露中がスパイ衛星を「だます」?米が危惧
2018年05月22日 02:00 SPUTNIK
CIARQ-1プレデター無人航空機

米海軍は、ロシアと中国が武器を米無人偵察機と偵察衛星からカモフラージュして「隠せる」かを調べるプロジェクトを立ち上げた。
米誌ナショナル・インタレストが報じた。
無人偵察機は戦車やミサイル発射装置を含む大量の情報の波を伝える。こうした量のデータを分析できるのは人工知能(AI)
だけだが、AIを騙すことは簡単だ。例えば、コンピューターは巧妙にカモフラージュしたロシアの戦車を乗用車と間違える
可能性もある。そのため米海軍はどうした手段で混乱させることができるかを明らかにしたいと米誌ナショナル・インタレストは
指摘する。
現在のところ、研究は敵のカモフラージュ手段の分析だけに向けられている。米国防総省も露中のシステムから自国兵器を「隠す」
必要があるとの指令はまだないという。
飛行機「すぐに撃墜される」 米空軍が露中の地対空ミサイルを危惧
2018年05月22日 10:56 SPUTNIK
戦闘指揮管制機E8(JSTARS)
戦闘指揮管制機E8(JSTARS)は最新の改良をしてもロシアや中国との対立の際には無意味になると、ヘザー・ウィルソン
空軍長官が述べた。サイト「Air Force Time」が報じた。
「露中の地対空ミサイルは射程距離が大きく、飛行機は衝突の初日にも撃墜されるだろう」とヘザー・ウィルソン空軍長官が指摘した。
上院議員らは軍部と共に、JSTARS機の代わりを探す価値はあるかを話し合った。代替案の1つは、有人・無人機さらに
人工衛星からのデータを収集する新たな統合戦闘指揮管制システムを開発すること。
ウィルソン氏によると、新プラットフォームの開発には70億ドル(約7800億円)が追加で必要だという。