ドイツの劇場がオペラの舞台に「旭日旗」を使用、韓国人が抗議も「変更しない」
2020年2月14日(金) 18時0分 Record China
2020年2月14日、韓国・聯合ニュースによると、ドイツでオペラの舞台に旭日旗が使用
されることが分かり、現地の韓国人らが反発している。
記事によると、ドイツ中部のブラウンシュヴァイク国立劇場は最近、今年の夏に
上演するプッチーニのオペラ「蝶々夫人」のポスターと舞台デザインを公開した。
しかしそこに旭日旗が使用されていたため、現地の韓国人から手紙やSNSを通じて
抗議の声が寄せられたという。
同劇場は1690年に設立されたドイツで長い歴史と伝統を誇る劇場の1つ。旭日旗は韓国で
「日本の帝国主義の象徴」とされており、これまでにもスポーツの応援などで使われる
たびに物議を醸してきた。
抗議を受け、劇場側はポスターのみ「デザインを変更する」と発表した。舞台デザインに
ついては「芸術的自由と美学的概念」を理由に変更を拒否し、「旭日旗が何を意味
するかはよく分かっている。旭日旗は上演中に破壊される演出になっており、決して
勝利の意味は含んでいない」と説明したという。また、劇場関係者も現地メディアの
取材に対し「ナチスの象徴と違い、旭日旗の使用は禁止されていない」とし、
「旭日旗は戦争の恐怖を表現するという芸術的、美学的な演出のために使われる」と
話したという。
これを見た韓国のネットユーザーからは
「よりによってドイツが?こういう問題に最も敏感に反応すべき国では?」
「他にも表現する方法はいくらでもあるのに、なぜわざわざ韓国人の心を傷つけるのか」
「意味を知っていて使うのはもっと悪い」
などの声が上がっており、やはり旭日旗の使用に納得がいかない様子だ。
一方で
「旭日旗が没落の象徴として使用されるなら別に構わない」
「韓国の日本植民地時代を描いた映画にも旭日旗は登場する。意味を知り、その通りに使うなら問題ない」
と問題視しない声も多く、
「これに抗議したらむしろ韓国人が未熟なイメージを持たれてしまう」
と指摘する声も上がっている。
ドイツオペラの舞台に旭日旗登場... 抗議するも「計画固守」
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