アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

アメリカの「TVを消そう」週間

2008年04月22日 | TV: 全般
今週(4/21~4/27)は「TV Turnoff Week」だという。要するに「TVを見ずに他の事をやろう」というわけだ。

統計データというのは誰がどう行うかによって変わってくるが、アメリカの子どもの1日あたりの平均TV鑑賞時間は3時間とも4時間とも言われている。そんなに見たら、勉強に差し支えるだけでなく、健康にも悪いし、人付き合いが苦手な人間に育ってしまうのではないかという懸念がある。

そこで、スポーツをやるなり、音楽や芸術に目を向けるなり、あるいは福祉活動に参加するなりしなさい...と、Center for Screentime AwarenessTV Turnoff Network等が呼びかけているのだ。

そういえば、数年前、ケーブルTVのNickelodeon局が半日、放送を休止した事があったっけ。

我が家ではアンテナの受信状態が良くないので、いわゆる地上波の番組を見るのにもケーブルもしくは衛星放送会社と契約せざるを得ない。だが、「TVを見過ぎないように」と思い、わざと大部分のケーブル局(Nickelodeon、Cartoon Network、Disney Channel、HBO、Showtime、USA Network、Bravo、Sci Fi Channel、CNN等)が見れない契約にしてある。どうしても見たい番組がある場合はオンラインで見るか、DVDが出るのを待てば良い。地上波だけでも見たい番組が沢山あって見るのが追い着けないぐらいなのだから、数ヶ月待つのも苦にならない。

その朝、妻が近隣のホテルで開催中のセミナーに参加した。短時間だったので、私は息子と一緒にホテルのロビーで待つことにした。すると、ロビーにTVが置いてあって、ちょうどNickelodeon局のアニメ番組が映っていたので息子は大喜び。

しかし、数分後、なんと、画面に「今日はTVをお休みして、外で遊びましょう」というメッセージが表示された。ジョークなどではない。本気である。いくら待っても、そのメッセージが映っているだけ。

「ああ、そういえば、Nickelodeonがそういう事やるっていう記事を読んだ覚えがあるよ。いつやるって書いてあったかは忘れちゃったけど、今日だったんだね」と私。
「普段見れないチャンネルをやっと見れると思ったのにィ。なんで今日なのォ!?」と息子。

これ、今年もやるのかどうかは知らないが、そういう事もあるかもしれないのでご注意を。

ただ、今シーズンの場合、脚本家組合のストライキの影響で新エピソードが途絶えていたプライムタイム番組がようやく「復帰」したところだ。今週からやっと再開する番組も多い。そういう時期に「TVを見るな」って言われたって困るのである。

さて、あなたならどうする?


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2 コメント

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Unknown (ジョウ)
2008-04-26 01:23:36
伊藤さん、アメリカの場合、なんだかんだとレーティングをつけたりして「子どもを守ろう」とする個人団体が多いですが、この「TV Turnoff Week」の場合、「外に出て遊ぼう」というだけでなく、「社会福祉活動に参加しよう」という呼びかけも含まれてるようです。

アメリカではボランティア活動の時間数も進学に影響しますし、大人になってからも率先してコミュニティ活動に参加して行く人が多いんですよ。
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省エネ対策? (伊藤正一)
2008-04-25 11:14:28
日本でもテレビを1時間消してみよう、とか、深夜放送を自粛しようなんて話ふが出ていますが、主に省エネ対策のためみたいです。アメリカは意味合いがちょっと違うようですね。
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