中国大陸の圧力にノー ベルギーで台湾人デモ 欧州議員、友好国大使も参加
2018/06/27 17:07 中央通信 フォーカス台湾
26日、ベルギー・ブリュッセルで、デモ行進する台湾市民ら
(ブリュッセル 27日 中央社)ベルギーの首都、ブリュッセルで26日、現地に滞在している台湾人を含む
約250人が中国大陸の台湾に対する圧力に抗議の意を示すデモ行進を行った。デモ行進には台湾人留学生などのほか、
駐欧州連合兼駐ベルギー代表処の曽厚仁代表(大使に相当)や台湾の国交樹立国、パラオやツバルの駐EU大使、
欧州議会議員、ベルギー連邦議会議員なども参加した。
一行は曽代表を先頭に「Support For Taiwan(台湾を応援しよう)」「台湾を支持し、民主主義を守る」と
書かれた横断幕を掲げ、市中心部を約2キロ行進した。中華民国の青天白日満地紅旗のTシャツを身に着けている
参加者も多く見られた。
曽代表は、中国大陸の台湾に対する圧力が高まっていることに触れ、今回の活動を通じて国際社会に台湾人の
声を届けられればと語った。
ベルギー連邦議会台湾友好チームの代表者は、台湾は民主主義国家だとした上で、台湾の経済活動の活発さや
公衆衛生における国際協力への参加意欲などに言及。国際社会における台湾の重要性について訴えた。
デモに加わった同機関トップの曽厚仁代表は共同通信に「中国はますます攻撃的になり、
今年に入ってさまざまな機会に台湾を脅したり、いじめたりしている」と訴えた。
26日、ベルギー・ブリュッセルで、デモ行進する台湾市民ら