10/28(日)--- 第8日
朝、インターネットでニュースをチェックする。オレンジ郡ではやはり、小雨のおかげで空気がいくらか良くなり、鎮火率も60%にまで上がり、「火曜日までには完全に鎮火できそう」だという。
サンティアゴ火災は今、東北東にゆっくりと移動しており、リヴァーサイド郡との境界線に迫っているが、そこの防御線はうまく機能しているようだ。
ともかく、我が家からは着実に遠ざかっている。強風が逆方向に吹き出したりしない限り、大丈夫だろう。
息子が「家に帰りたい」と、ポツリと言う。
イトコたちとワイワイ騒いで、半分バケーション気分だったとはいえ、やはり子どもなりにストレスを感じていたのだ。
2家族が同時に避難してきて、合計3家族が同居することになったのである。変な言い方かもしれないが、この家の「人口密度」が増したわけだ。シャワーや歯磨きやトイレの順番を待つだけでもツライ。
義兄一家は良くしてくれたけれど、やはり、いろいろと気を遣う。
ティッシュ、紙コップ、石鹸といった備品でさえ、家が異なれば保管・配置のパターンがどうしても異なるから、「今すぐ必要」という時に探すのに苦労した。
しかし、それでも、こうやって頼れる親戚がいるというのは本当にありがたいと思った。
公共の避難所にいる人たちはもっと、もっと大変な思いをしていることだろう。
ともかく、おいとまする時が遂に来たようだ。私たちは午後に帰宅する。
ペットのベータ・フィッシュも一緒だ。
1週間ずっと泊まりっぱなしだった義妹一家も帰路につく。
夕方、家に到着する。3日半ぶりの帰宅だ。
空気にはほんの少しだけ、煙のニオイが混じっている。
家の中の空気は思ったよりもきれいだ。
今夜はワールドシリーズの第4戦だが、火事のニュースばかりが気になっていたので、これまでの試合もほとんど見ていない。3~4時間もジックリと腰を据えて1つの番組に集中するほどの心の余裕もない。
今年はボストン・レッドソックスが優勢らしいが、「まあ、あと1~2戦はやるだろう」とタカをくくり、今日の試合は見ないことにする。
それに、私にはまだ、持ち帰った仕事が残っている。これを全部今日中にこなすためにはTVを見ている時間はない。
夕食後、私が書斎でコンピュータに向かっている間、妻と息子がファミリー・ルームでTVを見ていたが、案の定、野球ではなく、『America's Funniest Home Videos』だった。
私が仕事を一休みして覗いてみると、2人でゲラゲラ笑っている。やはり、自宅でくつろげるというのは良いものだ(私は仕事してるけど)。
ちなみに、カリフォルニア南部の火事騒動をうけ、ローカル局は火事のニュースばかりやっているが、ネットワークの通常番組は(一部を除き)ほぼ予定通り放送されている。
火事に囲まれた思いでいる私たちにはTVどころではないのだが、全米規模で見れば、それはほんの一部の視聴者にすぎないのだ。
もっとも、アメリカのTV番組の大部分はロサンジェルス地域で撮影されているので、火事の影響で撮影が遅れたり、脚本を書き換えざるを得なくなったケースもある。
ところで、オレンジ郡のサンティアゴ火災の放火犯に賞金がかかっている。放火が確定になった時点(3~4日前)で7万ドルの賞金が提示されたが、日増しに金額も大きくなり、今では20万ドル以上になっている。
地元の警察&消防機関だけでなく、FBIも本腰を入れて調査している。
ある目撃者の話によると、火事の発生直後、白いフォード・トラックに乗った怪しい男が火事をウットリと眺めていたというが、その男が犯人だと決まったわけではない。
朝、インターネットでニュースをチェックする。オレンジ郡ではやはり、小雨のおかげで空気がいくらか良くなり、鎮火率も60%にまで上がり、「火曜日までには完全に鎮火できそう」だという。
サンティアゴ火災は今、東北東にゆっくりと移動しており、リヴァーサイド郡との境界線に迫っているが、そこの防御線はうまく機能しているようだ。
ともかく、我が家からは着実に遠ざかっている。強風が逆方向に吹き出したりしない限り、大丈夫だろう。
息子が「家に帰りたい」と、ポツリと言う。
イトコたちとワイワイ騒いで、半分バケーション気分だったとはいえ、やはり子どもなりにストレスを感じていたのだ。
2家族が同時に避難してきて、合計3家族が同居することになったのである。変な言い方かもしれないが、この家の「人口密度」が増したわけだ。シャワーや歯磨きやトイレの順番を待つだけでもツライ。
義兄一家は良くしてくれたけれど、やはり、いろいろと気を遣う。
ティッシュ、紙コップ、石鹸といった備品でさえ、家が異なれば保管・配置のパターンがどうしても異なるから、「今すぐ必要」という時に探すのに苦労した。
しかし、それでも、こうやって頼れる親戚がいるというのは本当にありがたいと思った。
公共の避難所にいる人たちはもっと、もっと大変な思いをしていることだろう。
ともかく、おいとまする時が遂に来たようだ。私たちは午後に帰宅する。
ペットのベータ・フィッシュも一緒だ。
1週間ずっと泊まりっぱなしだった義妹一家も帰路につく。
夕方、家に到着する。3日半ぶりの帰宅だ。
空気にはほんの少しだけ、煙のニオイが混じっている。
家の中の空気は思ったよりもきれいだ。
今夜はワールドシリーズの第4戦だが、火事のニュースばかりが気になっていたので、これまでの試合もほとんど見ていない。3~4時間もジックリと腰を据えて1つの番組に集中するほどの心の余裕もない。
今年はボストン・レッドソックスが優勢らしいが、「まあ、あと1~2戦はやるだろう」とタカをくくり、今日の試合は見ないことにする。
それに、私にはまだ、持ち帰った仕事が残っている。これを全部今日中にこなすためにはTVを見ている時間はない。
夕食後、私が書斎でコンピュータに向かっている間、妻と息子がファミリー・ルームでTVを見ていたが、案の定、野球ではなく、『America's Funniest Home Videos』だった。
私が仕事を一休みして覗いてみると、2人でゲラゲラ笑っている。やはり、自宅でくつろげるというのは良いものだ(私は仕事してるけど)。
ちなみに、カリフォルニア南部の火事騒動をうけ、ローカル局は火事のニュースばかりやっているが、ネットワークの通常番組は(一部を除き)ほぼ予定通り放送されている。
火事に囲まれた思いでいる私たちにはTVどころではないのだが、全米規模で見れば、それはほんの一部の視聴者にすぎないのだ。
もっとも、アメリカのTV番組の大部分はロサンジェルス地域で撮影されているので、火事の影響で撮影が遅れたり、脚本を書き換えざるを得なくなったケースもある。
ところで、オレンジ郡のサンティアゴ火災の放火犯に賞金がかかっている。放火が確定になった時点(3~4日前)で7万ドルの賞金が提示されたが、日増しに金額も大きくなり、今では20万ドル以上になっている。
地元の警察&消防機関だけでなく、FBIも本腰を入れて調査している。
ある目撃者の話によると、火事の発生直後、白いフォード・トラックに乗った怪しい男が火事をウットリと眺めていたというが、その男が犯人だと決まったわけではない。
安心いたしました。
ニュースでは子供の火遊びが原因と
報じられていました。
これまでもたらされた大きな被害を考えると
言葉もありません。
ジョウさんとってもお疲れでしょうが
家族の笑顔がなによりですね。
子どもの火遊びが原因だったのはオレンジ郡の火事ではなく、別のやつなんですが、いずれにせよ、かなりの規模が燃えたようです。怖いですよね。