北朝鮮産石炭の違法搬入を確認 ロシア産と偽装=韓国関税庁
2018/08/10 14:47 聯合ニュース
【世宗聯合ニュース】国連安全保障理事会の制裁決議により禁輸品目に指定されている北朝鮮産の石炭が原産地を
偽装する方法で韓国に違法に持ち込まれていたことが10日、韓国関税庁が発表した調査結果で明らかになった。
関税庁によると、韓国の三つの輸入法人が昨年4月から10月にかけ7回にわたり、総額66億ウォン
(約6億5000万円)相当の北朝鮮産石炭・銑鉄計3万5038トンを国内に違法に搬入した。
この際、北朝鮮産石炭をロシアの港で別の船に積み替え、原産地をロシアと偽る手法を使っていた。
関税庁は昨年10月に関連情報を入手。これまで、北朝鮮産石炭の搬入が疑われる9件を調査してきた。
このうち7件について違法な搬入を確認し、関与した輸入業者3人と3法人について起訴相当の意見を付けて
送検することを決めた。
輸入が禁じられている北朝鮮産石炭の韓国への流入が明らかになり、外交上の波紋は避けられない見通しだ。