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北朝鮮ICBM、日本海側から発射か=米研究所

2017-01-24 21:39:33 | 北朝鮮

対北朝鮮ミサイルへの動きが慌ただしくなってきました。

北朝鮮ICBM、日本海側から発射か=米研究所

2017/01/24-14:15  時事通信

【ワシントン時事】米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の米韓研究所は23日、北朝鮮が開発中と主張している大陸間弾道ミサイル(ICBM)について、日本海に面した東部の元山から発射される可能性があるとの見解を明らかにした。


 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は1日、「ICBMの試射準備が最終段階に達した」と表明。韓国の聯合ニュースは先に、ICBMとみられる北朝鮮の新型ミサイル2基が移動式発射台に搭載され、「金委員長の命令が下されれば、いつでも発射できる状態」と報じている。


 米韓研究所によれば、元山の発射試験場は2016年5月か6月ごろ開設。北朝鮮は同年、元山一帯で少なくとも4回、中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射を試みた。人工衛星の画像では、試験場内の道路の舗装が強化されるなど、このところ設備の改良が進められているという。


北朝鮮 元山・葛麻発射場でICBM発射準備=米専門家

2017/01/24 09:22   聯合ニュース

【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮東部・元山の葛麻空港付近の発射場で大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射準備とみられる動きがとらえられた。北朝鮮の軍事問題に詳しい米国の専門家ジョセフ・バミューデス氏がこの地域を撮影した衛星写真を比較分析し、23日(米東部時間)までに米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」に寄稿した。

米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の米韓研究所が公表した北朝鮮東部・元山にあるミサイル発射試験場の衛星写真(エアバス・ディフェンス・アンド・スペース提供)=10日撮影

同氏は「(北朝鮮は)この3カ月の間に、東海岸の葛麻空港の横にある葛麻ミサイル発射場の進入路を再び平らにならし、砂利で舗装もした」とし、これを中距離弾道ミサイルのムスダンより重いミサイル、すなわちICBMを扱う準備だと主張した。


 北朝鮮は昨年6月に葛麻発射場からムスダンの発射に成功したとされる。


 バミューデス氏は「葛麻発射場内に一辺11メートルの正方形にならされた場所が見つかった」と述べた。既存の発射台に加え、弾道ミサイルを発射できる新たな発射台を設置する作業の可能性もあるという。


 また、発射台に近い所には地面を新たに掘った痕跡があるとし、「ICBM発射時のために遠隔の測定・撮影装備を設置する工事と見なすことができる」と指摘した。

 

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は1日の「新年の辞」で、ICBMの発射準備作業が大詰め段階だと述べた。その後、韓米の軍事外交当局は北朝鮮がICBMと推定される新型ミサイル2基を製作したことをつかんだ。ICBMの発射実験が近いとの観測もある。

 

 

北ICBM対策に本腰 イージス艦を追加配備=韓国軍

2017/01/24 15:59   聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国軍が北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の動きを探知・追跡するためにイージス駆逐艦1隻を追加配備する。韓国政府関係者が24日、明らかにした。


政府関係者は北朝鮮がICBMを発射する可能性が取り沙汰されていることについて、「イージス艦1隻を東海に追加投入し、ミサイル発射の動きを監視している」と明かした上で「追加配備されたイージス艦は緊急状況が解除されれば母港に戻るなど、弾力的に運営される」と述べた。

 

 イージス駆逐艦は「SPY1D多機能フェーズドアレイ・レーダー」を含むイージス戦闘システムを備え、約1000の標的を同時に探知・追跡して20の標的を同時に攻撃することができる。2012年12月に北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射した際に韓国南西部の辺山半島沖で待機した同艦「世宗大王」は米国と日本のイージス艦より早い、発射後54秒で探知した。

 


 政府関係者はまた「空軍の早期警戒管制機E737(ピースアイ)にもICBMの探知任務が与えられた」と伝えた。

 


 「空飛ぶ指揮所」と呼ばれるピースアイは最新型の多機能電子式フェーズドアレイ・レーダーや電子装備を搭載している。レーダーは約1000の飛翔体の同時探知と360度監視が可能で、山岳地帯に低高度で侵入した機体も捉えることができる。

 


 韓国軍当局は、北朝鮮がこのほど新型ICBMを2基製作したと見ており、北朝鮮北西部・平安北道のバンヒョン飛行場や東部・元山など、ICBMを発射しそうな場所に対する監視態勢を強化した。

 


 また北朝鮮のICBMを探知・追跡するため、今月9日にハワイを出発した米国の海上配備型早期警戒レーダー(SBX)は西太平洋海上に到着し、任務を遂行している。 

 


 探知距離が2000キロを超えるこのレーダーは全長116メートル、高さ85メートル、重量5万トンで、サッカー場程度の大きさの甲板に巨大なレーダードームを搭載し、大気圏外から飛んでくる弾道ミサイルを探知して迎撃態勢に通知する機能を持つ。

 


 北朝鮮のICBM探知・追跡のため、韓国軍だけでなく米国や日本のイージス艦も東海上で活動中だ。

 

 米国と日本は有事の際に北朝鮮のICBMを破壊するための迎撃態勢を整えているとされる。

 


 米国のICBM迎撃態勢に対し、北朝鮮は朝鮮労働党の機関紙、労働新聞を通じて「我々と米国は交戦関係にある」とし、「万一米国が我々の大陸間弾道ロケットに対する迎撃を試みるなら、それはすなわち戦争の導火線に火をつけることになる」と反発している。