Ghost Whisperer 1-2 "The Crossing"

『Ghost Whisperer』の第2話（9/30放送）は列車にはねられて死んでしまった男の子ケニーの話だった。ケニーは自分が死んでしまったことに気付いておらず、「ママが迎えに来てくれるのを待ってるんだ」という。

ケニーを「あの世に渡らせてあげる」（仏教的に言うなら「成仏させてあげる」）ためには親の助けが必要だということで、メリンダ（ジェニファー・ラヴ・ヒュイット）は彼の両親を訪ねる。しかし、にわかに信じられる話ではない。しかも、彼らは何かの裁判で負けたばかりらしく険しい表情をしており、特に父親が非常に感情的になっていて、メリンダにその怒りをぶつけるのだった。

実はケニーの死亡事故は車の故障が原因だった。母親がケニーとその幼い妹を乗せて車を運転していたところ、線路の上で突然動かなくなってしまう。そこに列車が迫ってくる。母親はまず兄のケニーを車の外に出し、先に逃げるように言ってから、妹を抱きかかえて車を脱出する。しかし、ケニーはフロントガラスの内側に下げてあったお気に入りのアクセサリーを取りに車内に戻っていた。母親は「ケニー、何やってるの！？早く逃げなさい！」と叫ぶが時すでに遅く、ケニーは車ごと列車にはねられてしまったのだった。

「私がもっとちゃんとしてたら…」という後悔と罪悪感に悩まされる母親と、「僕が悪い子だったせいで、ママを怒らせちゃった」と思い込んでるケニー。一方、拳銃を手にして思いつめる父親…。

実は事故の後、ケニーの両親は欠陥中古車を彼らに売りつけた男を訴えたのだが、敗訴してしまったのである。復讐心に燃える父親は男を撃ち殺そうとする。しかし、メリンダを介したケニーの説得により、父親はどうにか踏みとどまるのだった。

そして、ケニーが両親に別れを告げ、あの世に渡る（cross over）時がやってきた。

…というわけで、今回もわんわん泣かされてしまった。特にケニーとメリンダが父親を説得するシーンあたりから涙が止まらなくなった。第1話よりもっと泣いたかもしれない。実はこれを書いてる今も「思い出し泣き」をしてたりする。

第1話を見た後、「そんなに毎回泣かされるわけない」と少し油断していたが、この番組、やっぱりオススメである。