アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Lost 2-2 "Adrift"

2005年11月10日 | TV: Lost
【アメリカ合衆国での初回放送 = 2005年9月28日】第2シーズン第2話は同第1話と同時進行で、「その頃、イカダ組(ソーヤー、ジン、マイケル、ウォルト)は…」という感じの話。また、ロックとケイトが縦坑に入って行ってジャックと合流するまでの話も描かれる。こういう編集の仕方も面白い。

【第1シーズンの最終話】

ソーヤー、ジン、マイケル、ウォルトの4人は生存者たちのメッセージが入ったビンを携え、助けを求めるためにイカダで海に出た。その夜、近づく船影を認めた一行は救難信号を打ち上げる。

しかし、近づいて来た船に乗っていたのはアザーズの男達だった。男達はウォルトを拉致し、イカダを破壊する。ソーヤーは銃で肩を撃たれ、マイケルとジンは海に落ちてしまう。

アザーズが狙っていた子どもというのはクリアが産んだばかりのアーロンではなく、ウォルトのことだったのか!?

夜が明けた。

ソーヤーは気絶したマイケルをどうにか水から引き上げ、人工呼吸を施す。第1シーズンではケイトとの熱烈なキスで話題を呼んだソーヤーだけど、今度はマイケルと「キス」したことに…。

こうして一命を取りとめたマイケルはウォルトの名を叫び続ける。ソーヤーが「いくら呼んでも無駄だ」と説得しようとするが、マイケルは諦めようとしない。

ジンは海に落ちたまま行方不明だ。ソーヤーも銃で撃たれた肩の傷から血を流し続けている。今のソーヤーとマイケルにできるのはバラバラになったイカダの破片にしがみついてどうにか生き延びることだけだった。

【フラッシュバック】

マイケルはスーザン(マイケルの元恋人でウォルトの母)からウォルト(当時1~2歳?)を取り戻そうとしていた。しかし、貧乏なマイケルにはそれなりの弁護士しか雇えない。第一、スーザンと正式に籍を入れてなかったため、マイケルにウォルトの「親権」があるかどうかさえも微妙なところだ。

それに、ウォルトはマイケルに会ったことさえほとんど(全く?)なかった。これはスーザンがウォルトをマイケルから遠ざけてたためだが、「親権」という観点からすれば結果的には同じことだ。

そして、スーザンにはウォルトにきちんとした生活と教育を与えるための財産と収入がある。マイケルは交通事故でしばらく入院していたが、その治療費だって実はスーザンが払っていたのだ。

最初は「どうしてもウォルトを取り戻す」つもりだったマイケルも遂に諦める。マイケルは公園でウォルトにクマのヌイグルミを渡し、お別れを言うのだった。

こういう過去があったのなら、なおさら、「今度こそはウォルトを失いたくない」と思うだろうね。


一方、島では…

クレアはチャーリーが聖母マリアの像を持っていることに気付く。「どこで手に入れたの?」と尋ねるクレアに「この島で見つけたんだ」と答えるチャーリーだが、その像の中にヘロインが入ってるということは黙っている。これは数日前、ロックとブーンがジャングルを探索中に見つけたセスナ機の中に大量に積んであった像の1つだった。

ロックは縦坑に落ちたケイトのあとを追って中に入る。地下施設の壁には「DHARMA」のロゴ(写真→陰陽道のシンボルに似ている)があった。

ケイトは気絶していた。ロックは地下施設の中でデズモンドに出会う。やがてケイトが目覚める。

デズモンドはロックの顔を見つめ、「Are you him?」と尋ねる。どうやら誰かが来るのをずっと待ってたようだ。

デズモンドが繰り返し尋ねるので、ロックはワケのわからないまま「そうだ」と答えるが、結局、嘘がバレてしまう。

デズモンドはケイトにロックを縛るよう命令する。しかし、ロックが「ケイトは逃亡者だから危険だ。彼女の方を縛った方が良いよ」と言ってデズモンドを説得する。そして、ロックはケイトを縛りながらナイフをこっそり渡すのだった。

実はデズモンドは何年もこの地下施設の中で暮らしていた。その間、一度も外に出ることはなかったが、毎日、壁に印を付けることによって時の経過を確認していたようだ。

デズモンドの「任務」は108分毎に「4 8 15 16 23 42」という番号をコンピュータに入力して「Execute」ボタンを押すことだった。もし、それを怠ったら…?デズモンドによれば世界が滅亡してしまうのだという。ちなみに、この番号は縦坑の外壁にも書いてあり、ハーリーの宝くじの当たり番号とも同じだ。また、108といえば仏教では「煩悩の数」とされてるが、関係はあるのか?

イカダの破片につかまって海の上を漂い続けるマイケルとソーヤーだが、マイケルが「ウォルトがさらわれたのはお前(ソーヤー)のせいだ!」と言い張っていた。2人の溝はますます深まるばかりだ。そこにソーヤーの血を嗅ぎ付けたサメが近づいて来る。

2人はイカダ本体の平底を数メートル先に見つけるが、そこまで泳ぎ着くのは難しそうだ。サメがいてはなおさらである。だが、このまま破片につかまって浮いていたら、サメに食いつかれるのは時間の問題だ。「やるなら、今しかない」と決心したソーヤーは拳銃をマイケルに渡し、平底を目指して片手で必死に泳ぐ(肩を撃たれてるので片手しか使えない)。

サメはソーヤーのすぐ後ろに迫っている。マイケルが拳銃の引き金を引くが、何も起こらない。水に濡れて使い物にならなくなったのだろうか?マイケルは薬室を素早く掃除し再び引き金を絞る…今度はサメに命中し、ソーヤーは無事、平底に辿り付く。2人はこれでしばらくは安全だろう。

翌朝、マイケルとソーヤーは潮流に乗って島の反対側(?)の海岸に流れ着く。2人がよろめきながら上陸すると、なんと、そこにジャングルの中から駆け出て来たのは後ろ手に縛られたジンだった。ジンは韓国語で何かを叫んでいるようだが、マイケルとソーヤーには意味不明だ。字幕も出ないので、韓国語を解さない視聴者にもわからない(「逃げろ!」と言ってたらしい)。そして、ジンは「アジャジュ!アジャジュ!」…いや、「アザーズ!アザーズ!」と叫ぶ。

だが、時すでに遅く、ジンの追手が間近に迫っていた。追手(アザーズ?)は合計5人いて、浮浪者か漂流者のような恰好をしている。そして、ソーヤーたちは彼らに袋叩きにされ、囚われてしまうのだった。

ケイトは縛られて別室に監禁されていたが、そこは食物貯蔵室らしく、キャンディバー等が置いてある。ケイトはロックからもらったナイフを使ってロープを切り、通気口によじ登る。やがて、ケイトがコンピュータのある部屋が見える所まで辿り着くと、ちょうどジャックが到着し、ロックに銃口を向けたデズモンドと対峙するところだった。デズモンドが放った威嚇弾がケイトの脇を掠め、ケイトは小さな悲鳴をあげるが、音楽(Mama Cassの歌)にかき消されてジャックの耳には届かないようだ。

ロックはデズモンドに言われるまま、コンピュータに「4 8 15 16 23 42」と入力する。

…というわけで、前回とほぼ同じ所で終わる。(話がなかなか進まない!?)

なお、デズモンドはジャックのことを覚えてないように見える。


【参考: 第1シーズン半ばまでの情報を整理】
番組紹介
キャラクター紹介


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3 コメント

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宗教が関係? (モリー)
2006-07-25 16:45:57
地下室の壁にあったマークが何に属するのか?わからなかったんですが、「DHARMA」ってヒンズー教の戒律の意味。すると108は仏教での「煩悩の数」。

えっ、なんか宗教的要素が高まってきました。でも、それがどう繋がるのかは、わけわかりませんね。

デズモンドは記憶を消されているのだろうか?それとも別人?もう、妄想ばっかりです



>ケイトとの熱烈なキスで話題を呼んだソーヤーだけど、今度はマイケルと「キス」したことに…。



ナイス!ホント、そうですよね
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追伸 (モリー)
2006-07-25 16:50:54
スミマセン。今、思いつきました。

「4 8 15 16 23 42」この数字の合計は108ですね。

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http://blog.goo.ne.jp/joesoca/ (ジョウ)
2006-07-26 05:07:18
モリーさん、「4 8 15 16 23 42」の合計が108というのには気付いてませんでした。スルドイ!



デズモンドはエミー賞にノミネートされてますよね。第3シーズンでも活躍してくれそうなので期待してます。



ソーヤーはその後もまたキスシーンがあるんですヨ。相手が誰かはお楽しみ。
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