オーストリア首相 米国はますます「頼りない」
オーストリアのクルツ首相は、米国はますます「頼りない」存在になりつつあると指摘し、欧州は統一された状態を維持せねば
ならないと語った。
クルツ首相はフィナンシャル・タイムズ紙からの取材に答え、「米国は我々にとって、ますます頼りなさを増している。
最も重要なのは欧州が統一された状態にとどまり続けることだ」と答えた。
クルツ首相は英国のEU離脱については、「とんでもない決定」とこき下ろし、決定の「主な原因」となったのはEUの移
民問題だったと指摘している。
英国は2016年に実施された国民投票の結果、来2019年3月29日にEUを離脱することが決まっている。
オーストリアの首相若くイケメンです。31歳です。日本では100%に近くあり得ない。
米国の関税対抗策として、ロシアのG8復活を要請=独左派党議員
ドイツ左派党連邦議会議員のザーラ・ヴァーゲンクネフィト氏は、米国に対抗するにあたり、ロシアの先進8か国首脳会議(G8)
への復活に賛成の意を示した。
今年4月、ハイコ・マース独外相は、ロシアのG8への復活は非現実的であるとの見方を示した。先進7か国首脳会議(G7)は以前、
カナダやEUからの鉄鋼、アルミニウムの輸入に対する米国の関税導入に反対の意を示していた。
ヴァーゲンクネフィト氏は、独「ドイチュラントラジオ」のインタビューで、「我々はロシアをG8から除外した。
現在、問題は米国がその他6か国の望まない政治を行っていることにある。ロシアのG8への復帰が米国への抵抗力となるであろう。
問題解決にあたって、我々にはロシアが必要である。」と述べた。
G7諸国は2014年、ウクライナ南部クリミア半島編入の動きを背景に、ロシアをG8の枠組みから事実上除外した。
オーストリア副首相、対ロシア制裁の解除を呼びかける
オーストリアの副首相で同国の右翼ナショナリズム政党「自由党」の党首シュトラッヘ氏は、「オーストリア新聞」の
インタビューで、EUはロシアに対する立場を見直し、制裁を解除するべきだとの考えを表した。
シュトラッヘ氏は、米国のEUに対する追加関税に関連したEUの政策に関する質問に対し、「EUが(ロシアに対する立場を)
見直すことが望ましいだろう。なぜなら制裁はまずオーストリア経済に害を及ぼしたからだ。私はロシアを中国の抱擁の手の中へ
送ってはならないと常に警告してきた」と答えた。
シュトラッヘ氏は「この苦しい制裁をやめ、ロシアとの政治的、経済的関係を正常化する時が訪れた」と述べた。
先に、オーストリアのクルツ首相は、米国はますます「頼りない」存在になりつつあると指摘し、欧州は統一された状態を
維持せねばならないと語った。