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アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Ghost Whisperer 1-4 "Mended Hearts"

2005年11月10日 | TV: Ghost Whisperer
今回(10/14放送)は婚約者に死なれてしまった若い女性の話。

メリンダとジムがアンドリア(アイーシャ・タイラー)のアパートでくつろいでいると、天井から水がしたたって来る。上の階のアパートから漏れて来たらしい。問題のアパートでは女性が水を張ったバスタブに沈んでいた。すると男性が現れ、「○○とXX(睡眠薬らしい)を大量に飲んだんです」とメリンダに告げる。そして、メリンダは早速、ジムにその事を伝える。

女性は死を迎え、霊が身体の外に出る。男性が「グウェン、ダメだ!こんな事で命を終わらせるなんて…」と女性の霊に向かって叫ぶと、彼女は「コナー!やっぱり私の側にいてくれてたのね」と喜ぶのだった。そう、メリンダに睡眠薬の事を伝えた男性はすでに死んでいたのだ。だから、グウェンを止められなかったわけね。でも、コナーがバスルームのドアをドンドン叩く音は階下にも響いてたような…?

しかし、グウェンは救急隊員であるジムの適切な処置によって一命を取り留める。

病院で眠るグウェンの様子を見ていたメリンダの所にコナーの霊が現れる。彼は1年前のトライアスロン大会の競輪でトップを走っていた時、コースに紛れ込んだ子どもを避けようとして崖下に転落し即死してしまったのだ。えっ、幽霊にも正確な時間感覚があるの?

ちなみに、病院という所は霊感のある人にとっては苦手な場所らしく(『Medium』のアリソンもそうだよね)、メリンダも幽霊に話しかけられたりして困ってしまう。

グウェンは小学校の教師だったが、コナーの死以来、ずっと仕事を休んでアパートに引きこもっていた。そして遂に耐えられなくなって自殺を図ったのだ。

一方、コナーは「ボクが死んだ後、心臓が誰かに移植されたはずなんだけど、それがどんな人で、ボクの心臓を大事にしてくれてるかどうかを知りたい」と言う。しかし、「彼がこの世をさ迷ってる理由はどうやらそれだけではなく、グウェンの側を離れることができないからだろう」とメリンダは推測する。

メリンダは心臓移植の記録を調べるため病院に出向くが、看護婦はそんなプライバシーの侵害を簡単には許してくれない。その時、停電が起き、看護婦が予備の発電装置をチェックしに行ってる間に別の看護婦の霊がメリンダにコンピュータのパスワードを教えてくれる。これには笑えた。なるほど、こういう手があったのね。

メリンダはコナーの心臓をもらったクリフという男性のアパートに出向く。するとクリフはちょうどどこかに出かけるところだったので、メリンダはそのまま尾行する。ええっと…病院のデータにはクリフの写真までは無かったはずだけど、どうしてわかったの?これも霊感?

クリフが出かけたのは臓器移植によって「第2の人生」を授かった人たちのサポートグループの会合だった。クリフにとってはもう3度目の会合だが、他のメンバーたちになかなか心を開こうとしない。

会合後、メリンダはクリフに話しかける。クリフは心臓をもらった事に関して罪悪感を抱いているのだという。「俺みたいな冴えない奴じゃなく、もっと価値のある人に心臓をあげれば良かったのに」と沈んだ様子のクリフ。

さて、意識を取り戻したグウェンだが、「コナーなしではもう生きていけない」と言う。彼女は一瞬死んだ時にメリンダの霊感に気付いたこともあって最初からメリンダをスンナリと受け入れてくれてはいるのだが、「新しい人生を歩むべき」というメリンダのアドバイスには耳を傾けない。

クリフは家族向けの小さな写真スタジオを経営していた。生きる事に自信の無さそうなクリフだが、写真の腕は確かなようだ。そんなクリフにメリンダは「紹介したい人がいるの」と言って彼を食事に招待する。

メリンダとアンドリアはクリフとグウェンをレストランで引き合わせる。そして口実を作ってクリフとグウェンを2人きりにしてしまうのだった。最初はぎこちない2人だが、次第に話が弾んでくる。

クリフは次の会合で「私は恋愛が苦手なんです。小さい頃からずっと心臓が弱かったから、恋愛よりも『来週にはもうこの世にはいないかもしれない』という切実な心配がありましたから。でも、その殻に隠れて恋愛からわざと逃げてたのかもしれません」と、ようやく心を開く。そして、これからは精一杯生きていく事を誓うのだった。

メリンダが自宅の前のポーチでジムとたわむれている様子をコナーが恨めしそうに見ている。ジムが家の中に引き上げた後、コナーはメリンダに話しかける。コナーはグウェンがクリフとデートした事を面白く思ってないのだが、メリンダは「問題はグウェンが貴方を忘れられない事じゃなくて、貴方がグウェンを解放してあげない事なのよ。貴方たちがお互いを愛してるのはわかるけど、もう生きてる時みたいにはいかないのよ」と指摘する。

後日、グウェンはメリンダに「私、仕事に戻ろうと思うんです」と告げる。グウェンはコナーの事をやっと吹っ切れたようだ。その様子を見たコナーもあの世へ旅立つ決心をするのだった。

…というわけで、タイトルの『Mended Hearts』には二重の意味があり、上手い構成のエピソードだ。この番組、やっぱり素晴らしい。

「心臓を移植された人が心臓提供者の癖や記憶の一部を受け継いで、心臓提供者の恋人だった人と結ばれる」というのは韓国ドラマにもあったっけ…(クリフとグウェンが結ばれるかどうかは別として)。

なお、メリンダが経営する骨董店の高額な税金を肩代わりしてくれたアンドリアがパートナーになった。アンドリアってお金持ちなのね。

ところで、クリフ役のJoey Slotnikという俳優さん、よく見かけるなあ…と思ってIMDbで調べてみたら、映画『Hollow Man』等に出演した他、『エイリアス』、『CSI』、『Nip/Tuck』等にもゲスト出演したことがあるんだって。結構良い役者さんだと思いますよ。

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2 コメント

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こんにちは (駐在員です)
2005-11-11 03:29:27
ジョウさん、こんにちは。書き込みありがとうございました。私もお邪魔させて頂きました。TV番組、うちではチャンネル権が子供にあって、ディズニーチャンネルかトーマスしか見せてもらえません(笑)。トーマスの仲間の名前は詳しくなりましたが、英語は全然上達しなくて、、、困ったものです。
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トーマス (ジョウ)
2005-11-11 03:51:27
そういえば、うちの子がもっと小さかった頃、私もトーマスの仲間たちの名前を覚えましたよ。

今でも、子どもに見せられない番組は録画して夜中か早朝(!)に見てます。

ディズニーチャンネルとかカートゥーンネットワークとかは我が家では契約してないので、うちの子の旅行時の楽しみの1つが「ホテルのTVで子ども向けのケーブル番組を見ること」だったりします。
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