アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Alias 5-14 "I See Dead People"

2006年05月12日 | TV: Alias
【アメリカ合衆国での初回放送 = 2006年5月10日】※「I see dead people.」というのはもちろん、映画『シックスセンス』の主人公のセリフだが、ここでの「dead people」には本当に死んだキャラだけでなく、「死んだはずだけど生きていた」キャラも含まれるのだろう。以下、(いつもの通り)超ネタバレ。

ナディアの葬儀が行われ、APOのエージェントたちも出席する。(公の場に集まったらマズイのでは?)

ロサンジェルスのAPO本部。マーシャルが「レネイの体内からマイクロチップが発見されました」とジャックに報告する。チップは破損してるのか、データは読み取れないが、表面にはなんと、「Andre Micheaux」(マイケル・ヴォーンの本名)が彫ってあった。この様子を何者かが盗聴している。

チューリッヒにあるプロフェット5のアジト。スローンがここに来てから1週間が経っていた。ケリーがスローンに「第47ページはいつになったら解読できるの?」と催促する。スローンは「500年以上も埋もれていたコードを解読するのに1週間以上かかったからといって、理不尽だとは思わないがね」とうそぶく。

ロサンジェルスにあるシドニー・ブリストウのアパート。シドニーがイザベルをあやしているところにジャックが現れ、マイクロチップの件を伝える。そのチップは30年近くにわたって彼女の体内に隠されていたらしい。レネイとヴォーンが30年前に知り合いだったはずはないが、父親同士は知り合いだっただろう。ヴォーンなら何か知っているかもしれない。ジャックがネパールに隠れているヴォーンに連絡を取ることを提案すると、シドニーは躊躇するが、「あたしが直接行く」という条件で賛成する。

チューリッヒ。ケリー・ペイトンがアーヴィン・スローンに「シドニーがネパールにマイクロチップを持って向かっている」と告げ、その邪魔をするためにプロフェット5からも要員を送り込むことになったと伝える。

APO本部。トムがある技術雑誌のクラシファイド広告欄を眺めながら、「CONTACT MAID AWAITING RESPONSE」と書いている。一見、平凡だが、おそらく何かの暗号だろう。

レイチェルが現れ、トムは雑誌を伏せる。レイチェルはスローンに騙されたことを悔しがっていた。トムは「君は優秀なエージェントだよ」と慰める。

レイチェルが去った後、トムは雑誌社に電話し、クラシファイド広告を注文する。

ネパールに送り込まれる要員とはシドニーそっくりの姿をしたアナ・エスピノサのことだった。スローンはアナに「シドニーにはイザベルという生後間もない娘がいる」等、個人情報をブリーフィングする。スローンはアナに「おまえは見かけ以外はシドニーと全然似ていない。それに、任務が終われば捨てられるだろう」と言う。

アナが去った後、ナディアの幻影が現れ、「パパ、あなた自身も使い捨てなのよ」と指摘するのだった。

ネパール。小型旅客機が着陸し、シドニーが姿を現す。迎えに来た案内人が「ヴォーンさんがお待ちかねですよ」と言う。シドニー…いや、シドニーに扮したアナは一瞬、驚くが、案内人の名前等、最低限必要な情報を聞き出してから殺す。

やがて、本物のシドニーが到着する。アナの仲間の男が案内人になりすまし、シドニーをジープに乗せる。

APO本部。マーシャルは電話に異常なノイズが混ざっていることから、何かに思い当たる。そして、ジャックの執務室に行って「コーヒーが切れてるんです」としどろもどろに言いながら、ノートパッドに別のことを書いて見せる。2人はガレージに行って話し合う。マーシャルは「APOの電話システム全体がpassage surveillance mode」で盗聴されてるんです」と説明する。スローンがナディアを殺してAPOを去った後、全てのシステムを交換したはずだったが、スローンの方が上手だったらしい。

ジープの助手席に座っているシドニーの携帯電話が鳴る。ジャックからだった。ジャックから盗聴の件を聞いたシドニーは案内人兼運転手が敵のスパイだと知るが、何気ない返事をして電話を切る。

間もなく、前方に故障した車と、その脇で手を振っている男が見えて来る。「助けてあげましょう」と主張する案内人兼運転手にシドニーが肘鉄を食らわせる。立ち往生したフリをしていた男がシドニーに向かって銃を撃つ。シドニーは助手席からハンドルを操作して回り込み、路上の男を撃ち殺すが、シドニーのジープも溝に嵌ってヒックリ返ってしまう。

ジープの下から這い出そうとするシドニーの前に自分と同じ顔を持つアナ・エスピノサが現れる。アナはシドニーのバックパックからマイクロチップを取り出し、ジープに放火する。

アナ・エスピノサはマイケル・ヴォーンが隠れ住む小屋に車を乗り付ける。(正確な場所をどうして知ってるの?)

チューリッヒ。スローンはペイトンに「ラムバルディは14世紀のジョセフ・ピナラという聖職者の影響を受けていた。第47ページを解読するためにはピナラが遺した古文書が必要だ」と話す。その古文書はジュネーヴの古書店にあるという。

ペイトンが出かけた後、ナディアの幻影が現れ、「本当はもう解読済みなのに、いつまでトボけるつもりなの?」と言う。

ネパールの小屋の中。ヴォーンはシドニー(実はアナ)との再会を喜び、キスをする。アナがマイクロチップのことを話すと、ヴォーンは「問題はそのチップが身体のどの部分に埋め込まれたいたかだな」と言う。実はヴォーンは「幼い頃に自転車の事故で怪我をした」と父から言われていたのだが、自分にはその事故の記憶がないのだという。そして、ヴォーンは胸の傷を見せる。つまり、レネイの体内にあったチップは片割れに過ぎず、ヴォーンの体内にあるもう1つのチップと組み合わせることによって、ようやく役に立つのだろう。(このチップはヴォーンが働いていたCIA本部ビルの保安システムには感知されなかったんだろうか?)

偽シドニーはヴォーンの胸をナイフで切り、もう1つのマイクロチップを取り出す。その際、躊躇する様子を見せた偽シドニーに向かい、ヴォーンは「君を信じてるよ」と言う。

その頃、シドニーは燃え上がるジープの下から這い出していた。そして、ジャックに電話をかけ、「あたしのダブルがいるわ」と報告する。

ヴォーンの体内にあったチップにはレネイの名前が彫られていた。そして、レネイの体内にあったチップと、パズルのピースのようにピッタリ重なる。

ジュネーヴの古書店。ペイトンがピナラ文書を受け取りに現れる。ペイトンが去った後、店員が何者かに電話をかけ、「あなたに会いたがっている人がいるようです。少なくとも彼女はプロトコルを知ってましたよ」と報告する。

ヴォーンと偽シドニーはマイクロチップの中にハンブルグの地図が入っていることを発見する。地図のタイトルは「EVAKUIERUNGPLAN ALPHA 3」(ドイツ語)だ。どうやら、冷戦時代に作られた核シェルターの場所を示してるらしい。偽シドニーはすぐさま、ヘリコプターを手配する。

シドニーが小屋に着いたのはちょうどヘリコプターが飛び立った後だった。

APO本部。ジャックが会議を招集し、エージェントたちに「実はマイケル・ヴォーンは生きている」と明かす。マーシャルは「そうだと思ってた!」と喜ぶ。

そして、ジャックはハンブルグ国際空港で撮られた写真を見せる。その写真にはシドニーとヴォーンが写っていたが、ジャックは「このシドニーは本物ではない」と指摘する。

ハンブルグ。30年前とは町並みがすっかり変わっているため、核シェルターの正確な場所はわからなかった。偽シドニーは大体の見当をつけた位置にある宝石店を指し示し、「宝石を保管するのにシェルターを使ってるかも?」と言う。ヴォーンが「カルタヘナ(Cartagena)の時と同じようにしようぜ」と提案すると、偽シドニーは「あなたのリードに任せるわ」と答える。

偽シドニーが宝石店の店員たちに拳銃を向けてホールドアップする間、ヴォーンは地下を探る。地下には隠れた部屋があり、壁いっぱいに写真やメモ等が貼ってあった。机の上にもヴォーンとレネイの父たちが残したらしいファイルが沢山ある。

そこに偽シドニーが現れ、ヴォーンに拳銃を向ける。そして引き金を引くが、弾は出なかった。ヴォーンが弾を抜き取っていたのだ。ヴォーンは「シドニーはカルタヘナになんか行ったことないんだよ。それに君はキスが下手だね」と告げる。

ヴォーンと偽シドニーは取っ組み合いとなる。やがて、アナは戸棚の中に拳銃を見つけ、「これは弾が充填されてるかしらね?」と言いながら、ヴォーンに銃口を向ける。

その時、本物のシドニーが現れ、後方から偽シドニーに3発の弾丸を浴びせる。偽シドニー…アナ・エスピノサは即しだった。

チューリッヒ。スローンは「過去の亡霊を振り切らないことにはコード解読に集中できない」と言って教会に赴く。プロフェット5の警備員が見守る中、スローンは祈りを捧げる。そして、こっそりと蝋燭の間に何かを隠す。やがて、スローンと警備員が去った後、別の男が現れ、蝋燭の間からメモを取り出す。その男はジュリアン・サークだった。

ヴォーンたちが見つけたファイルにはプロフェット5が絡んだプロジェクト、実験、そして関連組織や関係者の名前まで、いろいろな情報が含まれていた。それらの組織のほとんどは今でも存在している。

アナ・エスピノサの携帯電話が鳴る。ケリー・ペイトンからだった。シドニーはアナのフリをして応対する。

シドニーは「スローンがナディアを殺した」こと等を手短にヴォーンに伝え、「詳しいことはパパが教えてくれるわ」と、ジャックに直接連絡を取るよう指示する。アメリカの連邦政府内にも敵のスパイがいるため、ジャック以外は誰も信用できないのだ。

ヴォーンはマイクロチップをシドニーに渡し、キスをする。

シドニーが外に出ると、ペイトンの車が待機していた。シドニーは車に乗り込んでマイクロチップを渡す。ペイトンが「シドニーは?」と訊くと、偽シドニーに扮した本物のシドニーが「死んだわ」と答える。


ところで、今回からレネイがオープニング・シークエンスから外されている。


【今日の一言 その1】
Sydney Bristow: (ナディアの告別式で) Today, we shouldn't focus on what we lost, but what we gained by having Nadia in our lives. I not only gained a sister but a friend. When I think of the years of loneliness she had, no family to speak of, not knowing where she truly belonged, I'm so grateful for the warmth and affection she was surrounded by in the end. She taught me the meaning of family. But it goes deeper than blood, that it starts with friendship. And it comforts me to know that although she was taken far too soon, what she left me with will stay with me forever.

【今日の一言 その2】
Kelly Peyton: How's it coming? Page 47. Have you decoded it yet?
Arvin Sloane: As I told you before, it's going to take time. More time if these interruptions continue.
Peyton: It's been almost a week already, Mr. Sloane.... So when do you think we may... see some results?
Sloane: This isn't a crossword puzzle, Miss Peyton. The key to Rambaldi's end game is encoded within that manuscript where it has remained hidden for the past five hundred yeras. I hardly think... that a week is unreasonable.

【今日の一言 その3】
Anna Espinosa (to Sloane): In this business, it's always the children who suffer.

【今日の一言 その4】
Anna: Something tells me being Prophet Five's newest pawn wasn't exactly your end game.
Sloane: Well, unlike yourself, I know my place in the big picture. You, however, will continue to deceive yourself if you think you are anything more than dispensable.
(アナが部屋を出る)
Nadia Santos: The truth is, you are no different than she is. You're dispensable, too.

【今日の一言 その5】
Anna: Sorry, Syd, don't have time to chat. I've got a date. Now, I don't know exactly what I'm going to do with your boyfriend. Whatever it is, I'll have fun doing it.

【今日の一言 その6】
Sloane: What do you want from me, Nadia?
Nadia: I don't want anything.
Sloane: Then why are you here?
Nadia: Dad.... I'm here because you want me here. Now you can pursue Rambaldi and have your daughter at the same time. Isn't that what you said you wanted... just before you killed me?
Sloane: .... No, not like this.

【今日の一言 その7】
Jack Bristow: What I'm about to tell you is not to leave this room.... Agent Vaughn is alive.
Marshall Flinkman: I knew it! I knew he couldn't be... dead.


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1 コメント

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tinker@assassin.jp (tinker)
2006-05-12 19:50:28
アナのニセシドニーはボーンに対しておどおど気味だったけど、ニセシドニーに化けたほんとのシドニー(最後の車の中のとこ)はなんだか自信たっぷりでペイトンに接していたので、やっぱりアナよりシドニーの方がえらいなと思いました。サークが出てきたのでおぉってかんじです。あの人好きなんです。

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