徒然なる写真日記

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「東高野山」 醫王寺

2015-03-30 00:34:13 | 2015栃木歳時記
2014 4/6 栃木県鹿沼市 医王寺(醫王寺)

1年前の春に 鹿沼の郊外にある名刹 医王寺に初めて立ち寄りました。
桜の花が満開で花びらが風で散る光景が美しかった。

 


医王寺は東高野山弥勒院と号する、真言宗豊山派の寺院。
薬師如来の別名である医王如来の名を寺号としていることからも知られるように、薬師如来を本尊とする寺院であり、講堂の秘仏本尊として薬師如来坐像を、金堂の本尊として薬師三尊像を安置しています。
日光開山勝道上人により765年に創建され、広大な境内(3万坪)には金堂・唐門・弘法大師堂・講堂・客殿など、主要堂宇を中心に9棟の建造物が建ち並んでいます。そのうち5棟が栃木県の有形文化財に指定され、そして27件にも及ぶ県指定重要文化財が収蔵されています。

仁王門をくぐり、境内に入る


宝永4年(1707)に建立
明治35年(1902)の足尾台風により倒壊し、平成4年(1992)に新しい仁王門が再建された


参道を進むと、正面に 巨大な茅葺屋根の伽藍が見えてくる


なかなか壮大だ。近年、彩色などの修繕がなされている。再建ではない


医王寺金堂(栃木県指定重要文化財)江戸時代・元禄11年(1698)~宝永4年(1707)
寛文5年(1665年)に再建され、桁行五間梁間四間で正面に向拝一間を設けています。屋根は茅葺の寄棟造りで、その高さは20m余りになります。内部は内・外陣に分れており、内陣には入母屋造りの立派な宮殿を配し、薬師如来三尊像(鎌倉時代)が安置されています。内外とも塗装・彩色が施され、真言密教の中心たる壮麗な大伽藍になっています。
なお手前の銅半伽地蔵尊は佐野天明の代表作。


日光の陽明門にある様な 象や龍や神獣の彫刻が見られる






四方に睨みを利かす魔よけの鬼




両脇に桜の木、後方に唐門、その後ろに大伽藍の講堂 




桜の後ろ、弘法大師堂


弘法大師堂 
栃木県指定有形文化財 江戸時代・貞享3年(1686)
桁行三間 梁間三間 正面に一間の向拝を設けた入母屋造
右隣は 地蔵堂(江戸時代)


唐門
栃木県指定有形文化財  江戸時代・宝暦3年(1753)
四脚門 入母屋造


宝暦3年(1753年)の造立で、細部の手法は、地紋彫・ふぐら彫など、日光東照宮陽明門の写しとして知られています。











正面の唐破風がとても華麗


普段は唐門は閉じている


講堂 
栃木県指定有形文化財
江戸時代・正保2年(1645)~元禄5年(1692)
桁行十二間 梁間七間 寄棟造り 屋根は茅葺形銅板葺き



客殿
栃木県指定有形文化財
江戸時代・貞享5年(1688) 講堂の東北に位置し、入り側で講堂と接している。間仕切りの襖を外すと、百三十畳の大広間となる。
東端には隠し部屋である2階が2間あり、この部屋には槍掛けがあり、数本の槍が残っている。
桁行十四間 梁間五間 寄棟造り





講堂から見た 、赤門と鐘楼




















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