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EMERALD WEB≪拝啓 福澤諭吉さま≫

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イランでM7.3の地震 99人死亡 300人以上けが

2017-11-13 10:47:47 | 天災・地震・台風・豪雨・火山・大火災

イランでM7.3の地震 99人死亡 300人以上けが

イラクとの国境に近いイラン西部で日本時間の13日未明、マグニチュード7.3の地震があり、これまでにイランとイラクで合わせて

99人が死亡、300人以上がけがをしました。


USGS=アメリカの地質調査所によりますと、現地時間の12日午後9時20分ごろ(日本時間13日午前3時20分ごろ)、イラクとの

国境に近いイラン西部でマグニチュード7.3の地震がありました。震源の深さは23キロと推定されています。

USGSは当初、震源地はイラク北東部でマグニチュードは7.2、震源の深さは33キロと推定されるとしていましたが、

それぞれ数値を修正しました。


イランの国営放送やイラクのメディアは、両国の震源に近い地域で建物が崩れるなどして、これまでにイランで93人、イラクで6人が

死亡したと伝え、死者は合わせて99人に上っています。

また、イランで300人、イラクで50人がけがをしたということです。


両国にある日本大使館によりますと、これまでのところ日本人の被害の情報は入っていないということです。


イランの国営放送は災害当局者の話として、ケルマンシャー州など震源に近い国境沿いの町を中心に被害が出ていると

伝えています。

これらの地域では電気や通信の切断も報告されているということで、現地の当局が救助活動を急いでいます。

 

震源地近くに邦人居住 被害ないか確認中

バグダッドの日本大使館によりますと、地震が発生したとき揺れを感じたものの、棚から物が落ちるようなことはなかったという

ことです。



震源地に近いクルド人自治区のスレイマニヤ県には日本人が住んでいるということですが、これまでのところ被害の情報は入って

いないということで、引き続き被害がないかどうか確認を進めるとしています。

 

震源近くの町 多くの家屋倒壊

震源地に近いイラクのスレイマニヤ県の町で、大きな被害が出ているダルバンディハンで撮影された映像では、多くの家屋が倒壊し

て、がれきや家具などが通りに散乱している様子が確認できます。

また,地震から避難したと見られる大勢の人たちが通りに出て、携帯で電話したり不安そうに話をしたりしている姿が見られます。

 

クルド人自治区の町で被害

震源地に近いイラク北部のクルド人自治区の町、ハラブジャの食料品店と見られる建物を撮影した写真には、入り口付近でガラスが

割れている様子や、店内で多くの缶詰などが棚から落ちている様子が写っています。


ハラブジャに住む男性はNHKの電話取材に対し、「地震があって家の外に出た。通りには同じように地震を恐れて外に飛び出した

人があふれている。付近では家の倒壊は見当たらない」と話していました。

 

震源地付近は地震多発地帯

今回地震が起きたイラン西部やイラク北東部、それに隣国のトルコは、ユーラシアプレートと呼ばれる大陸の岩盤に南からアラビア

半島が乗ったアラビアプレートの岩盤が沈み込んでいる影響で、ほぼ南北から押し合う力がかかっているために地震活動が活発な

地域で、過去にも繰り返し地震の大きな被害が出ています。


1990年6月にはイラン北西部のカスピ海沿岸でマグニチュード7.7の大地震が発生し、およそ3万5000人が死亡しました。


2011年10月にはトルコ東部でマグニチュード7.2の大地震が起きて600人以上が死亡し、翌11月に起きた余震でも犠牲者が

出ました。



2012年8月にはイラン北西部でマグニチュード6を超える地震が2回続けて発生して300人以上が死亡し、3年前の2014年8月に

イラン西部で起きたマグニチュード6.2の地震でも多数のけが人が出ました。