2016.6.30 23:58 産経新聞
中国機への緊急発進が急増 4~6月に昨年同時期1・7倍以上の約200回 河野統幕長が発表
自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は30日の記者会見で、
今年4~6月に日本領空に接近した中国軍機に対する航空自衛隊戦闘機の緊急発進(スクラン ブル)の回数が、
昨年の同時期に比べ80回以上増えたことを明らかにした。
自衛隊は四半期ごとの緊急発進回数を定期的に公表しているが、統幕長が会見で発 表するのは異例といえる。
昨年4~6月の中国機に対するスクランブルは114回で過去最多だった。今年はその1・7倍以上の約200回となる。
河野氏は中国軍機の動きについて「尖閣諸島(沖縄県石垣市)近傍での活動も見られる」と指摘。
中国軍艦による領海や接続水域への侵入なども踏まえ「海上に おいても空においても中国軍の活動範囲が拡大し、
活発化している。エスカレーションの傾向にある」と強い危機感を示した。
自衛隊の対応については「領土・領海・領空を断固として守る観点から、引き続きわが国周辺海空域の警戒監視活動に万全を期す。
日米で連携して対応する必要もある」と強調した。
一方、元空自航空支援集団司令官の織田邦男元空将が「東シナ海上空で中国機が空自機に対し攻撃動作を仕掛け、
空自機が離脱した」とする記事をインターネッ ト上で発表したことに関し、河野氏は「(中国機が)攻撃動作をとった事実はない」と否定
した。
空自機が離脱する際に「自己防御装置を使用した」と織田氏が 指摘した点については「使ったか使っていないかは言及しない」と明言
を避けた。
南シナ海と同じ論理で尖閣諸島そして東シナ海も歴史的に中国領土で押し通してしまう目論見なんでしょう。既成事実を着々と積み上げていく気です。
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