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<台湾情報17-5>日本高官の台湾訪問に中国が抗議。 / 岸田外相:日本は台湾との関係を維持する

2017-03-29 15:06:04 | 台湾 中台・国際関係

日本高官の台湾訪問に中国が抗議

2017年03月27日 18:23   SPUTNIK
 

中国外務省のフア・チュンイン報道官は日本は高官の台湾訪問を行ったとしてこれに抗議を申し入れた。

台湾訪問を行ったのは赤間二郎総務副大臣。訪問は25日に実施された。これは1972年以来、日本が行った台湾公式訪問のなかで

は最もランクの高い高官。赤間総務副大臣は、台北市で2日間の日程で開幕した日本観光見本市の開幕式に出席していた。

フア外務報道官はブリーフィングで「台湾問題は日中関係の政治基盤では最も重要かつ原則的な問題。台湾問題に対する中国の立

場は明確で一貫している。中国サイドは断固としてこれに反対し、すでに日本側に抗議を申し入れた」と語った。

フア報道官は、現職の公式人による台湾訪問は違法であり、日本が台湾とのコンタクトについて負った義務に反すると強調している。


日本の現職副大臣の訪台に断固反対 国務院台湾事務弁公室

 2017-03-29 11:10:01 | 新華網
 

  新華網北京3月29日  中国国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は29日、赤間総務副大臣が公務で台湾を訪問したことについ

て、「日本の現職の副大臣による台湾訪問は中日の四つの政治文書の精神に著しく背いており、われわれは断固反対する。台湾当局

は渉外分野で一つの中国の枠組みに挑戦しようと企んでいるが、小細工が多くなるほど、反発に遭うのも大きくなる」と述べた。



岸田外相:日本は台湾との関係を維持する。副大臣の台湾公務訪問 中国側の批判当たらず

日本の岸田外相は、赤間二郎総務副大臣の台湾訪問を中国外務省が批判していることについて、日本は台湾との関係を非政府間の実務的な関係として維持するとし、中国の批判は当たらないとの考えを示した。

 

岸田外務大臣は閣議のあと記者団に対し、赤間総務副大臣が公務で台湾を訪れたことは、日本と台湾との関係は非政府間の実務的

な関係として維持する、政府のこれまでの方針に変わりはなく、中国側の批判は当たらないという認識を示しました。


赤間総務副大臣は今月25日までの2日間、日本の地域の魅力を発信するイベントに出席するため、公務で台湾を訪れたのに対し、

中国外務省の華春瑩報道官は27日、「台湾とは民間および地域的な往来だけを行うという約束に反しており、断固として反対する」と

述べ、日本政府に抗議したことを明らかにしました。

これについて、岸田外務大臣は閣議のあと記者団に対し、「赤間副大臣は、日本の地方の魅力発信のために台湾を訪問したものだ。

わが国の台湾に対する基本的な方針である、非政府間の実務的な関係に反するものではない」と述べました。

そのうえで、岸田大臣は「日本と中国との関係は大変重要だと考えており、戦略的互恵関係の下、関係を前進させていきたい」と述べ

ました。

高市総務大臣は、閣議のあと、記者団に対し「赤間副大臣は、日本と台湾の間の協力と交流のさらなる深化を図っていくという観点か

ら、外務省からの依頼に基づいて、イベントに出席した。日本の地域の魅力を知ってもらうとともに、今後の訪日者増加を呼びかけるこ

とができた」と述べました。

菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「日本と台湾は緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーで、理解を深めること

は意義がある。台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していく立場を踏まえ、協力と交流は進めていきたい」と述べました。