EUに残りたい」 アイルランド旅券に申請殺到、検索急増
2016/06/24 CNN
欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票で離脱派が勝利したことを受け、英国民の間ではEU市民権を保持する方法を必死に探
す動きが始まった。
米グーグルの検索エンジンのデータによると、アイルランドのパスポートの取得方法を調べる英国からの検索が急増している。
アイルランドの法律によれば、アイルランド人の両親から生まれた英国民はアイルランドのパスポートを保有する資格を持つ。
祖父母がアイルランド人の 場合もパスポートの申請が可能だ。
2005年以前に北アイルランドで生まれた人もみなアイルランド市民権を取得できるが、
これ以降に生まれた場合は一定の 制限がかかる。
問い合わせの件数が増えたことを受け、
首都ダブリンに事務所を置くアイルランドのパスポート当局は24日朝、情報を求める人のためのガイドラインを発表した。
英国の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定したことを受け、2014年の住民投票で英国からの独立を否決したスコットランド
では独立機運が再燃している。
北アイルランドでも英国からの離脱を求める声が強まっており、英連合王国崩壊への懸念さえ出始めている。
EU離脱 「スコットランド独立」再燃 英連合崩壊の懸念
2016/6/25 毎日新聞
スコットランド自治政府のスタージョン首相はEU残留を呼び掛ける一方、国民投票で離脱派が勝利すれば「再度、独立を問う住民投
票を実施する」と強調し てきた。
スコットランドでは残留支持が62%に上り、英国全体と逆の結果となった。首相は24日、「EUに残るためなら何でもする。
住民投票の用意をすべ きだ」との声明を発表。住民投票を実施し、独立が支持されれば、スコットランド単独でEUに加わる可能性を
にじませた。
北アイルランドでは、アイルランドとの統合を主張する野党シン・フェイン党などがEU残留を訴えてきた。
離脱となれば、EUに属するアイルランドとの関 係が疎遠になるためだ。
北アイルランドでも残留支持が56%で全体と逆の結果になり、AFP通信によると同党のデクラン・キアニー幹事長は24日、「(南 北)
アイルランド統一に向けた住民投票を今こそ実施すべきだ」と述べ、英国からの離脱を呼び掛けた。
英国のメージャー元首相は国民投票前、「連合王国が分裂してしまう」と残留を呼び掛けていた。
住民投票の動きが広がれば、この懸念が現実化しかねない。
スコットランド、北アイルランド、ロンドン(これはちょっと無理でしょう)が独立へ動いています。
イギリスはこの先バラバラになってしまう可能性が大きくなってきました。
地理的に分裂が避けられたとしても、国内の対立は深刻なです。
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