♪Merci sarie♪(メルシィーサリエ)

読んだ本の紹介や趣味の「あみぐるみ」中心の
ブログです。

あみぐるみ『126号・127号』の( ̄(||) ̄)ブヒ♪

2008年11月26日 | あみぐるみ
 

今回のあみぐるみは
子ブタを2匹作りました

こちらは『126号』 ( ̄(||) ̄)
赤いドレスにパール調のネックレスをあしらい
ついでに
足元にもプチっとパールを乗っけてみました~ 



もう1匹は『127号』 ( ̄(||) ̄) 
この子には、白いエプロンをつけてみました~ 

頭がちょっと寂しかったので
ベレー帽をチョコンと乗せてま~す



この『127号』
例によって、例の人に・・・(苦笑)

この子を完成させて、母に
「ちょっと、見てくれる?」と見せたところ
「わ~可愛いね~貰っていいの?」との即答に
私は・・・・

(あげる予定の人がいるんだけど・・・)というセリフを飲み込み
「いいよもう1つ作るから」と
言ってしまったのでした・・・

だってね・・・
あんなに嬉しそうな声出されちゃうとね・・・・(笑)




チビチビ125号はニコちゃんスマイル♪

2008年11月17日 | あみぐるみ

久しぶりの、あみぐるみ「チビチビシリーズ」のUPです

この125号のウサは
お友達「Eちゃん」の里子になりました~

誰からも好かれる、可愛らしい魅力をもった彼女に
スマイルマークはぴったりなのです

このウサを渡した時に見せてくれた反応は
作り手としては、とっても嬉しいものでした~
お陰で、創作意欲が湧いてきましたよ~ 

そろそろ
編み物に適した季節になったので
また、制作活動を開始しようかな~と思いま~す

上橋菜穂子 著「精霊の守り人・闇の守り人・夢の守り人」3部

2008年11月08日 | 

    

1.精霊の守り人
2.闇の守り人
3.夢の守り人
            上橋菜穂子 著

ようやく、守り人(もりびと)シリーズの最初の3部を読み終えました。

あらすじ
1.精霊の守り人
あちらの世界「ナユグ」からこちらの世界「サグ」を見守る精霊は、100年に一度だけこちらの世界の人に宿って新しく誕生するという。精霊が無事に生まれると、そのさき100年は人の世に大きな災害や飢饉がおきないという。  

2.闇の守り人
女用心棒のバルサは久しぶりに生まれ故郷のカンバル王国にもどる。幼い日、カンバル王に父を殺されたバルサは父の親友ジグロに助けられ、生まれ故郷をあとにしたのだった。しかし、ジグロはそのため汚名を着ることになった。バルサはジグロの汚名を命がけで晴らそうとする。野間児童文学賞、産経児童文化賞受賞の『精霊の守り人』の姉妹編。 

3.夢の守り人 
人の世界とは別の世界で花をつけ実をむすぶその“花”は、人の夢を必要としていた。一方、この世をはかなんでいる者は、花の世界で、永遠に夢を見つづけることを望んだ。いとしい者を花の夢から助けようと、逆に花のために魂を奪われ、人鬼と化すタンダ。タンダを命をかけて助けようとするトロガイとチャグム、そしてバルサ。人を想う心は輪廻のように循環する。 


上橋菜穂子さんの作品には
時として、ヒューマンドラマのような現実味があり
切なく、やるせない気持ちにさせます

それが不思議なファンタジーの世界をより色鮮やかにみせて
くれるのではなか、と思うのです。

彼女の、紡ぐ言葉のひとつにとつから
優しさを感じ、暖かい衣を見にまとったような
読後感さえ味わえるのです。

この守り人シリーズまだ、始まったばかり。
今日は、第4巻の「虚空の旅人」を読み終わったばかりです。

この3部に登場する
女用心棒のバルサですが
以前に読んだデルトラクエストにもバルサという人物が登場してました。
こちらは、男性でしたが・・・・
なので
この作品を読み始めた頃、バルサの名前を目にするたびに
デルトラのバルサを連想してしまって
「ん?・・・・えっと・・・こっちは女、あっちは男・・・」とか

「バルサって平凡な名前なんだろうか・・・」とか

しまいには
「男勝りの女用心棒の名前だから、バルサでいいのか・・・?」
な~んて訳ワカメな事を考えたりして・・・(苦笑)

似たような作品は続けて読まないほうがいいのかもしれません・・・
私のように、頭が切り替えられない単細胞には
ちょっと間を空けて読んだほうがいいのかな~

・・・・とか言っても
読書欲は止められませ~ん 

まぁ・・・ねぇ・・・

こんな誤作動?は、滅多に思いますが・・・(笑)

こんな経験をされてる方
いらっしゃったら、ご一報下さ~~い

(単なる好奇心から?または、単に仲間を見つけて安心したいからか・・・)

・・・悪しからず・・・(苦笑)





 


『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す』全4巻 夢枕獏 著

2008年11月03日 | 
沙門空海 唐の国にて鬼と宴す 全4巻 夢枕獏 著


西暦804年、密を求め遣唐使として長安に入った若き留学僧・空海は、友人の橘逸勢らとともに朝廷をも揺るがす大事件に巻き込まれる…。日本初の世界人の活躍を描く中国歴史伝奇小説。


唐の国より密教を持ち帰り日本国にひろめた「空海」のお話です。

とにかく
面白い!!!
あとがきに著者本人が「ああ~なんという、ど傑作を書いてしまったのだろう」とあるのですが
まさに!
その通りの作品です。
17年の執筆期間を要した超大作なのですから
多少の手前味噌は、いたしかたありませんネ。
でも、最初はですね・・・
巻の一を手に取ったときは、何てものに手を着けてしまったんだろ~と
一瞬、腰が退けておりました・・・(苦笑)
しかし
最終巻の巻の四を読み進むうちに
だんだん寂しくなり、左のページが軽くなり始めると
え~~もう終わっちゃうんだぁ・・・と
物足りなさを感じるほどでした。

テンポ良く、読みやすい構成になっており
難しい人の名前も都市の名前もすんなり受け入れられたような気がしました。
なんといっても
私が好きなのは
空海と親友である橘逸勢(たちばなのはやなり)=空海と共に遣唐使として長安にやってきた儒学生
この2人の小気味良い会話の数々。
まるで
陰陽師の晴明と博雅の会話のように爽やかで面白い
それから
かの世界三代美女に名を連ねる楊貴妃の話なども
興味深く大変面白いものでした。

改めて
空海の偉大さを垣間見た気がしました。
唐の国で、駆け足で密教の最高位である亜闇梨(あじゃり)の位を授かるという
下りでは、読みながら、少々興奮した覚えがあるくらいです(苦笑)

こんなに解かりやすく唐の国について空海について
書いている作品は他には、ないのではないでしょうか。

全4巻を図書館で借りて読んだのですが、単行本も発売されているとのこと。


『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す』全4巻
夢枕 獏 著
徳間書店
2007年08月発売 新書
本体価格:819円(税込:859円)