台湾、軍事訓練を実施 新型コロナ渦中も続く中国の圧力に対抗
2020/03/24 16:34 中央通信社
緊急発進するF16戦闘機=国防部提供
(台北中央社)国軍は24日早朝、陸海空軍による訓練「聯翔操演」を実施した。
新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るう中でも、中国軍による台湾周辺での訓練が
続いている。この日は、台湾の陸海空軍が適切な対応を取れるかが試され、花蓮基地
(花蓮県)のF16戦闘機8機が緊急発進されるなどした。
国防部(国防省)によれば、同訓練は台湾全土で敵の制圧、空襲への反撃を想定した
重要な訓練。敵が重要な拠点を攻撃した場合、陸海空軍は指示を受け次第、すぐに防御や
反撃を開始する。この日の訓練では、厳徳発国防部長(国防相)が衡山指揮所
(台北市)に、黄曙光参謀総長が空軍作戦指揮部(同)にそれぞれ赴き、指揮を執った。