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<バルカン情勢>ボスニア・ヘルツェゴビナとクロアチア国境で移民と警察が衝突 。

2018-10-29 09:05:34 | 移民問題・難民問題

ボスニア・ヘルツェゴビナとクロアチア国境で移民と警察が衝突

2018年10月24日   TRT

ボスニア・ヘルツェゴビナのヴェリカ・クラドゥシャで、欧州連合(EU)加盟国のクロアチアに

入国するために待機していた移民と警察の間で乱闘が発生した。

EUが2016年に西バルカンルートを閉鎖したあと欧州諸国へ渡るために代替的なルートを

模索していた移民たちは、年初から集中的にボスニア・ヘルツェゴビナに向かっており、

クロアチア国境付近にある都市で待機を続けている。


寒い時期がやって来る前にEU各国へ渡りたい移民数百人が、10月23日からマリェヴァッチ国境

ゲートでまさにキャンプを設営した。


テントで夜を越した移民たちは、午前中に国境にある警察のバリケードを超えてクロアチア国境に

向かった。


ボスニア・ヘルツェゴビナの国境警察の介入を受けて移民たちと警察部隊の間で乱闘が発生した。

乱闘の際に移民数人が負傷したが、応急処置班がこれらの人々に処置を施した。

クロアチア国境でも安全措置が最高レベルに引き上げられたのが見られた。


ボスニア・ヘルツェゴビナが自分たちに提供したキャンプに滞在することを拒否し、EUのゲート前で

国境が開放されるのを待っている移民の数も毎時間増えている。


国境で待機を続ける移民の1人マジド・ダッヤーニさんは、状況が好ましくないことを指摘し、

「われわれは移民である。祖国はない。ここから進んで生きていきたいと考えている。われわれも

人間である」と述べた。


一方、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボからクロアチア国境付近にあるビハチに列車で

向かった移民50人以上の下車が妨げられた。


ボスニア・ヘルツェゴビナのドラガン・メクティッチ治安大臣は、列車で待機されられていた

移民をバスで送り返し、サラエボにある移民センターに収容すると語った。

 

 


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