【アメリカ合衆国での初回放送 = 2007年9月24日】今秋の新番組『Chuck』の第1話を放送開始に先駆けてユナイテッド航空の機内上映で見た。なかなか楽しい番組だ。【ネタバレ注意】
この番組はスパイ・アクション・コメディ・ドラマで、恋愛要素も含まれている。第1話では『The Bourne Identity (ボーン・アイデンティティー)』のパロディっぽいカー・チェイス場面もあるが、今後、どの程度のパロディが入るのかは不明。舞台はロサンジェルス。
クリエイターは『The O.C.』のJosh Schwartz。第1話の監督はやはり『The O.C.』、そして『Supernatural (スーパーナチュラル)』のプロデューサーでもあるMcG(映画版『チャーリーズ・エンジェル』シリーズの監督)。
主人公Chuck Bartowski(Zachary Levi)はBuy Moreという電化製品店のNerd Herd(テクニカル・サポート部門<*>)に勤める、平凡なハイテク・オタク(?)の若者だ。時給は11ドル。同僚のMorgan Pace(Joshua Gomez)とともに、女にモテず、デート経験も皆無である。
* Best BuyのGeek Squadをモデルにしたものだろう。
以下、第1話のストーリーを(あらすじにすぎないが)最後まで書いてあるのでご注意を。
ある日、Chuckは旧友のBryce Larkin(『Traveler』、『Tru Calling』のMatthew Bomer)から変なEメールを受け取る。それを開くと、多量の極秘情報がChuckの脳に流れ込む。後でわかったのだが、Bryceが盗んだ合衆国政府のサーバの極秘データがサブリミナル技術によって、丸々、彼の頭脳に刷り込まれてしまったのである。その結果、Chuckは特定の人物の顔を見たり、あるいは特定のキーワードを耳にしたりするたびに、知らないはずの極秘情報を思い出すようになる。
Eメールの受信者を突き止めたCIAとNSAはそれぞれ、秘密工作員を派遣する。極秘データを回収あるいは破壊するためだ。CIAのSarah Walker工作員(Yvonne Strzechowski)は女性の色気でChuckに近付くのだが、次第にChuckの誠実でユーモラスな人柄に惹かれていく。一方、NSAのJohn Casey工作員(Adam Baldwin)もチームを率い、Chuckを付け狙う。CIAとNSAは縄張り争いのためか、協力する気配は全くなく、Chuckを奪い合う。「相手に渡すぐらいなら、Chuckを殺してしまおう」という勢いだ。
その時、ちょうど、あるテロ計画が進行中だった。ChuckはTVのニュース、街で見かけた怪しい人物の顔、近くのビルの形などから、その事実を悟り、詳細を割り出す。CIAとNSAはそれぞれ断片的な情報しか持っていなかったので気付かなかったのだが、Chuckの頭脳には両者の情報(+α)がインプットされているために総合的な分析判断が可能なのだ。SarahとJohnはとりあえず休戦し、やはりChuckのおかげで、間一髪のところでテロを回避することに成功する。
その後、Chuckは一応、政府(CIA?NSA?)の秘密工作員として採用される。ただし、表面上はBuy Moreの店員のままで、彼が工作員だということは同僚も家族も知らない。さらに、Johnは店員に、Sarahは客にそれぞれ扮し、Chuckを警護することになったのだった。Chuckはこれからも時給11ドルで世界の平和を守り続けるのだ。
...とはいうけれど、政府から給料は出ないのだろうか?多分、出るだろうなあ。ともかく、「SAVING THE WORLD FOR $11 AN HOUR.」というキャッチフレーズは私にとってはツボである。キャッチフレーズといえば、『Heroes (ヒーローズ)』の「SAVE THE CHEERLEADER, SAVE THE WORLD.」というのを思い出すが、実は『Chuck』のプロモ映像の中に『Heroes (ヒーローズ)』をパロったヴァージョンも存在する。第1シーズンDVDボックスのカバーアートにも使われている日食の映像から始まるので、てっきり『ヒーローズ』のプロモ映像かと思いきや、『Chuck』のものだったりするのである。これにはバカ受け。このプロモ映像は残念ながら、NBC.comでは見れないようだが、私自身は『ヒーローズ』の再放送の枠で見たので、今夜チェックしてみてはいかが?ただし、『ヒーローズ』(第1シーズン・フィナーレの再放送)は今夜だけは夜10時枠で放送されるので注意。
Zachary Levi演ずるChuckは「ちょっとカッコ良すぎないか?」という気もする。特にSarahとのデートでの会話はスムーズすぎる?でも、配役は良い。
Sarah役のYvonne Strzechowskiは「どこかで見た顔」だと思ったのだが、IMDbのプロフィールに載っている作品はどれも未見なので、思い違いか?それだけ親しみやすいのかもしれない。彼女はとてもチャーミングで、特にコメディ系のヒロインとしてピッタリの配役だ。
John役のAdam Baldwin(『Angel』、『Day Break』、『Bones』、『The Inside』)はこれまでのシリアスぶりを保ちながらも、ちょっと抜けた感じの役柄を上手く演じている。これも楽しい配役だ。
これだけでも十分に見る価値ありだが、Chuckの姉(?)のEllieを演じるのがSarah Lancaster(『What About Brian』、『Everwood』)なので、ますます見逃せない。
この番組はスパイ・アクション・コメディ・ドラマで、恋愛要素も含まれている。第1話では『The Bourne Identity (ボーン・アイデンティティー)』のパロディっぽいカー・チェイス場面もあるが、今後、どの程度のパロディが入るのかは不明。舞台はロサンジェルス。
クリエイターは『The O.C.』のJosh Schwartz。第1話の監督はやはり『The O.C.』、そして『Supernatural (スーパーナチュラル)』のプロデューサーでもあるMcG(映画版『チャーリーズ・エンジェル』シリーズの監督)。
主人公Chuck Bartowski(Zachary Levi)はBuy Moreという電化製品店のNerd Herd(テクニカル・サポート部門<*>)に勤める、平凡なハイテク・オタク(?)の若者だ。時給は11ドル。同僚のMorgan Pace(Joshua Gomez)とともに、女にモテず、デート経験も皆無である。
* Best BuyのGeek Squadをモデルにしたものだろう。
以下、第1話のストーリーを(あらすじにすぎないが)最後まで書いてあるのでご注意を。
ある日、Chuckは旧友のBryce Larkin(『Traveler』、『Tru Calling』のMatthew Bomer)から変なEメールを受け取る。それを開くと、多量の極秘情報がChuckの脳に流れ込む。後でわかったのだが、Bryceが盗んだ合衆国政府のサーバの極秘データがサブリミナル技術によって、丸々、彼の頭脳に刷り込まれてしまったのである。その結果、Chuckは特定の人物の顔を見たり、あるいは特定のキーワードを耳にしたりするたびに、知らないはずの極秘情報を思い出すようになる。
Eメールの受信者を突き止めたCIAとNSAはそれぞれ、秘密工作員を派遣する。極秘データを回収あるいは破壊するためだ。CIAのSarah Walker工作員(Yvonne Strzechowski)は女性の色気でChuckに近付くのだが、次第にChuckの誠実でユーモラスな人柄に惹かれていく。一方、NSAのJohn Casey工作員(Adam Baldwin)もチームを率い、Chuckを付け狙う。CIAとNSAは縄張り争いのためか、協力する気配は全くなく、Chuckを奪い合う。「相手に渡すぐらいなら、Chuckを殺してしまおう」という勢いだ。
その時、ちょうど、あるテロ計画が進行中だった。ChuckはTVのニュース、街で見かけた怪しい人物の顔、近くのビルの形などから、その事実を悟り、詳細を割り出す。CIAとNSAはそれぞれ断片的な情報しか持っていなかったので気付かなかったのだが、Chuckの頭脳には両者の情報(+α)がインプットされているために総合的な分析判断が可能なのだ。SarahとJohnはとりあえず休戦し、やはりChuckのおかげで、間一髪のところでテロを回避することに成功する。
その後、Chuckは一応、政府(CIA?NSA?)の秘密工作員として採用される。ただし、表面上はBuy Moreの店員のままで、彼が工作員だということは同僚も家族も知らない。さらに、Johnは店員に、Sarahは客にそれぞれ扮し、Chuckを警護することになったのだった。Chuckはこれからも時給11ドルで世界の平和を守り続けるのだ。
...とはいうけれど、政府から給料は出ないのだろうか?多分、出るだろうなあ。ともかく、「SAVING THE WORLD FOR $11 AN HOUR.」というキャッチフレーズは私にとってはツボである。キャッチフレーズといえば、『Heroes (ヒーローズ)』の「SAVE THE CHEERLEADER, SAVE THE WORLD.」というのを思い出すが、実は『Chuck』のプロモ映像の中に『Heroes (ヒーローズ)』をパロったヴァージョンも存在する。第1シーズンDVDボックスのカバーアートにも使われている日食の映像から始まるので、てっきり『ヒーローズ』のプロモ映像かと思いきや、『Chuck』のものだったりするのである。これにはバカ受け。このプロモ映像は残念ながら、NBC.comでは見れないようだが、私自身は『ヒーローズ』の再放送の枠で見たので、今夜チェックしてみてはいかが?ただし、『ヒーローズ』(第1シーズン・フィナーレの再放送)は今夜だけは夜10時枠で放送されるので注意。
Zachary Levi演ずるChuckは「ちょっとカッコ良すぎないか?」という気もする。特にSarahとのデートでの会話はスムーズすぎる?でも、配役は良い。
Sarah役のYvonne Strzechowskiは「どこかで見た顔」だと思ったのだが、IMDbのプロフィールに載っている作品はどれも未見なので、思い違いか?それだけ親しみやすいのかもしれない。彼女はとてもチャーミングで、特にコメディ系のヒロインとしてピッタリの配役だ。
John役のAdam Baldwin(『Angel』、『Day Break』、『Bones』、『The Inside』)はこれまでのシリアスぶりを保ちながらも、ちょっと抜けた感じの役柄を上手く演じている。これも楽しい配役だ。
これだけでも十分に見る価値ありだが、Chuckの姉(?)のEllieを演じるのがSarah Lancaster(『What About Brian』、『Everwood』)なので、ますます見逃せない。
『K-Ville』は最初の10分位を見ましたが、あまりにも退屈なのでギブアップしちゃいました。レビューも書きようがないのでパスします。期待してた皆さん、ごめんなさい。
『Gossip Girl』の最初の10分をどこかのサイトで見たました。なかなか面白いです。http://www.cwtv.comでも数種類のプロモ映像が見れますので、ぜひどうぞ。
ラストの店での一幕がよかった。こういう適当な感じで、重大な任務を背負うっていうギャップがgood。Adam Baldwinはああいうのもアリなんですね。
K-Villeはすごいキャストで臨んでいるんですが、いかんせん暗い。Discovery見てる方がいいんでは?って感想です。これは早くも危険な香りがしますねぇ。
ところで、『Reaper』を見ていて、『Chuck』とあまりにも似すぎているのが気になりました。『Reaper』もそれなりに面白いんですけど、『Chuck』には明らかに負けてるのでヤバそうですね。