大越よしはる(音楽ライター)
じょ~い:バンドとかってやってましたか?
大越:そのずっと後だよ。
じょ~い:あ、高校・大学時代はやらなかった?
大越:大学入った後。
じょ~い:入った後。軽音部?
大越:ううん。
じょ~い:軽音には入らなかった?
大越:うん。軽音に入ってたら、音楽について書くことを仕事にしてなかったかもしれないな。バンドはやってたけど、楽器は出来ないというくらいに等しかった。
じょ~い:何をやってました?ベース?ギター?
大越:ヴォーカルとドラム。
じょ~い:ドラム。
大越:主にリードヴォーカル。
じょ~い:ほぉ~~~、凄いですね。
大越:凄くない。
じょ~い:いやいや、凄いですね。
大越:楽器が出来なかった。単に楽器が出来なかった。
じょ~い:それ、ボクと一緒ですね。でも、(楽器を)いじったりはしましたか?
大越:いじりはしたね。結局バンドをやっている間はドラム・ヴォーカルだったから。
じょ~い:それあれですね、イーグルスじゃないですか。
大越:フィル・コリンズは意識したね(笑)。
じょ~い:フィル・コリンズね。
大越:練習スタジオに入って、ドラムにどうマイクをセッティングするかっていうのはドン・ヘンリーとかナイト・レンジャーのケリー・ケイギーとか、ああいうスタイルでやっていた。
じょ~い:今だったらヘッドフォンみたいなレイブン形式で。
大越:インカムマイクね。
じょ~い:あとはエキサイター。エキサイターはどうやってたかわからないですけどね。
大越:エキサイター、どうやって歌ってたんだろうね。
じょ~い:エキサイターもドラム・ヴォーカルですからね、カナダの。
大越:あれ凄かったね。あれを叩きながらあれを歌うんだから。
****
大越:一応、音楽サークル。軽音も入っている防音が効いたサークル棟で自分のサークルをやっていたんだけど。
じょ~い:あ、自分のサークル?
大越:でも、それは音楽サークルとは言っても音楽をやるサークルじゃなくて、音楽を聴くサークルっていうのを作った。
じょ~い:あ、なるほど。研究会ですね。
大越:そうだね。楽器が出来ない、ヘタレなロックオタクの音楽サークル。
じょ~い:意外とありそうでない。
大越:そう、ありそうでなかった。
じょ~い:ありそうでないし、多分やらないだろうし。
大越:(結局は)好きが高じてバンドも始めたわけだけれども、立ち位置としては楽器が出来ないロックオタクの音楽サークル。それが結局、後に音楽について文章を書いてっていうのにはつながった。それを卒業してからもずっと続けて仕事になってしまった。
じょ~い:それはいいですよね。そこはスムーズに行ってたということで羨ましいですね。
大越:スムーズじゃないと思うよ。
じょ~い:それを考えると、ボクなんか楽器は出来ないけど軽音でずっとっていうわけではなかったですけど軽音、ないしは軽音系のサークルにずっといましたからね。
大越:軽音に居たっていうことは楽器をやらなきゃダメだろ。
じょ~い:ちょっとやったけど、やっぱり出来ない君だから。手がぶきっちょだからね。
大越:俺もだよ。
じょ~い:そうなんですか?
大越:うん。
じょ~い:あんまり気にしなかったですね。
大越:だから指を一本一本使うギターやベースよりもドラムをやったというのはあったんじゃないかなと、今となっては。
じょ~い:そういう点では計算した?
大越:計算でもない。
じょ~い:計算ではない。
大越:あとドラムをやっている人間がいなかったからね。
じょ~い:ドラム(をやっている人間)はやっぱり貴重ですよ。
大越:バンドをやっている時にヴォーカルがいて、ギターがいて、ベースがいて、ドラムをどうするってなったら、結局自分で叩くのが一番早かった。
じょ~い:なるほどね。ドラムって一番難しそうに見えますね。全身使うし。
大越:ドラムがダメなバンドはダメだから。まぁ、自分でバンドをやってモノにならなかったのは俺のドラムがダメだったからな(苦笑)。
(⑤へ続く)
じょ~い:バンドとかってやってましたか?
大越:そのずっと後だよ。
じょ~い:あ、高校・大学時代はやらなかった?
大越:大学入った後。
じょ~い:入った後。軽音部?
大越:ううん。
じょ~い:軽音には入らなかった?
大越:うん。軽音に入ってたら、音楽について書くことを仕事にしてなかったかもしれないな。バンドはやってたけど、楽器は出来ないというくらいに等しかった。
じょ~い:何をやってました?ベース?ギター?
大越:ヴォーカルとドラム。
じょ~い:ドラム。
大越:主にリードヴォーカル。
じょ~い:ほぉ~~~、凄いですね。
大越:凄くない。
じょ~い:いやいや、凄いですね。
大越:楽器が出来なかった。単に楽器が出来なかった。
じょ~い:それ、ボクと一緒ですね。でも、(楽器を)いじったりはしましたか?
大越:いじりはしたね。結局バンドをやっている間はドラム・ヴォーカルだったから。
じょ~い:それあれですね、イーグルスじゃないですか。
大越:フィル・コリンズは意識したね(笑)。
じょ~い:フィル・コリンズね。
大越:練習スタジオに入って、ドラムにどうマイクをセッティングするかっていうのはドン・ヘンリーとかナイト・レンジャーのケリー・ケイギーとか、ああいうスタイルでやっていた。
じょ~い:今だったらヘッドフォンみたいなレイブン形式で。
大越:インカムマイクね。
じょ~い:あとはエキサイター。エキサイターはどうやってたかわからないですけどね。
大越:エキサイター、どうやって歌ってたんだろうね。
じょ~い:エキサイターもドラム・ヴォーカルですからね、カナダの。
大越:あれ凄かったね。あれを叩きながらあれを歌うんだから。
****
大越:一応、音楽サークル。軽音も入っている防音が効いたサークル棟で自分のサークルをやっていたんだけど。
じょ~い:あ、自分のサークル?
大越:でも、それは音楽サークルとは言っても音楽をやるサークルじゃなくて、音楽を聴くサークルっていうのを作った。
じょ~い:あ、なるほど。研究会ですね。
大越:そうだね。楽器が出来ない、ヘタレなロックオタクの音楽サークル。
じょ~い:意外とありそうでない。
大越:そう、ありそうでなかった。
じょ~い:ありそうでないし、多分やらないだろうし。
大越:(結局は)好きが高じてバンドも始めたわけだけれども、立ち位置としては楽器が出来ないロックオタクの音楽サークル。それが結局、後に音楽について文章を書いてっていうのにはつながった。それを卒業してからもずっと続けて仕事になってしまった。
じょ~い:それはいいですよね。そこはスムーズに行ってたということで羨ましいですね。
大越:スムーズじゃないと思うよ。
じょ~い:それを考えると、ボクなんか楽器は出来ないけど軽音でずっとっていうわけではなかったですけど軽音、ないしは軽音系のサークルにずっといましたからね。
大越:軽音に居たっていうことは楽器をやらなきゃダメだろ。
じょ~い:ちょっとやったけど、やっぱり出来ない君だから。手がぶきっちょだからね。
大越:俺もだよ。
じょ~い:そうなんですか?
大越:うん。
じょ~い:あんまり気にしなかったですね。
大越:だから指を一本一本使うギターやベースよりもドラムをやったというのはあったんじゃないかなと、今となっては。
じょ~い:そういう点では計算した?
大越:計算でもない。
じょ~い:計算ではない。
大越:あとドラムをやっている人間がいなかったからね。
じょ~い:ドラム(をやっている人間)はやっぱり貴重ですよ。
大越:バンドをやっている時にヴォーカルがいて、ギターがいて、ベースがいて、ドラムをどうするってなったら、結局自分で叩くのが一番早かった。
じょ~い:なるほどね。ドラムって一番難しそうに見えますね。全身使うし。
大越:ドラムがダメなバンドはダメだから。まぁ、自分でバンドをやってモノにならなかったのは俺のドラムがダメだったからな(苦笑)。
(⑤へ続く)