫の鳩を取り付ける。
宵山の最後には、夜11時頃から楊柳観音を運び出して町内を回る「あばれ観音」を行う。




4人の音頭とりの人が『ヨーイヨーイヨイトセ』の掛け声で曳手が引っ張り辻回しを行う。交差点での方向転換は1回では終了せず、3回ほど



前に進むときは2人で『エーンヤラヤー』の掛け声



南観音山辻回し動画





山 巡行(1)動画





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